アストル・ピアソラ没後15年(2007年)記念
幻のオラトリオ《若き民衆》 日本初演

アストル・ピアソラ没後15年(2007年)記念 幻のオラトリオ《若き民衆》チラシ

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日時:
2008年2月29日[金]19:00
会場:
コンサートホール     ホールへの行き方   座席図

没後15年を経て、いま蘇るピアソラ幻のオラトリオ《若き民衆》、日本初演!

  • 【オンエア情報】 番組名:NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」
    放送日:2008年6月2日[月] 19:30~21:10
    再放送:2009年1月30日[金] 19:30~21:10

    *放送日時は予告なく変更される場合があります。

    NHKオンライン
    http://www.nhk.or.jp/
  • 【アンコール曲】 [前半]
    ・小松亮太:土手と君と
    [後半]
    ・ピアソラ:ロコへのバラード
    ・ピアソラ:オラトリオ《若き民衆》第1部より 第二の記憶「河の子どもたち」

[出演]

バンドネオン:小松亮太
バンドネオン:北村 聡 *
女性歌手:カティエ・ビケイラ
ナレーター:パブロ・シンヘル
指揮:齊藤一郎
特別編成オーケストラ/合唱

[曲目]

  • アストル・ピアソラ:プンタ・デル・エステ組曲 *
  • 小松亮太:バンドネオン、ヴァイオリン、弦楽器のための2楽章
    (バンドネオン:小松亮太、ヴァイオリン:喜多直毅)
    [東京オペラシティコンサートホール開館10周年記念委嘱作品・世界初演]
  • [アンコール]小松亮太:土手と君と
  • アストル・ピアソラ(脚本/詞:オラシオ・フェレール):
    オラトリオ《若き民衆》
    [日本初演](スペイン語上演/日本語字幕付)
  • [アンコール]ピアソラ:ロコへのバラード
  • [アンコール]ピアソラ:オラトリオ《若き民衆》第1部より 第二の記憶「河の子どもたち」

  • チケット情報
  • 公演について
  • 出演者プロフィール

チケット情報

[料金](全席指定・税込)
S:¥6,000 A:¥5,000 B:¥3,000 C:¥2,000
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :10月13日[土](特典:10%割引)
一般発売 :10月20日[土]
インターネット予約受付開始(予定) :10月23日[火]10:00~
[チケット取り扱い]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
コンサートイマンジン 03-3235-3777
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:270-673)
イープラス http://eplus.jp/
ローソンチケット 0570-000-407(Lコード:31844)
CNプレイガイド 0570-08-9990

公演について

タンゴの革命児アストル・ピアソラが、オラシオ・フェレールとともに手がけた幻のオラトリオ《若き民衆》、日本初演!
映画「12モンキーズ」のテーマ曲として知られる《プンタ・デル・エステ組曲》と、本公演のキーパーソン 小松亮太への委嘱新作にも注目。



アストル・ピアソラ没後15周年にあたる2007年にちなみ、正式な演奏記録がほとんど残っていないピアソラの幻のオラトリオ《若き民衆 El Pueblo Joven(エル・プエブロ・ホーベン)》を本邦初演します。
バンドネオン・ソロ、女性歌手、ナレーター、バレエ(今回の上演ではバレエ無し)、コーラス、ドラム、ギター、ピアノ、打楽器、弦楽オーケストラのための《若き民衆》は、1971年にドイツのTV局のために書かれ、ピアソラ自身のバンドネオン、女性歌手アメリータ・バルタールらによって初演、放送されたもの。脚本/詞はタンゴ詩人オラシオ・フェレール。1971年12月にザールブリュッケンの第2テレビで放送された記録があります。情熱的なタンゴのリズム、ロマンチックな節回しなど随所にピアソラらしさが光る約50分の大作。本場アルゼンチンから歌手とナレーターを招き、ピアソラ解釈者でもある小松亮太が特別編成するオーケストラとともにおおくりします。
オラトリオに先立ち、ブルース・ウィリス、ブラッド・ピットらが出演した映画『12モンキーズ』のテーマ曲として有名ながらも、実際に演奏される機会がほとんどない《プンタ・デル・エステ組曲》、そして本公演のキーパーソン、小松亮太の新作の世界初演もぜひお聴き逃しなく。

メッセージ

©西田航


このオラトリオが後世に残るグレイトな作品なのか、それともリベルタンゴで有名な南米の作曲家が、半分楽しみ、半分実験のつもりで書いた「彼個人の意欲作」なのか、正直言ってまだ全然わからない。
図々しい話だ。お客様をお呼びしておいて、しかしわけもわからずやってみるのだ。なんてことだ!
1970年代にヨーロッパで初演されていながら様々な「大人の事情」によってほとんど再演されなかったこの因縁深い作品の真意を理解するには絶対に時間がかかる。「とにかくやる、やってみる」という状態に追い込まれながら、立ち向かっていくしかない。
いま言えるのはそれだけだ。とにかくピアソラがせっかく書いた大作だ。一生懸命この初演をやる。来ていただくお客様には、そこのところに賭けていただきたい!

小松亮太


あのピアソラにまだ「幻の作品」があった!

