B→C バッハからコンテンポラリーへ
96 植木昭雄(チェロ)

B→C バッハからコンテンポラリーへ  96 植木昭雄(チェロ)チラシ

チラシ拡大

日時:
2007年11月20日[火]19:00
会場:
リサイタルホール     ホールへの行き方

自分とチェロはまさに兄弟。
父上が製作した楽器を艶やかに奏でる理想のチェリストがやってきます。

  • 【アンコール曲】 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ より 第3楽章
    グラズノフ:吟遊詩人の歌

[出演]

ピアノ:山田武彦

[曲目]

  • フレスコバルディ(G.カサド編):トッカータ
  • ヒナステラ:パンペアナ第2番 op.21 ─ チェロとピアノのためのラプソディ(1950)
  • J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
  • 湯浅譲二:チェロとピアノのための《内触覚的宇宙 IV》(1997)
  • プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 op.119

  • チケット情報
  • 公演について
  • 出演者プロフィール

チケット情報

[料金]全席自由
¥3,000(税込)
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :6月8日[金](特典:10%割引)
一般発売 :6月15日[金]
インターネット予約受付開始(予定) :6月19日[火]10:00~
[チケット取り扱い]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:259-263)
イープラス http://eplus.jp/

公演について

自分とチェロはまさに兄弟。
父上が製作した楽器を艶やかに奏でる理想のチェリストがやってきます。


撮影:利光正文
楽器職人に最も近いアーティスト、と言ってもいいかもしれない。著名な弦楽器製作者を父にもつチェリスト、植木昭雄。5歳の頃、楽器工房を継ぐなら何か楽器が弾けた方がいいのでは・・・と父親が子供用の小さなヴァイオリンとチェロを工房から持ち帰ったところ、植木少年が選んだのはチェロでした。当時、この楽器の音色が好きで、ボッケリーニのチェロ協奏曲のレコードを擦り切れるほど聴いていたそう。
桐朋学園大学在学中に、父親も以前、楽器作りの勉強をしていたフランスに留学。もともと彼自身、フルニエやトゥルトゥーリエといったチェロの巨匠たちを生んだ国フランスに興味をもっていたそうで、リヨン国立高等音楽院時代にはイギリスやイタリアなどで招待演奏を行ったりコンクールに挑戦したり、音楽以外のところでもこの4年間の留学で経験したすべてのことが現在の音楽作りの肥やしになっているといいます。その後さらに、尊敬するチェリスト堤剛氏に師事するため1999年から1年間アメリカ・インディアナ大学でも研鑽。現在は、サイトウ・キネン・フェスティバルや東京のオペラの森などの音楽祭にも参加したり、バロック時代の作品演奏に情熱を注ぐ日本のトップ奏者たちにより結成されたバロックバンド“パヴィメント・ジャパン”のメンバーとしても活躍。もちろんソロ活動も活発で、今年6月末には待望のCDデビューも予定され、その優雅で骨のある弾きっぷりにはファンも多い。

彼いわく「B→Cは何かに挑戦してみよう!という気を起こさせる」というプログラムは、「B」をバロックのBと捉えて、G.カサド編曲のフレスコバルディのトッカータからバッハ《無伴奏チェロ組曲第5番》、プロコフィエフのチェロ・ソナタ、ヒナステラ、湯浅譲二《内触覚的宇宙 IV》と、バロックから近現代までそれぞれまったく雰囲気に違うバラエティに富んだ内容になりました。さらにバッハ作品は、作曲された当時の指定である、A線を1音下げるGでの調弦で挑戦します。
楽器には作った人の性格やDNAのようなものが刻みこまれるもの。15年前に父親が作った、自分にとっては「血のつながりのある」分身が、自分の言葉では人に伝えられないメッセージを代わりに音で伝えてくれる、、、それが彼にとってのチェロの魅力。「もっといい音でもっと自分の理想に近い演奏を。」と一生懸命弾いているうちに演奏の方が忙しくなってきたそうですが、今でも父の後を継ぐことをあきらめたわけではないという頼もしい一面も。楽器のメンテナンスなども自分でできる演奏家誕生の日も近いかもしれません。が、その前に、誰よりも自分の楽器の原点を良く知るアーティストの極上の演奏を心待ちにしましょう。共演はピアニスト、山田武彦氏。

東京オペラシティArts友の会会報誌「tree」vol.62より

出演者プロフィール

植木昭雄(チェロ)

Akio Ueki, cello
撮影:利光正文
6歳よりチェロを始める。桐朋学園女子高等学校音楽科(共学)を経て、桐朋学園大学に入学。94年、第4回日本室内楽コンクールチェロとピアノのデュオ部門で入賞、桐朋学園大学在学中の1994年10月、フランスのリヨン国立高等音楽院に留学。

95年、イギリス、マンチェスターチェロフェスティヴァルに招かれ参加。同年,第64回日本音楽コンクールチェロ部門入選。96年、イタリア、ラヴェッロ国際室内楽フェスティヴァルにリヨンクァルテットとして招待され、3夜連続演奏会を行う。97年、霧島国際音楽祭にて特別奨励賞を受賞。98年、リヨン国立高等音楽院を卒業し、ディプロマを取得。99年、1月より1年間アメリカ、インディアナ大学に留学。2000年6月、東京文化会館主催の新進音楽家デビューコンサートに出演。01年11月、津田ホールにてデビューリサイタルを行い好評を博す。02年、ソニー音楽芸術振興会より第一回斎藤秀雄メモリアル基金賞受賞。04年、東京フィルハーモニー交響楽団とプフィッツナーのチェロ協奏曲第3番を日本初演。07年、初のCDとなる“AKIO UEKI~ラフマニノフ チェロ・ソナタ”をリリース。小澤征爾が音楽監督を務めるサイトウキネン・フェスティバル、東京のオペラの森など数々の音楽祭にも参加している。05年に結成された室内アンサンブル「パヴィメント・ジャパン」のメンバー。

これまでにチェロを松波恵子、イヴァン・シフォロー、堤剛の各氏に師事。室内楽を原田幸一郎、ラヴェル・クァルテット、練木繁夫の各氏に師事。
*曲目、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。

*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。

*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。


主催:東京オペラシティ文化財団

協賛:日本生命保険相互会社

ページトップ

東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール


閉じる