ウィリアム・クリスティ指揮
レザール・フロリサン
《メサイア》

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日時:
2019年10月14日[月・祝]15:00
会場:
コンサートホール     ホールへの行き方   座席図

音楽の愉悦、生きるよろこび、あたたかく軽やかに奏で。

[出演]

ウィリアム・クリスティ(指揮)
エマニュエル・デ・ネグリ/キャスリーン・ワトソン(ソプラノ)
ティム・ミード(アルト)
ジェームズ・ウェイ(テノール)
パドライク・ローワン(バス)
レザール・フロリサン(管弦楽&合唱)

[曲目]

  • ヘンデル:オラトリオ《メサイア》HWV56[日本語字幕付]

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  • 出演者プロフィール

チケット情報

[料金](全席指定・税込)
S:¥14,000 A:¥12,000 B:¥10,000 C:¥8,000 D:¥5,000
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :4月13日[土](特典:10%割引)
「インターネット予約」会員優先発売:4月18日[木]
一般発売 :4月20日[土]
[チケット取り扱い]

公演について

2019年に創立40周年を迎える、フランス最高の古楽団体レザール・フロリサンが、音楽監督で古楽界の巨匠、ウィリアム・クリスティに率いられ16年ぶりに東京オペラシティ コンサートホールに帰ってきます。2003年の当ホールでの2公演は、パーセルの歌劇『妖精の女王』(抜粋・演奏会形式)と、今回と同じヘンデル《メサイア》で、クリスティの生き生きとしたリズムと軽やかな音楽運び、合唱の美しさと器楽アンサンブルの闊達さで、バロック音楽のすばらしさに開眼した、との声も多く寄せられた印象深い公演でした。
「花咲ける芸術」という意味のレザール・フロリサンの演奏からは、まさに美しい花が咲き誇る、そのかぐわしい香りに包まれるような、喜びに満ちた音楽が立ち上ってきます。
ヘンデルの華麗で輝かしく、また時に人々をやさしく慰撫する音楽は、ウィリアム・クリスティとレザール・フロリサンの演奏によって、われわれに安らぎと生きる希望を与えてくれることでしょう。

常にフレッシュな《表現者》ウィリアム・クリスティ

© Oscar Ortega

ウィリアム・クリスティとレザール・フロリサンが、結成40周年の記念イヤーに日本を訪れてくれることを心より嬉しく思っている。1979年といえばまだバロック音楽をピリオド楽器で演奏することさえ当たり前ではなかった時代。グループ結成の理由についてクリスティは「とにかく自分の翼で羽ばたきたかったのです。自ら表現をしたかった」と振り返る。
そう、40年たった今も彼は指揮者である以前に〈表現者〉なのだ。オペラや室内楽では今なおチェンバロを演奏しながら歌手や奏者たちを率い、指揮台に立つ時もそれが彼の原点にある。いつまでも色褪せないレザール・フロリサンの魅力の秘訣について「つねに若い人たちと一緒に仕事をしているから」と微笑むが、実際に合唱もオーケストラもうまく世代交代しつつ発展を遂げてきた。古楽の分野で活躍する音楽家で彼の薫陶を受けた者は多く、また彼が主宰する若手歌手育成アカデミーのLe Jardin des Voix(声の庭)も歌手のソニヤ・ヨンチェヴァや個性派カウンターテナーのクリストフ・デュモーらを輩出してきた。
今回の《メサイア》の独唱陣の中でも、ソプラノのエマニュエル・デ・ネグリとキャスリーン・ワトソンはアカデミーの同期で、以来クリスティのプロジェクトに多く起用され、バロックのスペシャリストとして開花してきた。他方、テノールのジェームズ・ウェイとバスのパドライク・ローワンは最新のアカデミー生。そこに端正な歌唱で知られる英国のカウンターテナー、ティム・ミードが加わり、まさに旬の花咲けるソリストが揃う。
多くのヘンデル作品に息吹を吹き込んできたレザール・フロリサンだが、それでもクリスティは《メサイア》について「ヘンデルが私たちに残してくれた最高傑作の一つ」と言い切る。彼自身の作品に対する基本的な考えは変わらないが、その都度共演するメンバーたちが新しさをもたらしてくれると言う。40周年を祝うにふさわしい、どこか懐かしいけれどフレッシュな《メサイア》を心待ちにしている。

後藤菜穂子(音楽ジャーナリスト)

出演者プロフィール

ウィリアム・クリスティ(音楽監督/指揮)

