B→C バッハからコンテンポラリーへ
151 金子三勇士(ピアノ)

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日時:
2013年4月23日[火]19:00
会場:
リサイタルホール     ホールへの行き方

人気・実力ともに兼ね備えた
次代を担うピアニストのB→C!

  • 【アンコール曲】 ・J.S.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV816より「サラバンド」

[出演]

ピアノ:金子三勇士

[曲目]

  • J.S.バッハ:フランス組曲第6番 ホ長調 BWV817
  • バルトーク《ミクロコスモス》から
    第79番「J.S.B.へのオマージュ」
    第142番「ハエの日記から」
    第146番「オスティナート」
  • リゲティ:《ピアノのための練習曲集第2巻》から「金属」(1989)
  • ヴェイネル:《ハンガリー農民の歌》op.19aから「酔いどれ農夫」
    《ハンガリー農民の歌》op.33から「変奏曲」
  • リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調
  • コダーイ:《7つの小品》op.11から「巷に雨の降るごとく」
  • 武満 徹:雨の樹 素描 II ─ オリヴィエ・メシアンの追憶に(1992)
  • ショパン:前奏曲 変ニ長調「雨だれ」
  • リスト:愛の夢 ─ 3つのノクターン第3番
  • 吉松 隆:《4つの小さな夢の歌》(1997)から「5月の夢の歌」
  • 西村 朗:白昼夢(2009)
  • バルトーク:ピアノ・ソナタ

  • チケット情報
  • 公演について
  • 出演者プロフィール
  • インタビュー

チケット情報

[料金]全席自由
¥3,000(税込)
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :12月14日[金](特典:10%割引)
一般発売:12月21日[金]
インターネット予約受付開始(予定):12月25日[火]10:00〜
[チケット取り扱い]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:186-023)

公演について


Photo: Kei Uesugi


B→C16年目のシーズン。そのトップバッターは、人気・実力ともに兼ね備え、若手ピアニストのなかでも群を抜いた存在感を放つ金子三勇士です。
バッハと現代作品を軸に、演奏家が自由にプログラムを組むこのシリーズで、彼は「日本人であり、ハンガリー人でもある自分は、やはりこの二つの祖国から生まれた音楽を選びたい。そして音の世界でも日本とハンガリーのコネクションを探してみたい。」と考えました。
バッハから一気にハンガリーの近代音楽の世界へと入った後は、現代的な響きや民俗音楽の要素も紹介し、後半では「雨」、「夢」といった同じテーマやタイトルの作品を3曲ずつ並べ、それぞれの共通点や違いの面白さにも注目してほしいのだそう。そして最後に弾くのは、彼が近現代の作品のなかで最も感動を覚えたというバルトークのピアノ・ソナタ。
2010年にデビューCDをリリース、翌年リサイタルデビューを果たして以降、多忙な演奏活動をおくる彼は「バロックから現代までどの時代の作品も自由に演奏できる、幅の広いピアニストになりたい。自分の音、音楽、表現をもっともっと磨き、よりグローバルな場で活動したい。」という目標に向かって、一歩一歩高みをめざしています。その大切な一歩として挑戦するB→C、どうぞお楽しみに。

出演者プロフィール

金子三勇士(ピアノ)

Miyuji Kaneko, piano
Photo: Kei Uesugi
1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。6歳で単身ハンガリーに渡りバルトーク音楽小学校にてハンガリーのピアノ教育第一人者 チェ・ナジュ・タマーシュネーに師事。1997年と2000年に全国連弾コンクール優勝、2001年には全国ピアノコンクール9〜11歳の部で優勝。2001年、飛び級(11歳)で国立リスト音楽院大学ピアノ科に入学、エックハルト・ガーボル、ケヴェハージ・ジュンジ 、ワグナー・リタに師事。2006年、ピアノ科全課程修了とともに日本に帰国、東京音楽大学付属高等学校に編入し、清水和音、迫昭嘉、三浦捷子に師事。2010年10月にリリースされたデビューアルバム『プレイズ・リスト』はレコード芸術誌の特選盤に選ばれた。2011年第12回ホテルオークラ音楽賞を受賞。2012年第22回出光音楽賞を受賞。また優れた若手芸術家を支援するために設立されたアーカイム日露友好協会の奨学生となる。これまでに、小林研一郎指揮/読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団(現日本センチュリー交響楽団)、下野竜也指揮/京都市交響楽団などと共演。海外ではハンガリー、アメリカ、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、ギリシャ、ルーマニア、チェコ、ポーランド、中国などで演奏活動を行なう。東京音楽大学ピアノ演奏家コースを首席で卒業し、現在、東京音楽大学大学院器楽専攻鍵盤楽器研究領域に在籍中。
2005年、バラッシャジャルマット国際コンクール グランプリ優勝、同年コンツェルテウム・ギリシャ国際コンクール優勝。2006年、シンメルUSASU 国際ピアノコンクール優勝(米国)。2008年、バルトーク国際ピアノコンクール優勝。

