武満徹作曲賞 審査員紹介

トーマス・アデス

© Brian Voce

2020年度審査員

トーマス・アデス (イギリス)
Thomas Adès (United Kingdom)

応募締切:2019年9月30日[月]18:00

本選演奏会:2020年5月31日[日]15:00

  • プロフィール

作曲家/ピアニスト/指揮者。1971年3月1日、ロンドン生まれ。12歳からギルドホール音楽演劇学校でピアノと作曲を学び、その後ケンブリッジ大学キングス・カレッジでアレクサンダー・ゲールとロビン・ホロウェイに師事。

初のオペラ『パウダー・ハー・フェイス』(1995)の成功に続き、第二作『テンペスト』(2003)は英国ロイヤル・オペラの委嘱により作曲、自身の指揮による初演の後も様々な場所で再演されており、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場でのライヴを収録したDVDは2013年のグラミー賞に輝いたほか、2015年にはウィーン国立歌劇場でも再演されている。2016年には、ルイス・ブニュエルの映画を基にした三作目のオペラ『皆殺しの天使』がザルツブルク音楽祭で初演された。

アデスの作品を積極的に取り上げている演奏家の中でも、特にサイモン・ラトルは、バーミンガム市交響楽団での音楽監督として最後の演奏会と、ベルリン・フィルの音楽監督として最初の演奏会で《アサイラ》(1997)を取り上げ、2007年には《Tevot》をベルリン・フィルと初演している。またマイケル・ティルソン・トーマスは《ポラリス(北極星)》(2010)をニュー・ワールド交響楽団で初演、同曲は現在クリスタル・パイトの振り付けによるコンテンポラリー・ダンスでも知られている。ほかにも代表的な作品として、ヴァイオリン協奏曲《同心軌道》(2005)、天地創造に題を取ったピアノ協奏曲《イン・セブン・デイズ》(2008)、メゾ・ソプラノ、混声合唱とオーケストラのための《America-A Prophecy》(1999)、メゾ・ソプラノ、バリトンと管弦楽のための《死の舞踏》(2013)、室内アンサンブルのための《Living Toys》(1993)、弦楽四重奏曲《Arcadiana》(1993)、《The Four Quarters》(2011)、《ピアノ五重奏曲》(2001)、チェロとピアノのための《Lieux retrouvés》(2010)、ピアノ独奏曲《Darknesse Visible》(1992)、《Traced Overhead》(1996)、《3つのマズルカ》(2010)、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団初演の合唱曲《The Fayrfax Carol》(1997)などがある。

指揮者としてニューヨーク・フィル、ロサンゼルス・フィル、ボストン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ロンドン響など多くの世界的なオーケストラを指揮するほか、ピアニストとしてもニューヨーク・フィルなどと協奏曲を共演、イアン・ボストリッジとの《冬の旅》や、カーネギー・ホールやバービカン・センターなどでリサイタルを行っている。

《アサイラ》で2000年にはグロマイヤー賞を史上最年少で受賞、同曲と『テンペスト』、《Tevot》はロイヤル・フィルハーモニック協会大規模作品作曲賞を受賞。《Arcadiana》で1999年シーメンス音楽賞、《The Four Quarters》で2012年英国作曲家賞、2015年にはレオニー・ソニング音楽賞を受賞するなど数多くの賞を受賞している。また2016年から3年間、ボストン交響楽団初のアーティスティック・パートナーをつとめている。

作品はFaber Musicから出版されている。


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東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール


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