東京オペラシティ ニューイヤー・ジャズ・コンサート2012
山下洋輔プロデュース
アン・アキコ・マイヤース 初夢ヴァイオリン

東京オペラシティ ニューイヤー・ジャズ・コンサート2012 山下洋輔プロデュース アン・アキコ・マイヤース 初夢ヴァイオリンチラシ

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日時:
2012年1月7日[土]18:00
会場:
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山下洋輔プロデュースによる吉例ニューイヤー・コンサート。2012年は、アメリカのヴァイオリニスト、アン・アキコ・マイヤースが登場!

  • 【アンコール曲】 スマイル
    オーバー・ザ・レインボウ

[出演]

ヴァイオリン:アン・アキコ・マイヤース
指揮:本名徹次
東京フィルハーモニー交響楽団
プロデュース/ピアノ:山下洋輔

[曲目]

第1部

  • アン・アキコ・マイヤース&山下洋輔 ソロ&デュオ

第2部
  • アアン・アキコ・マイヤース・ウィズ・オーケストラ
  • サマータイム
  • オータム・イン・ニューヨーク
  • モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K216(カデンツァ:ウィントン・マルサリス版 日本初演)

  • チケット情報
  • 公演について
  • 出演者プロフィール
  • インタビュー

チケット情報

[料金](全席指定・税込)
S:¥6,000 A:¥5,000 B:¥4,000
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :10月15日[土](特典:10%割引)
一般発売 :10月22日[土]
インターネット予約受付開始(予定) :10月25日[火]10:00~
[チケット取り扱い]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:148-753)
ジャムライス 03-3478-0331
イープラス http://eplus.jp/
ローソンチケット 0570-000-407(Lコード:34424)
CNプレイガイド 0570-08-9990
JTB各支店、JTBトラベランド各店舗 http://www.jtb.co.jp/ticket/

公演について


©Lisa-Marie Mazzucco

大胆なキャスティングでも話題を呼ぶ山下洋輔プロデュースによる吉例ニューイヤー・コンサート。2012年は、アメリカのヴァイオリニスト、アン・アキコ・マイヤースの登場です。少女時代から天才と称賛され、現在も第一線で活躍を続けるマイヤースが、山下洋輔との出会いでどんな新しい表情を見せるか。また、トランペットの大御所ウィントン・マルサリスが彼女のために書き下ろしたカデンツァの日本初演となるモーツァルトの協奏曲など、興味は尽きません。いつにもまして華やかな2012年のニューイヤーに、ぜひご来場ください。

[メッセージ]

ニューイヤー・コンサートのプロデューサーとなって4年目に、ヴァイオリン界のディーヴァ、アン・アキコ・マイヤースを迎えることができた。どうして、と思われるだろうが、実は彼女のお母さんとぼくとは幼馴染みだったのだ。やがてある日、カセットテープが同封された手紙が届いた。「娘がヴァイオリニストになりました」。12歳でズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィルハーモニックと初共演を果たしたその音にたちまち魅せられた。豊かな音色と共に演奏者の息遣いが伝わってくるライブ感覚に驚いた。それまで経験のないクラシック音楽からのメッセージだった。初来日の時に会うことができた。目の輝きが印象的な美しい少女だった。これがジャズをやる不良のヨースケおじちゃんとの初対面だ。彼女は15歳だった。
その後も機会あるごとに彼女の演奏を聞き、「親戚のおじさん」のように見守ってきた。だが、よもや同じステージに立つことがあるだろうとは考えもしなかった。
嬉しいことに、彼女は決してクラシック一辺倒ではなく、日本の歌やジャズの曲もレパートリーに加えている。ニューヨークのジャズクラブにぼくのトリオを聴きに来てくれたこともある。そして、あのウィントン・マルサリスは彼女のためにモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第3番」のカデンツァを作曲している。
今回のニューイヤーでは、このマルサリス版カデンツァの日本初演をメインに、彼女の好きなポップスナンバーや日本の曲を配したプログラムを組んだ。何と、ぼくのジャズの曲を一緒に演奏するというシーンも出現するはずだ。
アン・アキコ・マイヤースのますます輝く今の姿を皆さまにご紹介できるのはこの上ない喜びだ。

