展示構成
Exhibition

好きなことを好きなだけ。 和田誠をめぐる30のトピック。

和田誠の輪郭をとらえるうえで欠くことのできない、およそ30のトピックスを軸に、約2,800点の作品や資料を紹介します。

  • 未来を予感させる子どもの頃の絵や映画日記「和田誠になるまで」
  • 「ピース」の広告も手がけた「ライトパブリシティの時代」
先生の似顔絵による時間割
1953 高校2年生
多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵
「ピース」雑誌広告
1960代
日本専売公社 多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵
  • 独特の色彩と大胆な構成で映画ファンを夢中にさせた「日活名画座」
  • 文化的交流が後の仕事にもつながった「草月アートセンター」 の仕事
「新宿日活名画座」ポスター
1959
「草月ミュージック・イン 第18回」ポスター
1962
草月アートセンター
  • 作りたいものは自分で作る。最初の絵本は「私家版絵本」
  • 大胆な発想でのびのびと「谷川俊太郎との仕事」
  • グラフィカルでアイデア満載、画法もバラエティに富んだ「絵本」
『しりとり』(文・谷川俊太郎)
1965
私家版
『とぶ』(文・谷川俊太郎)
1978
福音館書店
多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵
『ぬすまれた月』
1963
岩崎書店
多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵
  • 楽しくやさしく「子ども向け挿絵」
  • 回文、しりとり、数え歌。ことばあそびの魅力「ことばのこばこ」
  • 挿絵、訳詞も手がけたライフワーク「マザー・グースの世界」
『ぼくは王さま』(文・寺村輝夫)表紙
1967
理論社
多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵
『ことばのこばこ』
1995
瑞雲舎(1981初版 すばる書房)
『マザー・グース 1』(訳・谷川俊太郎)表紙
1984
講談社
  • 「みんなのうた」第一回は和田誠の「アニメーション」
  • 趣味の域を超えるあたたかなメロディ「作曲」
  • 一流の映画ファンは一流の「映画監督」
「MURDER!」アニメーション
1964
多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵
「快盗ルビイ」映画ポスター
1988
  • 音楽、映画、ショービズ、青年期を綴る「エッセイ」
  • 手がけた書籍は2000冊以上「装丁」
  • 装丁に見る「和田文字」
  • 初めての本は1960年「著書200冊」
『お楽しみはこれからだ』
1975
文藝春秋
『恋する音楽小説』(著・阿川佐和子)装丁
2001
講談社
  • 31センチ角の舞台「LPジャケット」
  • 少ない要素で特徴をつかむ職人芸「似顔絵」
  • 音楽、劇場、映画、広告など幅広く「ポスター」
『PIANIC PIANISM』ジャケット
1977
日本コロムビア
『「徹子の部屋」の30年』表紙
2007
講談社
「アムネスティ・インターナショナル」ポスター
1998
  • 革新的雑誌のアートディレクション「話の特集」
  • 真面目に遊ぶ「パロディ」
  • クスッと笑えるユーモアのひとコマ「漫画」
「新・雪国」『話の特集』
1973
話の特集社
多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵
『サニーサイドアップ』表紙
1980
CBSソニー出版
多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵
  • シンプルでぬくもりのある「ロゴ・マーク」
  • 長く続いたシリーズ「ロングランの仕事」
  • 描いた表紙は約2000点、40年続いた「週刊文春」
「ガーリック・レコード」ロゴ
1970
『週刊文春』表紙
1977
  • お気に入りのモチーフ「猫」
  • 愛情豊かに「家族との仕事」
  • 絵ができるまで「ただいま制作中」
  • 83年間の膨大な仕事を視覚的にたどる「ビジュアル年表」