William Christie, musical director/conductor
©Denis Rouvre
チェンバロ奏者、指揮者、音楽学者、そして後進の指導にもあたるウィリアム・クリスティは、バロック音楽再評価のパイオニアであり、特に17、18世紀フランス音楽のレパートリーを広めた、ここ40年における音楽的潮流のまさに立役者といえる。
1944年ニューヨーク州のバッファロー生まれ、ハーバード大学とイエール大学で学び、1971年フランスに拠点を移す。1979年レザール・フロリサンを設立し、音楽監督として、これまで忘れられていたレパートリーに新たな解釈を持込み、たちまち世界の音楽界で話題となる。これまでにハルモニア・ムンディやワーナー(エラート)をはじめ100枚以上の録音があり多くの賞を受賞している。客演指揮者として、ベルリン・フィル、エイジ・オブ・エンライトメント管、メトロポリタン・オペラ、チューリッヒ歌劇場、グラインドボーン音楽祭など世界の主要なオーケストラ、歌劇場、音楽祭に招待されている。若い演奏家の育成にも力を入れており、1992~95年にパリ音楽院で古楽クラスの教授をつとめた他、2002年には若い歌手のためのアカデミー「声の庭」を設立、今日活躍しているバロック音楽の指揮者、器楽奏者、歌手の多くが、彼のもとから生まれている。レジオン・ドヌール勲章および芸術文化勲章のコマンドゥール、国家功労勲章グラントフィシエを受勲。1995年にはフランス国籍を得ている。

エマニュエル・ド・ネグリ(ソプラノ)

Emmanuelle de Negri, soprano
© Abdallah Lasri
クリーミー・ヴォイスと完璧な発音、洗練と自然さを併せ持つソプラノ。最初はチェロを、その後ニームの音楽院でダニエル・サラに師事し声楽を学んだ。同時にモンペリエ大学で演劇コースとフランス文学の大学院学位も取得。その後2002年からはパリ国立高等音楽院でゲルダ・ハルトマンのもと、さらに研鑽を積んでいる。
インスブルック、グラインドボーン、エクサン・プロヴァンス、モンペリエなどの音楽祭や、パリ・オペラ座、リール、テアター・アン・デア・ウィーンといった歌劇場に出演。2018年にはナポリのサンカルロ劇場で、ムーティ指揮『コジ・ファン・トゥッテ』にデスピーナ役で出演した。古楽だけでなく、ブリテン『ねじの回転』やデュカス『アリアーヌと青ひげ』など20世紀作品も得意としている。
レザール・フロリサンとは、2009年の「声の庭」に出演して以来常連となり、30周年記念のヘンデル『スザンナ』、パーセル『妖精の女王』、《メサイア》、《天地創造》など、多くのツアー・プロダクションに出演しており、DVD『愛は苦しみ(Bien que l'Amour)』にも参加している。

キャスリーン・ワトソン(ソプラノ)

Katherine Watson, soprano
© Hugo Bernand
ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジで、アングロ=サクソン史と文学を研究するとともに、同カレッジ合唱団でコーラスを学んだ。2008年に卒業し、クリスティが主宰するアカデミー「声の庭」に合格。2009年に初登場し、以後『アクテオン』『ディドとエネアス』『ポッペーアの戴冠』『インドの女王』『ディドーネ』『オルフェウスの冥府下り』などのオペラや、《イェフタ》《テオドーラ》《ロ短調ミサ曲》《メサイア》《ヨハネ受難曲》など定期的にレザール・フロリサンと共演を重ねている。
その他にも、ポール・アグニュー、ハリー・ビケット、ハリー・クリストファーズ、スティーヴン・クレオバリー、ジョナサン・コーエン、エマニュエル・アイム、ニコラス・クレーマー、ロジャー・ノリントン、クリストフ・ルセらと共演している。
2012年、グラインドボーン音楽祭で誉れ高いジョン・クリスティ・アワードを受賞。
バロック以外では、モーツァルト、シューベルト、シューマン、マーラー、R.シュトラウス、プーランク、メシアンなどをレパートリーとしている。

ティム・ミード(カウンターテナー)

Tim Mead, countertenor
© B.Ealovega
1981年イギリス生まれ。ケンブリッジのキングズ・カレッジで音楽学を修めたのち、多くの奨学金を得て王立音楽大学に進み、ロビン・ブレイズに師事。卒業間近の2005年1月には、クリスティ指揮『ポッペーアの戴冠』オットーネ役でレザール・フロリサンと初共演。その後も、J.S.バッハ《クリスマス・オラトリオ》《ロ短調ミサ曲》、パリ・オペラ座公演ヘンデル《イェフタ》など定期的に共演を重ねている。
世界的なカウンターテナーとして、各地の音楽祭、歌劇場に出演するほか、フルシャ指揮ロンドン・フィルによるブリテン『夏の夜の夢』や、バートウィスル『ミノタウロス』世界初演でのタイトルロールなど近・現代作品でも活躍している。また09年には東京オペラシティ+バッハ・コレギウム・ジャパン「ヘンデル・プロジェクトⅢ」『リナルド』のタイトルロールを務めた。
J.S.バッハやヘンデルの多くの録音があり、2017年にLa Nuova Musicaと収録したペルゴレージ《スターバト・マーテル》とバッハのカンタータ集録音は批評家に称賛された。
「魅惑的」で「一貫して卓越した」解釈(NYタイムズ)や、「豊かで、多彩なサウンド」(ガーディアン)により、カウンターテナーの歴史の中でも最高の1人として認められている。