山下洋輔

出演者プロフィール

アン・アキコ・マイヤース(ヴァイオリン)(violin)

Anne Akiko Meyers
©Lisa-Marie Mazzucco
アン・アキコ・マイヤースは、今日最も高い人気を誇るコンサート・ヴァイオリニストの一人である。マイヤースは常に「自分自身の針路を定める」。アメリカン・レコード・ギルドは「比類なき技巧と鮮明な想像力を持ってすれば、彼女が自分の楽器から引き出せる色彩に限界はないようだ」と評している。

マイヤースはカーネギーホール、コンセルトへボウ、ハリウッド・ボウル、リンカーン・センター、サントリーホール、シドニー・オペラハウス等、数々の一流コンサート・ホールに頻繁に客演。ボストン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、ミネソタ管弦楽団、モントリオール交響楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団、フィルデルフィア管弦楽団、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団、シドニー交響楽団、NHK交響楽団、トロント交響楽団、ウィーン交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団等の著名なオーケストラと共演している。

来年2月には待望のバッハの『アリア』のアルバムがE1レコーズよりリリースされる。ヴァイオリン協奏曲の他、二重協奏曲では両方のパートを1697年製「エクス・ナポレオン/モリター」と1730年製「ロイヤル・スパニッシュ」のストラディヴァリウスで演奏している。共演はイギリス室内管弦楽団。

9月にE1レコーズよりリリースされたアルバム『Seasons…Dreams』はハープ、ピアノとの作品で、世界初演も数曲含まれている。この録音と2009年リリースの『Smile』はともに全米ビルボード・チャートへランクインした。昨年はMSNBCの『カウントダウン・ウィズ・キース・オルバーマン』に出演、大好評だったため、彼女の回は2010年のベスト3に選ばれた。10月にはフランクフルト放送交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団との共演といくつかのリサイタル・プログラムがiTunes限定でソニーからリリースされた。

最近では北米、ヨーロッパ、韓国、日本で、セントルイス交響楽団、デュッセルドルフ・シンフォニカー、KBS交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団等と共演している。さらに、サンフランシスコでプレイ・フォー・ジャパンのため特別にチャリティー・リサイタルを開催した。この演奏会はインターネットを通じて世界中で放映された。ニューヨークのジャパン・ソサエティで開催された震災基金募金のための12時間マラソン・コンサートでは坂本龍一と共演している。近年はクリス・ボッティをはじめとするトップ・ジャズ・アーティストや、大人気のポップ・シンガー、イル・ディーヴォ等とコラボレーションを展開。伝説的ジャズ・ミュージシャンのウイントン・マルサリスは彼女のためにモーツァルトのト長調のヴァイオリン協奏曲用にカデンツァを作曲している。シアトルでのマリナーズ対レッド・ソックス戦では、セーフィコ・フィールドの4万2千人の観客を前に国歌を演奏した。

彼女の録音はAvie、カメラータ、E1レコーズ/コッチ、ハイペリオン、ナクソス、RCAビクター・レッドシール、RPO、ソニー、ワーナー・クラシックス等のレーベルから多数発売されている。ディスコグラフィーはアマゾン、iTunesで確認できる。

新しい作品の演奏、委嘱にも積極的で、デヴィッド・ベーカー、メイソン・ベイツ、ヤクブ・チュピンスキ、ジョン・コリリアーノ、ロデイ・エライアス、カール・アマデウス・ハートマン、ジェニファー・ヒグドン、ウイントン・マルサリス、オリヴィエ・メシアン、三善晃、アルヴォ・ペルト、マヌエル・ポンセ、ジーン・プリツカー、佐藤聡明、ジョセフ・シュワントナー等の作品を演奏してきた。

