没後20年
武満 徹 オーケストラ・コンサート

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日時:
2016年10月13日[木]19:00
会場:
コンサートホール     ホールへの行き方   座席図

盟友ナッセンが贈る、唯一無二のタケミツ体験


[出演]

指揮:オリヴァー・ナッセン
ソプラノ:クレア・ブース *
ピアノ:高橋悠治 **
(当初予定のピーター・ゼルキンから変更となりました。2016/9/1 →詳細
ピアノ:ジュリア・スー ***
東京フィルハーモニー交響楽団

[曲目]

武満 徹:

  • 地平線のドーリア(1966) 
  • 環礁 ─ ソプラノとオーケストラのための(1962)*
  • テクスチュアズ ─ ピアノとオーケストラのための(1964)** 
  • グリーン(1967)
  • 夢の引用 ─ Say sea, take me! ─ 2台ピアノとオーケストラのための(1991)**/***

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チケット情報

[料金](全席指定・税込)
S:¥4,000 A:¥3,000 学生:¥1,000
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :4月15日[金](特典:10%割引)
一般発売 :4月22日[金]
[チケット取り扱い]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:292-718)
ローソンチケット 0570-000-407(Lコード:34744)
イープラス http://eplus.jp/
JTB各支店、JTBトラベランド各店舗 http://www.jtb.co.jp/ticket/

公演について

武満 徹
© Schott Music Co. Ltd., Tokyo

20世紀の日本を代表する作曲家であり、東京オペラシティ文化財団の芸術監督(1995-1996/東京オペラシティ コンサートホール開館1997年の前年に逝去)をつとめた武満徹(1930.10.8-1996.2.20)の没後20年を記念し、特別演奏会を開催します。武満の盟友だった作曲家/指揮者のオリヴァー・ナッセンが自らプログラミング及びキャスティングを手掛け、1960年代の先鋭的なオーケストラ作品と、不協和音が後退し洗練度を増した円熟期の作品との対比をお聴きいただきます。
前半は、マイクロ・ポリフォニーによるトーン・クラスターが特徴的な作品で、パリのユネスコ/IMCの国際現代作曲会議最優秀作品賞を受賞し、東京オリンピックの記念演奏会で初演された《テクスチュアズ》、続いてシュールレアリスティックな大岡信の詩を無調的な旋律で歌うソプラノとオーケストラのための《環礁》。
後半は、17人の弦楽器奏者のための《地平線のドーリア》から。この作品は「ハーモニック・ピッチ」と呼ばれる8人のグループと、「エコー」と呼ばれる9人のグループが、それぞれ空間的な対話を行い、一瞬一瞬独特の色彩感が生まれる点が特徴です。そして《ノヴェンバー・ステップス》と同時期に書かれ、叙情的で流れるようなオーケストレーションが美しい《グリーン》、最後は19世紀アメリカの詩人、エミリ・ディキンソンの一節を副題とし、ドビュッシーへのオマージュとして書かれた《夢の引用 ─ Say sea, take me!》です。
武満没後20年の今、理想の出演陣によるオール武満プログラムにどうぞご期待ください。

武満さんの息づかい

自然体という言葉は武満さんのためにあったのではないか、と僕はしばしば考える。
20世紀は、作曲に限らずあらゆる芸術において「イズム」の時代だった。さまざまな作曲技法が生まれた。当然、システムや方法論にのっとって作る人は少なくなかった。システムや方法論を明示することがすなわち創作、という風も吹きすさんだ。武満さんがその嵐に無関係だったと言うつもりはない。60年代の前衛音楽の核だったチャンス・オペレーションや図形楽譜に、武満さんも関わった。弦楽の《コロナⅡ》の図形楽譜が掲載され雑誌「美術手帖」1962年4月増刊号は、今も僕の書棚で大切な存在だ。その美しさゆえに。
武満さんという人は、もしかしたら画家、もしかしたら詩人、もしかしたら小説家だったかもしれない。ただ、アウトプットがたまたま音楽だったのだ…と僕は何度も書き、しゃべってきた。
あまりに、自然体。だからペダンティックという言葉から常に遠かった。システムも方法論も、武満さんには不要だった…。
その武満さんの音楽を愛する世界的な演奏家たちによる60年代に主たる焦点をあてた5作。ステージにも客席にも、武満さんの息づかいが静かに流れるだろう。


池辺晋一郎(作曲家/東京オペラシティ文化財団ミュージック・ディレクター)

出演者プロフィール

オリヴァー・ナッセン(指揮)

