武満徹作曲賞 審査員紹介

ウンスク・チン

© Eric Richmond / ArenaPAL

2018年度審査員

ウンスク・チン (韓国)
Unsuk Chin (Korea)

応募締切:2017年9月29日[金]18:00

本選演奏会:2018年5月27日[日]15:00

  • プロフィール

作曲家。1961年7月14日、韓国・ソウル生まれ。独学にてピアノと音楽理論を学んだ後、ソウル大学にてスキ・カンに最初の作曲教育を受ける。1985年、《3台のチェロのためのスペクトラ》でガウデアムス国際作曲賞第1位受賞。同年ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生として留学、ハンブルク音楽演劇大学にてリゲティに師事する。1988年ベルリンに移住、ベルリン工科大学電子音楽スタジオにて活動した。

エウリピデスの戯曲をもとにした3人の女声歌手、女声合唱、オーケストラのための《トロイアの女》(1986)ですでに、現代的な語法を使いながらも、抒情的で、聴衆への強い訴求力がはっきりと見て取れる。1991年から93年にかけて作曲された、ソプラノとアンサンブルのための《折句 ─ 言葉の遊戯》は現在までに20カ国以上で演奏され、国際的な作曲家へ躍進するきっかけとなった。

1993年、《santika Ekatala》が東京都制施行50周年記念国際作曲コンクールで最高位を受賞。1997年には《ピアノ・エチュード》がオルレアン国際ピアノコンクールの現代ピアノ作品賞を、2000年にはアンサンブルとエレクトロニクスのための《Xi》(1998)がブールジュ国際電子音楽コンペティションにおいて第1位を受賞している。また、《ヴァイオリン協奏曲》(2001)は、2004年に権威あるグロマイヤー賞を受賞、以降世界各国で演奏されている。

2007年には初のオペラとなる『不思議の国のアリス』がケント・ナガノ指揮によりバイエルン州立歌劇場において初演され、オペルンヴェルト誌の年間最優秀初演作品賞を受賞しており、続編となるオペラ『鏡の国のアリス』は英国ロイヤル・オペラの委嘱により2018/19のシーズンに初演が予定されている。また、オーケストラのための《ロカナ》(2008)、中国笙とオーケストラのための協奏曲《シュウ》(2009)も高い評価を受け再演を重ねている。

アルノルト・シェーンベルク賞(2005)、ハイデルベルク女性芸術家賞(2007)、ブリティッシュ・コンポーザー・アワード(2009)、モナコ・プリンス・ピエール財団作曲賞(2010)、ホアム(湖巌)賞芸術賞(2012)など受賞歴多数。2006年よりソウル・フィルハーモニー管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスおよびコンテンポラリー・ミュージック・シリーズ芸術監督、2011年からはフィルハーモニア管弦楽団現代音楽シリーズ「ミュージック・オブ・トゥデイ」芸術監督をつとめている。

作品はBoosey & Hawkesから出版されている。


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