武満徹作曲賞 審査員紹介

オリヴァー・ナッセン

2001年度審査員

オリヴァー・ナッセン(イギリス)
Oliver Knussen (United Kingdom)

2001年度 審査結果・受賞者紹介

プロフィール

現代イギリスを代表する作曲家/指揮者の一人。1952年グラスゴー生まれ。1968年、父親が首席コントラバス奏者を務めていたロンドン交響楽団で自作の《交響曲第1番》を指揮してデビュー。作曲をジョン・ランバートに、1970年からはタングルウッドでガンサー・シュラーに学ぶ。以後、《第2交響曲》(1971)、《オフィーリアのダンス》、《第3交響曲》(1973-9)などを発表し、作曲家としての地位を確立。さらに、児童文学者モーリス・センダックとのコラボレーションによる2つのオペラ『かいじゅうたちのいるところ』(1979-83)、『ヒグレッティ・ピグレッティ・ポップ!』(1984-5/1999)で大成功をおさめる。指揮者としては、BBC響、バーミンガム市響、フィルハーモニア管、ボストン響、シカゴ響、クリーヴランド管、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、コンセルトヘボウ管、ベルリン・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、N響、東京フィル、大阪フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢などに客演。2009年から3年任期で、BBC交響楽団のアーティスト・イン・アソシエーションを務めている。これまでにオールドバラ音楽祭の准芸術監督、タングルウッド音楽センター現代音楽部門責任者などを歴任。1992年にはコリン・マシューズと共に、ブリテン=ピアーズ・スクールに作曲コンクールと演奏コースを設立。アメリカ文学芸術アカデミー名誉会員、ロイヤル・フィルハーモニック協会名誉会員。ロンドン・シンフォニエッタ桂冠指揮者。1994年にイギリス王室よりCBEを授与された。

武満徹はナッセンを、「表現される音楽の内実と結びついた無駄のないオーケストラ書法を持つ、得難い作曲家のひとりである」と評した。

[メッセージ]

武満徹さんは、非常に寛大で思いやりのある仲間でした。その幅広い芸術上のビジョンは、音楽の世界の中に宥和(ゆうわ)をもたらすという特別な効果をもっていました。ですから、彼が、この最も敬意をはらうべき建設的な作曲コンクールの実現を考えついたことは驚くにあたりません。若い作曲家と聴衆の双方にとって、本選に残ったファイナリストたちの作品をじっさいに生できくという体験そのものに、最大の芸術的価値があると思います。私自身も、ここに選ばれた作品をきくことをたいへん楽しみにしています。そして、このようなかたちで、惜しまれて亡くなった友人にして音楽上の師であった人の想い出を称えることができてたいへん幸せです。

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