武満徹作曲賞 審査員紹介

パスカル・デュサパン

© Philippe Gontier
/ Editions Salabert

2021年度審査員

パスカル・デュサパン (フランス)
Pascal Dusapin (France)

応募締切:2020年9月30日[水]18:00

本選演奏会:2021年5月30日[日]15:00

  • プロフィール

作曲家。1955年5月29日、フランス・ナンシーに生まれる。ソルボンヌ大学にて造形芸術、科学、アート、美学を学んだ。またパリ国立高等音楽院でも聴講生として学ぶ。1974〜78年クセナキスの講義を受講、多大な影響をうけている。

最初期の作品、13の弦楽器のための《Souvenir du silence》(1975)、 オーケストラのための《Timée》(1978)がドナトーニらに認められ、サポートを受けるきっかけとなる。1977年ヴォカシオン財団より表彰を受ける。1981年から2年間のローマ・ヴィラ・メディチ滞在で、8つの楽器のための《Fist》、ソプラノ、合唱、8つの楽器のための《Niobé》などを作曲、その世界的キャリアを確立した。1985年にヴェネチア・ビエンナーレの委嘱により作曲したオーケストラのための《Assaï》はドミニク・バグエのバレエ・カンパニーとのコラボレーションにより、多くの都市で演奏されている。

初のオペラ、『ロメオとジュリエット』(1985〜88)に始まり、ハイナー・ミュラーのテクストによる『メディアマテリアル』(1991)、ガートルード・スタインの原作による『To be sung』(1992〜93)、イギリスの作家クリストファー・マーロウの「フォースタス博士」に触発されて作曲された『フォースタス、最後の夜』(2005)などに加えて、2015年にはハインリヒ・フォン・クライストの戯曲による『ペンテジレーア』(2011〜13)がモネ劇場で初演され、特にオペラの分野での活躍は国際的に知られている。そのほかにも、各種楽器の独奏、室内楽、オーケストラと幅広い分野で多くの作品があり、代表的な作品として、1991〜2009年にかけて作曲された《オーケストラのための7つのソロ》(Go / Extenso / Apex / Clam / Exeo / Reverso / Uncut このうちReversoはラトル指揮ベルリン・フィルにより初演された)、チョン・ミョンフン指揮フランス国立放送フィルにより初演されたオーケストラのためのコンセール第1番《ロングアイランドの朝》(2010)、7曲の弦楽四重奏曲、7曲からなる《ピアノのための練習曲》(1999〜2001)、ピアノ協奏曲《A Quia》(2002)などがある。近作には、ルノー・カピュソンにより初演されたヴァイオリン協奏曲《Aufgang》(2011)、ピアノと6つの楽器のためのコンチェルティーノ《Jetzt Genau!》(2012)、シカゴ交響楽団ほかの委嘱によるチェロ協奏曲《アウトスケープ》(2015)などがある。

1993〜94年のシーズンにはリヨン国立管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスをつとめた。1998年トロンボーンとオーケストラのための《WATT》がUNESCO国際作曲家賞(IRC)を受賞。2000年ストラスブールの地方音楽院とFestival Musicaのコンポーザー・イン・レジデンス。2002年ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク賞の作曲家オブ・ザ・イヤー、2005年フランス芸術アカデミー・シーノ・デル・ドゥーカ賞、2007年ダン・デヴィッド賞を受賞。2006年にはバイエルン芸術アカデミーの会員に選出されている。2006〜07年コレージュ・ド・フランス教授。

作品はUniversal/Editions Salabertから出版されている。


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