Oliver Knussen, conductor
© Mark Allan BBC
世界で最も卓越した作曲家・指揮者の一人。1952年イギリス・グラスゴー生まれ。15歳で父親が首席コントラバス奏者をつとめていたロンドン交響楽団を指揮し、自作の《交響曲第1番》を初演。作曲をジョン・ランバートに、1970年からはタングルウッド音楽センターでガンサー・シュラーに学ぶ。これまでに、オールドバラ音楽祭芸術監督(1983-1998)、タングルウッド音楽センター現代音楽部門責任者(1986-1993)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席客演指揮者(1993-1997)、ロンドン・シンフォニエッタ音楽監督(1998-2002)、BBC交響楽団芸術パートナー(2009-2014)をつとめる。指揮者としては、BBC響、バーミンガム市響、フィルハーモニア管、ボストン響、シカゴ響、クリーヴランド管、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、コンセルトヘボウ管、ベルリン・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、N響、東京フィル、大阪フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢などに客演。代表作は、児童文学者モーリス・センダックとのコラボレーションによる2つの児童オペラ『かいじゅうたちのいるところ』、『ヒグレッティ・ピグレッティ・ポップ!』、3つの交響曲、ホルン協奏曲、ヴァイオリン協奏曲等。1994年にイギリス王室よりCBEを授与、2009年にはロイヤル・フィルハーモニック協会指揮者賞を受賞した。2001年度武満徹作曲賞審査員、2010年東京オペラシティ文化財団主催公演「武満徹80歳バースデー・コンサート」において指揮者をつとめた。当財団のアドヴァイザーの一人。

クレア・ブース(ソプラノ)

Claire Booth, soprano
© Sven Arnstein
イギリス生まれ。オペラ及びコンサートにおいて幅広いレパートリーを持つソプラノ歌手。
オペラでは、『セビリアの理髪師』のロジーナ(スコティッシュ・オペラ)、ヤナーチェクの『利口な女狐の物語』のタイトルロール(ガーシントン・オペラ)、ロッシーニの『エジプトのモーゼ』のエリカ(ウェルシュ・オペラ)などで歌った。また最近ではロイヤル・オペラ・ハウスにおいてネティア・ジョーンズのマルチ・メディア・プロダクションによるクルターク:『カフカ断章』やゲオルク・フリードリヒ・ハースの『アティス』、ボストン響デビューとなるナッセン《ホイットマン・セッティングス》に出演した。コンサートでは、ウィグモアホールにおけるジュリアン・アンダーソンの個展やバートウィスル80歳記念プロジェクトの「Yan Tan Tethera」に出演し、オールドバラ音楽祭でマーラー・チェンバー・オーケストラと共演した。2015/2016のシーズンは、『セビリアの理髪師』のロジーナ(ウェルシュ国立歌劇場)、ナッシュ・アンサンブル、ブリテン・シンフォニアとの共演や、アーリー・オペラ・カンパニーへの出演が予定されている。

高橋悠治(ピアノ)

Yuji Takahashi, piano
え・柳生弦一郎
柴田南雄、小倉朗、ヤニス・クセナキスにまなぶ。1960年代はクセナキス、ケージなどの現代音楽のピアニストとして活動。1970年代は日本の前衛音楽誌『トランソニック』を編集。1978-85年アジアの抵抗歌を独自のアレンジで演奏する「水牛楽団」を組織。1976年から画家・富山妙子とスライドと音楽による物語作品の製作。著書に「音の静寂静寂の音」(平凡社)、「きっかけの音楽」(みすず書房)、「カフカノート」(みすず書房)。

ジュリア・スー(ピアノ)

Julia Hsu, piano
台湾出身。14歳で政府より奨学金を得て英国のパーセル・スクールにて、著名なピアニストであるフー・ツォンの夫人、パツィー・トーに師事する。その後ロンドンの王立音楽院で学士および修士を取得。2006年にはヘルシンキのシベリウス・アカデミーとハノーヴァー音楽大学にてマッティ・ラエカリオに師事し、多大な影響を受ける。
クラシック音楽以外の分野とのコラボレーションも多く、写真家のロマン・シュラム、彫刻家のヘラ・ゲルラッハなどとのプロジェクト、また2009年には、モダン・ダンスの振付家のShang-Chi Sunとの共演でアヴィニョン演劇祭OFFやイスラエルのスザンヌ・デラル・センターでのダンス・フェスティバルなどに出演している。2013年1月には台湾の宜蘭にあるウォルドルフ・シュタイナー・スクールのレジデンス・アーティストに任命され、レクチャー・リサイタルや室内楽のプロジェクトをおこなっている。アメリカの音楽祭、カナダのバンフ・センターで教鞭をとる他、2013年9月よりバード音楽大学のピアノ科の研究員をつとめている。ピアニストのピーター・ゼルキンとはデュオのパートナーを組んでいる。

東京フィルハーモニー交響楽団

Tokyo Philharmonic Orchestra
© Clive Barda
1911年創立。2011年、日本のオーケストラとして最初の100周年を迎えた。メンバーは約140名、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。桂冠名誉指揮者はチョン・ミョンフン。2015年4月より、ミハイル・プレトニョフを特別客演指揮者に、アンドレア・バッティストーニを首席客演指揮者に迎えた。定期演奏会を中心とする自主公演、新国立劇場を中心としたオペラ・バレエ演奏、NHK他における放送演奏など、高水準の演奏活動とさまざまな教育的活動を展開している。海外公演も積極的に行い、最近では2014年3月にアジア・欧米6か国を巡るワールド・ツアーを行い国内外の注目を集めた。1989年からBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んでいる。また東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。

オフィシャルサイト http://www.tpo.or.jp/
*曲目、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。


主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:日本生命保険相互会社/ジャパンリアルエステイト投資法人/NTT都市開発株式会社
協力:相互物産株式会社

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東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール


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