インタビュー


Photo: Kei Uesugi
金子 三勇士

「B→C」16年目のトップバッターは、バルトーク国際ピアノコンクールをはじめ、数々の国際コンクールの覇者で、人気・実力ともに兼ね備えたピアニスト 金子三勇士です。ピアノを習い始めたきっかけから、ハンガリーのピアノ教育について、日本人の父とハンガリー人の母をもつ彼ならではの今回のプログラムについてなど、語っていただきました。


金子さんがピアノを始めたきっかけを教えてください

幼い頃、ハンガリーから子育てを手伝いにきてくれた音楽家の祖母と一緒に、日常生活の中で歌を歌ったりピアノを弾いたりと遊び感覚で音楽を楽しんでいました。2歳の時、その祖母からバルトークのピアノ作品集《子供のために》のCDをプレゼントされ、初めて聴いたその音色に魅力を感じて、本格的にピアノを始めました。


ハンガリーのバルトーク音楽小学校へ入るために、お一人で留学したそうですね。

1996年、6歳でハンガリーに行き、祖父母の家から一般の小学校とバルトーク音楽小学校に通い始めました。その前に家族旅行でハンガリーに行った際、ピアノ教育の第一人者でバルトーク音楽小学校のジュジャ先生にレッスンをしていただいたのですが、先生はとても優しい方で、大変ほめ上手。レッスンがとても楽しかったので、この先生と音楽の勉強をしたいと思うようになりました。すぐ両親に相談しましたが、家族皆でハンガリーに住むことはできず、もちろん家族の中では色々な意見があったようですが、最終的には私の強い希望を受け入れてくれました。


その後、11歳の時に飛び級でリスト音楽院へ進まれました。

私が最も尊敬する作曲家フランツ・リストが創立したリスト音楽院では5年間学んできました。リストが弟子たちに教えていたように、現代のリスト音楽院でもバロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリー作りが行われています。私もバッハからリゲティまで沢山の作品を勉強する機会をいただきました。
日本ではまず細かい部分から作品を組み立てていき、土台をしっかり作ってから表現や感情の幅を広げていくように感じますが、ハンガリーでは一つの作品について、まずは背景を見て、幅広く様々な角度から研究し、勉強していくのが印象的でしたね。そしてバルトーク音楽小学校でもリスト音楽院でも、レッスンや授業の時間に先生と美術館や図書館に行ったり、町中を散歩しながらただ会話をすることもめずらしくありませんでした。歴史的な街、場所、建造物、美術品、記録資料、景色、空気、食べ物。すべて本物を見て、触れて、味わうことができる何よりも貴重な経験だったと思っています。


さて今回のB→Cでは、ハンガリーと日本がキーワードだそうですね。

日本人であり、ハンガリー人でもある自分としては、やはり日本とハンガリーの作曲家を選ばなければ…と思いました。そして遠くルーツをさかのぼればハンガリー人も日本人と同じアジア系の民族だったわけで、いわば遠い遠い親戚のようなもの。音の世界でもそのコネクションを探してみようと考えたのです。
バッハは私の大好きな《フランス組曲》からとても明るいキャラクターの第6番を演奏します。《ミクロコスモス》の「ハエの日記から」と「オスティナート」は現代的な旋律とリズムが特徴です。その世界観を引き継いだかのようなリゲティの練習曲を次に選んでみました。そのほかヴェイネルの作品などを通して、多くのハンガリー人作曲家達が取り入れているハンガリーの民俗音楽や踊り、有名な歌などの特徴をご紹介したいと思っています。
後半では同じテーマやタイトルの作品を3つずつ並べ、それぞれの共通点や違いの面白さに注目していただきたいですね。コダーイ、武満徹、ショパンの3曲では「雨」、リスト、吉松隆、西村朗の3つの作品では「夢」をモチーフにしています。ちなみに西村さんの《白昼夢》は今回初めて演奏させていただくので、それも楽しみです。
最後は近現代の作品の中で私が最も感動を覚えた名曲、バルトークのピアノ・ソナタを入れさせていただきました。


ところで、金子さんはどんなキャラクターの方なのでしょうか?

基本的には明るい性格だと思います。人と会ったり、話をするのがとても好きです。日常生活では普通ですが、「仕事モード」に入ると結構ストイックかもしれません。好きなスポーツは水泳とランニング、趣味は料理、旅行、漢字の勉強です。


今後、どのようなピアニストを、音楽家を目指されるのでしょうか?

音楽は私の人生、ピアノはよき相棒。もっともっと自分の音、音楽、そして表現を磨いていくことを心がけています。そして音楽家としても、人としても沢山の事に挑戦し、よりグローバルに活動していきたいです。


最後に、このB→Cに向けての意気込みや抱負をどうぞ。

自分の目標は、リスト音楽院で学んでいた頃から「バロックから現代までどの時代の作品も自由に演奏できる、幅の広いピアニストになること」でした。B→Cはその目標に向けての大切な一歩として挑戦したいと思っています。そして皆様にぜひ、クラシック音楽の歴史、そして世界の幅の広さを楽しんでいただきたいですね。

*曲目、演奏曲順、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。


主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:日本生命保険相互会社

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