東京オペラシティ
ウィークデイ・ティータイム・コンサート

東京オペラシティ ウィークデイ・ティータイム・コンサートチラシ

チラシ拡大

日時:
2005年5月17日[火]14:00
会場:
コンサートホール     ホールへの行き方   座席図

夜間や休日にコンサートに出かける機会が持てない・・・
と言う方、お待たせしました!
平日の昼さがり、おとなのための気軽で本格的なオーケストラ・コンサートです!

  • 【アンコール曲】 ビゼー:「アルルの女」第1組曲より アダージョ
    ラ・クンパルシータ
    シュトルツ:ウィーンからようこそ

[出演]

指揮・お話:大町陽一郎
東京フィルハーモニー交響楽団

[曲目]

  • スッペ:喜歌劇「ウィーンの朝、昼、晩」序曲
  • スッペ:行進曲「おお、わがオーストリア」
  • J.シュトラウス II:ワルツ「ウィーンの森の物語」
  • シュトルツ:国連行進曲
  • マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
  • ビゼー:「アルルの女」第2組曲
  • ラヴェル:ボレロ

【各サービスのご案内】
● お得なグループ割引
お問い合わせは、東京オペラシティ文化財団:営業担当まで 03-5353-0770(月~金)
● 地下駐車場 料金割引
当公演へ車でご来場のお客様に、東京オペラシティ地下駐車場(B2F)1時間分(500円分)の駐車券を発行いたします。
開場時または休憩時に、入庫時に発行された「駐車券」をホールのビュッフェまでお持ちください。
● 手作りクッキーサービス
当日、ビュッフェでのコーヒー、紅茶、ソフトドリンク(各400円)に、手作りクッキーのサービスがあります。
● 託児サービスがございます(有料・要予約)
お問い合わせ:イベント託児 マザーズ 03-3294-1544
http://www.mothers-inc.co.jp/

*未就学児のホール内への入場はできません。
  • チケット情報
  • 公演について
  • 出演者プロフィール

チケット情報

[料金](全席指定・税込)
S:¥5,000 A:¥4,000 B:¥3,000
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :2月11日[金・祝](特典:10%割引)
一般発売 :2月18日[金]
インターネット予約受付開始(予定) :2月22日[火]10:00~
[チケット取り扱い]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:192-700)
イープラス http://eplus.jp/
ローソンチケット 0570-000-407(Lコード:39465)
CNプレイガイド 0570-08-9990

*「東京フィルフレンズ」会員の方は、本公演に限り10%割引でお求めいただけます。
お電話でのご予約(03-5353-9999)をご利用ください。
(インターネット予約では通常の「相互割引(5%割引)」となりますのでご注意ください。)

公演について

★音楽会に行きたくても、夜間の外出は危ないし、帰りも遅くなるので大変。 
★休日は一人で出かける時間がなかなかとれない。
★平日にしかお休みがとれない……。

 コンサートを主催していると、ご年配の方を中心に、このような声が寄せられます。現代日本社会の高齢化を反映しているのかもしれません。もちろん、平日の昼間に開催されている室内楽やサロンコンサートなどは今でもたくさんあります。しかし、本格的なオーケストラの演奏会となると、まだまだ夜の演奏会がほとんどです。クラシック音楽が好きな方にとって、オーケストラの魅力はかけがえのないもの。なじみの名曲の生演奏を、時間を気にすることなく聴いてみたい、と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか…。
 そこで、そのような方たちのために、平日の午後、ゆったりとオーケストラの演奏を楽しむチャンスを作りました。美しい小品からダイナミックな大編成曲まで、オーケストラを聴く醍醐味にあふれた名曲と、指揮者・大町陽一郎の楽しいお話で、昼さがりのひとときをお過ごしください。駐車料金の割引や託児のサービスもご用意しております。


スペシャルコラム
【晝のコンサート ルーツはウィーン】
大町陽一郎(東京フィルハーモニー交響楽団 専任指揮者)