ジェームズ・ウェイ(テノール)

James Way, tenor
© Ben McKee
イギリス・サセックス生まれ。ウィグモア・ホールでの第62回キャスリーン・フェリアー・アワードで第2位を受賞。キングズ・カレッジから音楽の第一級優等学位を受けたのちギルドホール音楽演劇学校でスーザン・ウォーターズに学ぶ。
レザール・フロリサンには、「声の庭」第8期生として、2017年の「英国の庭」でデビューし、翌18年のサンドリーヌ・ピオー主演の《アシスとガラテア》イスラエル公演にも出演した。
バロック・レパートリーで急速に認められ、エイジ・オブ・エンライトゥメント管からはライジング・スター賞を受賞、ルセ指揮でヘンデル『セメレ』のユピテル、アダム・フィッシャー指揮《天地創造》などで共演した。また、ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツの《マタイ受難曲》などにも出演している。
2018年にはルネ・ヤーコプス指揮ベルリン古楽アカデミーによるパーセル『アーサー王』でベルリン国立歌劇場にデビュー。2019年にはベルリオーズ《夏の夜》をダグラス・ボイドの指揮で、バーバラ・ハンニガン指揮で『放蕩児の遍歴』セレム役の世界ツアーや《プルチネッラ》に初挑戦する。

パドライク・ローワン(バス・バリトン)

Padraic Rowan, Bass-baritone
© Julien Gazeau
アイルランド王立音楽アカデミーにて声楽を学ぶ。ロンドンでロバート・ディーンにも師事。グラインドボーン、プロムスなどの音楽祭や、コーブルク州立劇場、アイルランド国立歌劇場などに出演している。2016/17年シーズンにはシュトゥットガルト歌劇場オペラ・スタジオのメンバーとして多くの公演に出演。以降もたびたび客演している。
ソリストとしては、2015年エクサン・プロヴァンス音楽祭アカデミーで、エマニュエル・アイムの指揮でヘンデルのアリアを演奏。そのほかにもJ.S.バッハ《マタイ受難曲》《ロ短調ミサ曲》、モーツァルト《レクイエム》《ミサ曲ハ短調》、ハイドン《天地創造》、ヘンデル《メサイア》などを歌っている。
レザール・フロリサンには2017年の第8期「声の庭」でのクリスティとアグニューが指揮した「英国の庭」でデビュー(ジェームズ・ウェイと同期)。2018年のザルツブルク音楽祭でのクリスティ指揮『ポッペーアの戴冠』にも出演した。
2019/20シーズンはベルリン・ドイツ・オペラで奨学金アンサンブルメンバーとして活動する予定。

レザール・フロリサン(管弦楽&合唱)

Les Arts Florissants, orchestra&choir
© Denis Rouvre
1979年にウィリアム・クリスティにより創設。名称は、マルカントワーヌ・シャルパンティエの作曲した音楽劇『レザール・フロリサン(花咲ける芸術)』から取られている。その活動は、17、18世紀のヨーロッパ音楽、特にフランス作品の復活に大きく貢献し、取り上げた作品は現在では世界各地で演奏されている。特に、リュリの『アティス』が喝采を浴びて以来、オペラで数えきれないほどの成功を得ており、主要作品としてはラモー『優雅なインドの国々』、『イポリトとアリシ』、シャルパンティエ『メデ』、ヘンデル『オルランド』、『エイシスとガラテア』、『セメレ』、『アルチーナ』、パーセル『アーサー王』、モーツァルト『魔笛』、『後宮からの逃走』、モンテヴェルディ『ウリッセへの帰還』などがある。
また、コンサートからレコーディングにいたる多彩な活動を展開、オペラの演奏会形式での上演から、室内楽、宗教音楽、合唱曲など幅広く手がけている。2015年よりフィルハーモニー・ド・パリに拠点を置き、毎シーズンコンサートを行うほか、フランスおよび海外のツアーも数多い。フランス文化大使も頻繁に務め、定期的にブルックリン・アカデミーやニューヨークのリンカーンセンター、ロンドンのバービカンセンター等へも招かれている。本年は結成40周年を迎える。

*曲目、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。


主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:ジャパンリアルエステイト投資法人/NTT都市開発株式会社

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