B→C バッハからコンテンポラリーへ
149 米元響子(ヴァイオリン)
- 日時:
- 2013年2月19日[火]19:00
- 会場:
- リサイタルホール ホールへの行き方
若き国際派ヴァイオリニストの現在をB→Cで聴く!
・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
・ラヴェル:ハバネラ形式の小品
[出演]
ヴァイオリン:米元響子
ピアノ:佐藤卓史 *
[曲目]
- J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
- 武満 徹:十一月の霧と菊の彼方から(1983)*
- C.ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ *
- E.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調op27-3「バラード」
- 三善 晃:ヴァイオリンのための《鏡》(1981)
- O.レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 *
*演奏者本人の希望により、予定されておりましたイザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調op.27-2は、イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調op27-3「バラード」に変更となりました。(2013/2/19)
チケット情報
- [料金]全席自由
- ¥3,000(税込)
- [チケット発売日]
- Arts友の会優先発売 :10月12日[金](特典:10%割引)
一般発売:10月19日[金]
インターネット予約受付開始(予定):10月23日[火]10:00〜 - [チケット取り扱い]
- 東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:181-392)
公演について
© 武藤章
これまでも、そして今も“最も期待される若手ヴァイオリニストの一人”と呼ばれるにふさわしい存在感を放っている米元響子。その彼女のB→Cは、自分の手の内に入ったレパートリーからプログラムを編み出すのではなく、コンセプトそのものから選曲まで一から手掛けたリサイタルです。
自分のルーツとして彼女が大切にしているフランス音楽を中心にコントラストを成す選曲は、バッハとのコントラストも聴かせたいイザイ、同時期に書かれながら現れる音楽は対照的で面白いと語るドビュッシーとレスピーギ、そこに三善、武満の響きが織り込まれたもの。とりわけドビュッシーのソナタは、パリ留学時代の師プーレ氏の父と作曲者本人とで初演された事もあり、その音楽の真髄を直接受け継いだと自覚する思い入れたっぷりな曲です。
パリ留学から始まったヨーロッパ生活も早10年。現在もベルギーを拠点とし、2012年8月にはオランダ・マーストリヒト音楽院を卒業。その後は演奏活動をメインに据えつつ、同音楽院で指導者としてのキャリアもスタートさせました。この“教える”という新たな立ち位置は、今までとは違う視点から音楽や物事を見つめられ、良い刺激が彼女にフィードバックされている様子。これまで磨き続けてきた音楽性とヨーロッパで培ってきたスケールの大きな演奏を、彼女にとっての“冒険の旅”=B→Cでたっぷりご堪能ください!
出演者プロフィール
米元響子(ヴァイオリン)

1984年生まれ。桐朋学園「子供のための音楽教室」で鈴木亜久里氏に師事し、後に海野義雄氏に師事。2003年パリに移り、ジェラール・プーレに師事した。2004年からオランダとイタリアでボリス・ベルキンに師事している。ヨーロッパでリサイタル及びオーケストラとの共演を行っており、日本ではほとんどのオーケストラと共演している。2008年3月、「出光音楽賞」を受賞。同年8月にイタリアのトスカーナでヴィオラのユーリ・バシュメットと共演した。2009年と2010年、モスクワに招かれ、名器グァルネリ・デル・ジュスの“エクス・ヴュータン”(1741年製作。アンリ・ヴュータンが使用。)を使用してヴュータンのヴァイオリン協奏曲を演奏した。
現在、ベルギー在住。ローム ミュージック ファンデーション奨学生。2011年度ヤマハ留学奨学生。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:日本生命保険相互会社