マイヤースはテレビ出演も多く、カザルス音楽祭でのモントリオール交響楽団との共演はA&Eネットワークでテレビ放映され、PBSではジョン・ウィリアムズ指揮ボストン・ポップス・オーケストラとの演奏がテレビ放映された。また、ジョニー・カーソンの『トゥナイト・ショー』や『エミー賞授賞式』への出演は、全米で注目された。オランダでロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団と共演した際は1万人の聴衆のが集まり、その模様はインターネットで生中継された。さらにオーストラリアの港湾都市シドニーで、建国200年を祭うシドニー市民75万人の前で演奏、日本の天皇、皇后両陛下もご臨席であった。雑誌やテレビのコマーシャルにも数多く登場しており、アン・クラインのファッション・キャンペーン『Women of Substance』のモデルに抜擢され、世界中の雑誌に掲載されたた。アニー・リーボヴィッツが写真を担当した。

マイヤースは4歳でヴァイオリンを始め、7歳で地元のオーケストラと共演。11歳でジョニー・カーソンの『トゥナイト・ショー』へ2度出演し、一気に名を知られるようになった。同年、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、翌年、メータ指揮ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団デビュー。以来、アメリカ、日本、オーストラリア、ヨーロッパ等、世界中で公演を行っている。18歳でロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とのバーバー、ブルッフのヴァイオリン協奏曲のデビュー・アルバムがリリースされる頃には、同世代のトップ・アーティストの一人として認められるまでになっていた。

マイヤースはカリフォルニア州サンティエゴに生まれ、南カリフォルニアで育った。コルバーン・スクール・オブ・パフォーミング・アーツでアリス・シェーンフェルド、エレオノーレ・シェーンフェルドに、インディアナ大学でジョーゼフ・ギンゴールドに、ジュリアード音楽院でフェリックス・ガリミール、川崎雅夫、ドロシー・ディレイに師事した。23歳で権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリア助成金を受けた。毎年給付されるこの助成金が一人のアーティストだけに与えられた例は彼女の他にない。

マイヤースの使用楽器は最近入手した1697年製ストラディヴァリウス「エクス・ナポレオン/モリター」。1730年製ストラディヴァリウス「ロイヤル・スパニッシュ」も所有している。

山下洋輔(プロデュース/ピアノ)(piano/producer)

Yosuke Yamashita
撮影:島崎信一
969年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。国内外の一流ジャズ・アーティストとはもとより、和太鼓やオーケストラなど異ジャンルとも意欲的に共演する。
2000年に発表した自作協奏曲を、佐渡裕の指揮により04年にイタリア・トリノで再演。07年、セシル・テイラーとデュオ・コンサート開催。08年、「ピアノ協奏曲第3番〈エクスプローラー〉」を発表。09年5月、一柳慧作曲「ピアノ協奏曲第4番"JAZZ"」を世界初演。7月には、歴代メンバー総出演の「山下洋輔トリオ結成40周年記念コンサート」を開く。10年1月、スタニスラフ・ブーニンとデュオ・コンサートを開催。11年2月、ニューヨーク・トリオの最新アルバム『ディライトフル・コントラスト』をリリース。
99年芸術選奨文部大臣賞、03年紫綬褒章受章。国立音楽大学招聘教授。多数の著書を持つエッセイストとしても知られる。

本名徹次(指揮)(conductor)

Tetsuji Honna
©FUKUI Takaya
山田一雄、井上道義の両氏に師事。1985年東京国際音楽コンクール最高位、90 年トスカニーニ国際指揮者コンクール第2位、92 年ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、文化庁芸術選奨・文部大臣新人賞などを受賞。これまでにミラノ・スカラ管、ザルツブルグ・モーツァルテウム管、 フィルハーモニア管、プラハ放送響などを指揮。国際的な音楽祭も数多く招かれており、バルトーク音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭にベトナム響と、そしてスカラ座でのミラノ・ムジカ現代音楽祭2009などに出演。2010年10月にはハノイ遷都1000年祭を記念し、マーラー《交響曲第8番》を指揮した。現在、ベトナム国立交響楽団音楽監督・首席指揮者。

