ピエール=ロラン・エマール
ベートーヴェン×メシアン

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日時:
2020年6月24日[水]19:00
会場:
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2020/5/21 update

エマールならではの選曲で取り組む
「ベートーヴェンとアヴァンギャルド」プロジェクト

[出演]

ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)

[曲目]

  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 op.106《ハンマークラヴィーア》
  • メシアン:《鳥のカタログ》から「ヨーロッパヨシキリ」(1957)

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チケット情報

[料金](全席指定・税込)
S:¥6,000 A:¥5,000 B:¥4,000
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :2月15日[土](特典:10%割引)
「インターネット予約」会員優先発売:2月20日[木]
一般発売 :2月22日[土]
[チケット取り扱い]

公演について

知的な構成力、圧倒的なテクニック。すべては作品に迫るために。

© Julia Wesely

鬼気迫る驚異的な集中力。2017年12月東京オペラシティ コンサートホールでのメシアン《幼子イエスにそそぐ20のまなざし》演奏会でのエマールは、まさに入魂の演奏で2時間の大作を弾き切り、われわれに深い感動を残しました。
自身が日本で初めてこの曲の全曲演奏に取り組むにあたり、このホールの空間とそこに集う聴衆とのこれまでの関係を思い、「今、機は熟した」と述べたエマール。繊細でありながら果てしない技巧を要求するメシアンに、持てる能力全てを捧げるかのような演奏は、メシアン演奏の第一人者による極めつけの姿を目の当たりにした思いがしました。
本公演では、生誕250年を迎えるベートーヴェン《ハンマークラヴィーア》と、再びメシアンの作品より《鳥のカタログ》から「ヨーロッパヨシキリ」を取り上げます。今シーズンはベートーヴェンの作品と近現代の作品とを組み合わせたプログラムでリサイタルを行っているエマール。東京では32曲のピアノ・ソナタの中でも最も大規模にして難易度も高い《ハンマークラヴィーア》と、全13曲の《鳥のカタログ》の中で中核をなす30分の大曲「ヨーロッパヨシキリ」を組み合わせました。まさにエマールならではのプログラムといえるでしょう。

プログラムを構成する二つの記念碑的な作品は、まれにみる壮大さと、創意に富んだ高度なピアノ技巧によって、私たちに深い感銘を与えます。
二人の作曲家は、この巨大な音の建造物を支えるために、それぞれ独自の打開策を見出しました。
ベートーヴェンの表現は、悲痛な瞑想の紆余曲折を追うアダージョ楽章においても、猛烈に劇的なフーガを聞かせる終楽章においても、桁外れです ── このフーガは、ベートーヴェンのヴィルトゥオジティを燃え立たせながら、彼が作曲中に想定していた新たな楽器の限界に敢然と立ち向かっています。
いっぽうメシアンは、昼夜の時の移ろいを音で模倣することによって、アーチ状の形式を作り上げました ── この曲では、素材や音楽的展開だけでなく、大規模な形式もまた、自然に由来しているのです。メシアンの創造力を駆り立てたのは、ヨーロッパヨシキリの奇抜で自由奔放なさえずりでした。そうして彼が“発明”したピアノ書法は、演奏者に高度な“離れ業”を要求するとともに、この楽器が生む身振りや音色の世界を一新させました。
いずれも音楽史の転換期に作曲された二つの先駆的な作品は、二人の偉大な理想主義者のアヴァンギャルドな精神をありありと映し出しています。

ピエール=ロラン・エマール
(訳:西久美子)

出演者プロフィール

ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)

Pierre-Laurent Aimard, piano
© Julia Wesely
1957年リヨン生まれ。パリ国立高等音楽院にてイヴォンヌ・ロリオに、ロンドンでマリア・クルチオに師事。1973年、16才でメシアン・コンクールに優勝、その3年後にはブーレーズからアンサンブル・アンテルコンタンポランの初代ピアニストに招かれている。
メシアン、カーター、リゲティ、ベンジャミン、クルターク、ブーレーズ、シュトックハウゼンら多くの作曲家と密接な関係を築き、エマールのために書かれた作品、初演した作品も数多い。現代のみならず幅広いレパートリーを持ち、ワーナーやグラモフォンに多くの録音がある。2018年にはペンタトーンからメシアン《鳥のカタログ》新録音がリリースされ多くの賞を受けている。
2019〜20年のシーズンは、「ベートーヴェンとアヴァンギャルド」と題し、生誕250年を迎えるベートーヴェンの作品と対比させるプログラムでベルリン芸術祭、フィルハーモニー・ド・パリ、東京オペラシティ、サウスバンク・センター(ロンドン)、アメリカツアーなどを行う。
サウスバンク・センター、カーザ・ダ・ムジカ(ポルトガル)のアーティスト・イン・レジデンス。バイエルン芸術アカデミー会員など数々の栄誉に加え、2017年、エルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞を受賞した。

*曲目、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。


主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:日本生命保険相互会社

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東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール


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