アルゼンチン・タンゴの枠に留まらず、20世紀の音楽の重要な作曲家として認められた鬼才ピアソラ。92年に彼が亡くなった後のブームには功罪あったと思うが、その中でピアソラの全貌はほぼ明らかになったと思い込んでいた。
しかし、いまだに「幻」として、その全体像が見えない作品もあったのだ。それが今回演奏される《若き民衆》だ。詩人オラシオ・フェレールと歌手アメリータ・バルタール、そしてピアソラによるコラボレーション作品である。多くの演奏家が取り上げた《ブエノスアイレスのマリア》をさらに発展させた作品という印象が強い。フェレール台本による朗読の部分もたっぷりあるし、そこにピアソラがつけた音楽も弦楽オーケストラやコーラスを使った充実したもの。もちろん女性歌手の存在感も重要な要素だ。
随所に、ピアソラならではの冴えたリズムと、クールな叙情を感じさせるメロディが溢れている《若き民衆》。小松亮太という最高のピアソラ理解者によって、いま、その幻の世界が開かれようとしている。

片桐卓也(音楽ジャーナリスト)




[作曲・作詞家について]

アストル・ピアソラ
Astor Piazzolla(1921~1992)
アルゼンチンの作曲家/バンドネオン奏者。ジャズやロック、そしてクラシックの語法や様式を取り入れたまったく新しいタンゴ音楽を作りだした革命的音楽家。20世紀音楽史の中で独特の地位を占め、その作品は、現在も世界中で非常に高い人気を誇っている。




オラシオ・フェレール
Horacio Ferrer(1933~ )
ウルグアイ生まれの、現代タンゴ最高の詩人。ピアソラとは黄金コンビとして有名で、《ロコへのバラード》《若き民衆》など、数々の傑作を生み出した。多作な作詞家だった他、タンゴ雑誌の編集や本の執筆を経て、タンゴ史学者としての地位も確立。

出演者プロフィール

小松亮太(バンドネオン)

Ryota Komatsu, bandoneon
©西田航
東京生まれ。14歳よりバンドネオンを独習。1998年7月、ソニーよりCDデビュー。共演は、ピアソラと共に活動したタンゴ界のトップアーティストたち。タンゴを若い世代にブレイクさせる引き金となり、同年9月のツアーは圧倒的な人気を得た。以後、自身のユニット「ザ・タンギスツ」「オルケスタ・ティピカ」をひきいて年間約100公演をこなしながら、自らのプロデュースによる意欲的な企画の公演も行っている。
2003年1月、ブエノスアイレスでライブを行い、熱狂的な反応をよんだ。また、アルゼンチン演奏家協会、アルゼンチン音楽家組合、ブエノスアイレス市音楽文化管理局などから表彰された。04年10月アルゼンチン・タンゴ歌手の最高峰マリア・グラーニャと、巨匠ピアニストのオスバルド・ベリンジェリを招き「Tango Spirit III」ツアーを行い、大好評を博す。CDは、すでに9枚リリースされており、最新アルバムは「バンドネオン・ダイアリー」。

公式サイト「小松亮太(RYOTA KOMATSU)」
http://www.ryotakomatsu.com/

北村 聡(バンドネオン)

Satoshi Kitamura, bandoneon
1979年奈良県生まれ。バンドネオンを小松亮太氏に師事。2001年にはアルゼンチンに短期留学。03年にはバンドネオンの最高峰レオポルド・フェデリコ氏の日本ツアーに出演。現在小松亮太&オルケスタ・ティピカ、クアトロシエントス(会田桃子タンゴ楽団)、中島ノブユキ・エテパルマ・アンサンブル等で活動中。

カティエ・ビケイラ(女性歌手)

Katie Viqueira, vocal
新世代のアルゼンチン・タンゴ・ヴォーカリストの代表的存在。数々のタンゴ、ジャズ・フェスティバルに参加。著名アーティストとの共演、あるいは自身のバンドを率いて、アルゼンチン国内はもとより、アメリカなどでも数多くの公演を行っている。CDも多く、20万枚を超えるベストセラー作品もリリースしている。2002年NYでの《若き民衆》公演にも参加。

パブロ・シンヘル(ナレーター)

Pablo Zinger, narator
ウルグアイ出身のピアニスト、指揮者。ニューヨークを拠点として、世界各国で公演を行っている。1980年代にはピアソラの代表作のひとつとも言える名アルバムにピアニストとして参加。また音楽ライターとしても活躍しており、NYタイムスなどにも寄稿している。2002年NYでの《若き民衆》上演の際は指揮者として参加。

齊藤一郎(指揮)

Ichiro Saito, conductor
東京学芸大を経て、東京芸大指揮科を首席卒業、同大学院に学ぶ。1997年より岩城宏之氏のアシスタントを務め、同年大阪センチュリー響でデビュー。98年ウィーンに留学。帰国後国内主要オケに多数客演。2005年スロヴァキア・フィルの定期及び来日公演にて大成功を収めた。07年チェコでも客演。次世代を担う大型指揮者として注目されている。
*曲目、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。


主催:東京オペラシティ文化財団
協賛:小田急電鉄株式会社

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