このコンサートの指揮をつとめてくださる大町陽一郎氏に、昼のコンサートに寄せる期待を綴っていただきました。

コンサートが日本に定着して洋楽というものを一般庶民が楽しむ様になったのは、明治二十三年二月に上野の杜に建てられた東京音楽学校奏楽堂が初めてである。この百十五年前に校舎の一部として建てられたコンサートホールは木造で響きが良く、この大きくはないステージで、われらの洋楽の先達、瀧廉太郎、山田耕筰らが演奏した由緒あるホールは永い事日本の唯一のコンサートホールとして、又唯一のオペラ上演の場所として重要な役割を果し、今は東京芸大より数百メートルの森の中に当時のまゝに再建されてコンサートなどに使われているのが旧奏楽堂である。
 このホールにはステージの両側にかなりの大きい採光窓が設置されていて、場内の照明を使わなくとも演奏が可能な様に設計されている。これはヨーロッパの影響である。
 日本の演奏会場としては日比谷公会堂、東京文化会館という音楽会場は段々と拡大され外光の一切入らない晝間でも夜でも照明でコンサートが催されるのが常となった。
 ウィーン・フィルが一八四二年に当時の宮廷オペラ管弦楽団の団員達が旗上したのは、王宮の中で広い自然採光もあるレドゥーテンザール(假面舞踏会大ホール)であった。
 ウィーン宮廷オペラ劇場は夜上演されていたので、オペラの伴奏にあき足らなかった楽員同志が、自分の自由になる時間、つまり晝間にコンサートを開いたのが今のウィーン・フィルの定期コンサートの始めであり、開始時間は日曜は午前十一時、土曜は午後三時半という時間帯で行なわれるのが常だった。
 今はウィーン・フィルはニューイヤーコンサートで有名なウィーン楽友協会大ホール、黄金の間、という普段定期公演を行っているホールで行われているが、朝の十一時のコンサートに朝日が窓より射し込んで黄金の間が金色に輝く中でのウィーン・フィルの演奏会は、ウィーンならではの至福の時である。
 コンサートは夜に行われるのが普通といわれている日本でも聴衆の様々なニーズにより、晝のコンサートというのが盛んになってきそうだ。既に午後のコンサートは定着してきて演奏会が終って外へ出ると未だ明るくゆっくり夕食をとる事が出来、早目に帰宅出来るというメリットが評価されている。
 ヨーロッパの夜のコンサートには晝間の仕事着では行かず、一度自宅に戻って、きちんとした服装で出直すというのがしきたりで確かに男性は黒の上下、婦人方は昔はロングドレスだったが今はカクテルドレス風の人が殆んどで胸にネックレスできめている人が多い。
 ヨーロッパではオペラにしろコンサートにしろ夜七時半開演が多いが、ビュッフェでサンドヰッチや軽食をとる人が圧倒的に多い所をみるとこの時間は公演の前に夕食をとるには早すぎ、公演の後では遅すぎるという事が判る。東京では通勤に二時間かけている人が多い事を考えると、夜の公演はアンコールを聞いている暇もないのではないか?
 日本人は今迄ガムシャラに働いて今日の繁栄を得た訳だが、これからはゆとりの生活が重要となってくる。音楽程、心に活力を与えてくれるものはない。コンサートに行った事のない人は、雰囲気が堅苦しいからと敬遠する人がいるが、皆で音楽の楽しみを共有する響きの空間でのひとときは、ストレスの多い社会人の憩いの貴重なリフレッシュタイムといえるだろう。自分の仕事のオフの日に、晝のコンサートに行って心の慰めの音楽に明日の活力を見出してほしいというのが私の希いである。

(東京オペラシティArts友の会会報誌「tree」vol.48 より)

出演者プロフィール

大町陽―郎(指揮者)

Yoichiro Omachi, conductor
東京フィルハーモニー交響楽団・専任指揮者
1931年東京に生まれる。1954年東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。在学中、渡邊暁雄、クルト・ヴェスに指揮法を学ぶ。同年ウィーン国立アカデミー留学、スワロフスキーの許で指揮法を学ぶ。1956年指揮科を卒業後は、カール・べーム、ヘルベルト・フォン・カラヤン、フランコ・フェラーラに師事し、60年に日本フィルを指揮して帰国演奏会を開き成功をおさめた。61年より10年間、東京フィルの常任指揮者としてその黄金時代を築く。一方、オペラの指揮者としても二期会や藤原歌劇団などでオペラ、オぺレッタの指揮も数多く行う。68年からはドルトムント市立歌劇団の専属指揮者としても数多くのオペラ、オぺレッタ、バレエ、ミュージカルの公演に従事し、貴重な体験を積む。指揮した外国の主要なオーケストラはベルリン・フィル、ウィーン交響楽団等多数に及び、また、オペラ指揮者としては、ベルリン国立歌劇場、プラーハ・スメタナ国立歌劇場に客演するなど、シンフォニーとオぺラの両面で活躍している国際的指揮者。
 1980年2月、日本人として初めてウィーン国立歌劇場に登場。「バタフライ」を指揮して絶賛を博す。また、8月にはクリーブランド管弦楽団を指揮してアメリカにデビュ-した。1982年より84年にかけてウィーン国立歌劇場の専属指揮者として、オぺラ、バレエの公演を指揮した。1988年より2年間、ケルン日本文化会館館長として、日独文化交流に尽くした功績により1992年春、ドイツ連邦共和国功労勲章「大功労十字」を授与された。1992年10月には日中修交20周年記念公演として、上海歌劇院より招かれて、「トゥーランドット」の中国語による上演を3回指揮した。1995、96年には、北京中央歌劇院によって、北京でのイタリア語による初演を行い、同歌劇院より名誉芸術顧問に任命される。1996年、日本人初のウィーン市名誉ゴールド・メダルを受賞。
 著書には、ロングセラー『クラシック音楽のすすめ』(講談社刊 1965年刊行)があり、2004年4月には、これを改題・改稿した『クラシック音楽を楽しもう!』が角川oneテーマ21シリーズからリニューアル出版されている。
 ドイツ・ヨハン・シュトラウス協会名誉会員。東京芸術大学名誉教授。

ページトップ

東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール


閉じる