インタビュー

©Lisa-Marie Mazzucco

山下洋輔プロデュースによる大好評のニューイヤー・コンサート。
2012年は、アメリカのヴァイオリニスト、アン・アキコ・マイヤースの登場です。少女時代から天才と称賛され、現在も第一線で活躍を続けるマイヤースが、山下洋輔との出会いでどんな新しい表情を見せるか。また、トランペットの大御所ウィントン・マルサリスが彼女のために書き下ろしたカデンツァの日本初演となるモーツァルトの協奏曲など、興味は尽きません。
プロデューサーの意気込みをうかがいました。



2011年10月3日 ききて:東京オペラシティ文化財団

ブーニンの時も驚きましたが、今回もまた予想外のアーティストの登場です。山下さんとアン・アキコ・マイヤースとはどのような関係なのでしょう。

撮影:島崎信一

山下 親戚のおじちゃんのようなものです(笑)。いや、冗談はともかく、ぼくが小学生の頃、隣にヤスコちゃんという歳の近い女の子が住んでいたのですが、やがてアメリカに行って結婚したと聞いて、へえと思っていたら、ある日彼女から「娘がヴァイオリニストになりました」という手紙とカセットテープが届いたんです。それがズービン・メータ指揮ニューヨーク・フィルと共演する12歳のアン・アキコ・マイヤースの演奏でした。聴いてみて、その音のつややかさに驚きました。そして息づかいやライヴ感など、普段クラシック音楽からはあまり伝わってこないメッセージがあって、これはすごい!と思った。そして1980年代後半、アンが15歳で初来日した時に会って、高円寺の居酒屋に行ったあと、レコード屋でちょうど出たばかりのぼくの『センチメンタル』というアルバムを買って彼女にプレゼントしました。ジャズをやる"不良のおじさん"のカミングアウトですよね(笑)。でも、そのアルバムの1曲目が《オーバー・ザ・レインボウ》で、そのせいかどうか、今でもアンはあの曲をよく弾いていますね。


このニューイヤー・コンサートに彼女に出演してもらおうというアイデアは、早くからお持ちだったのですか?

山下 2年ぐらい前でしたか、彼女から結婚式の招待状が届いて、喜び勇んでニューヨークに飛んでいきました。ハドソン河が見えるペントハウスで、夕陽をバックに、映画のワンシーンのようでね。そのパーティで今回の話を切り出したら、そういうことがあるならうれしいと言ってくれました。


さて、コンサートの前半は、彼女のソロと、山下さんとのデュオです。

山下 まずはぼくが歓迎のソロを弾き、アンのソロを楽しんでいただき、それから二人でたぶんぼくの《エコー・オブ・グレイ》は演奏するでしょうね。あの曲はクラシック音楽の演奏家と一緒にできるように書いてありますから。あとはまあ、お楽しみですね。日本の歌も演奏してくれるかもしれません。


後半は、アンとオーケストラの共演ですから、山下さんの出番は……。

山下 ないはずなんですけど、ひょっとしてサプライズがあるかも(笑)。


モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番は彼女からの提案なのですか?

山下 こちらからの提案です。いろいろ調べていたら、2009年にジャズトランペッターのウィントン・マルサリスが彼女のためにカデンツァを書き下ろしていて、アメリカと韓国で演奏しているんですね。このコラボは素晴らしいと思って。録音もまだないし、もちろん日本では初披露です。ところで、今回指揮の本名徹次さんはすでにアンと共演したこともあるので、すべてにおいて心強いです。


いずれにしろ、いつもの年とは違う雰囲気のコンサートになりそうですし、山下さんご自身もいつもとは少し違う気分でしょうね。

山下 とにかく、子どもの頃から知っている隣の子の娘が天才少女になったと言って喜んで、みんなに聴いてほしがっている…。やっぱり親戚のおじちゃんかな(笑)。

東京オペラシティArts友の会会報
「tree」Vol.89 より

*曲目、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。


主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:NTT都市開発株式会社

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