武満徹作曲賞 審査員紹介

ペーテル・エトヴェシュ

© Wilfried Hoesl

2014年度審査員

ペーテル・エトヴェシュ(ハンガリー)
Peter Eötvös (Hungary)

受賞者決定(2014.5.25)

本選演奏会:2014年5月25日[日]15:00

コンポージアム2014(本選演奏会を含む東京オペラシティの同時代音楽企画)
  • プロフィール

作曲家/指揮者。1944年1月2日、当時ハンガリー領だったトランシルヴァニア地方のセーケィウドヴァルヘィ生まれ。ブダペスト音楽院で作曲を、ケルン音楽大学で指揮を学んだ後、シュトックハウゼン・アンサンブルと定期的に共演(1968-1976)、ケルンの西ドイツ放送電子音楽スタジオでも活動した(1971-1979)。1978年、ピエール・ブーレーズに招かれ、IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)の開設記念コンサートを指揮し、引き続きアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督に就任、1991年までその職を務めた。1980年の「プロムス」デビュー以来、指揮者として、BBC交響楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、エーテボリ交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、ミラノ・スカラ座、ロイヤル・オペラ・ハウス、ブリュッセル・モネ劇場、グラインドボーン・オペラ、パリ・シャトレ座など、世界の主要オーケストラ・歌劇場に定期的に客演している。

作曲家としては、伝統的な西洋音楽から現代音楽、電子音楽、さらに民俗音楽にわたる広範な音楽要素を、洗練された手法で自在に融合する作風を特徴とし、特に1990年代以降、声楽と管弦楽のための《アトランティス》(1995)やオペラ『三人姉妹』(1996-1997)などの大規模作品の成功により、一気に世界的な名声を獲得。近年も、トニー・クシュナーの同名戯曲に基づく『エンジェルズ・イン・アメリカ』(2002-2004)や、『更級日記』による『レディ・サラシナ』(2007)などのオペラをはじめ、《アトランティス》の続編にあたる《IMA》(2002)、トランペット協奏曲《ジェットストリーム》(2002)、ヴァイオリンとオーケストラのための《セブン-コロンビア宇宙飛行士への追悼-》(2006/2007)などの管弦楽作品を次々と発表、いずれも大きな話題となり、各地で再演を重ねている。

また、カールスルーエ音楽大学教授、ケルン音楽大学教授を歴任したほか、1991年には「国際エトヴェシュ・インスティテュート」を、さらに2004年に「ペーテル・エトヴェシュ現代音楽財団」を設立し、若い作曲家と指揮者のためのマスタークラスやワークショップを世界各地で展開するなど、教育者としても熱心な活動を続けている。

これまでにバルトーク賞(1997)、フランス批評家大賞(1998)、ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ音楽賞(2002)、カンヌ音楽祭「ベスト・リヴィング・コンポーザー」(2004)、モナコ・プリンス・ピエール財団作曲賞(2008)、ヴェネツィア・ヴィエンナーレ金獅子賞(2011)など受賞多数。

作品は、Editio Musica Budapest、Salabert、Ricordi München、Schott Music、およびPeter Eötvös Composition Studioから出版されている。


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東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール


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