武満徹作曲賞 審査員紹介

ジェルジ・リゲティ

© Malclm Crowthers

1998年度審査員

ジェルジ・リゲティ(ハンガリー ─ オーストリア)
György Ligeti (Hungary - Austria)

1998年度 審査結果・受賞者紹介

プロフィール

1923年5月28日、トランシルヴァニア地方(現在はルーマニア)で生まれる。両親はハンガリー人。第二次世界大戦末期、ナチによる強制労働に従事させられる。戦後、ブダペストのリスト音楽院で学び、1950年から同校の教授をつとめた。1956年、圧制下のハンガリーから逃れてウィーンに移り、初めてシュトックハウゼン等、当時の前衛音楽に触れることになる。1957~59年、ケルンの西ドイツ放送電子音楽スタジオで制作に従事、《Artikukation》を発表。1960年のISCM(ケルン)で初演されたオーケストラ曲《Apparitions》、引き続き発表されたオーケストラ曲《Atmosphères》(1961)、オルガン曲《Volumina》(1962)により国際的評価を確立した。1966年作曲の《Lux aeterna(ルクス・エテルナ)》は2年後、スタンレー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』に使われ、広く知られている。長年にわたりストックホルム音楽院、ハンブルク音楽院で教鞭をとり、1972年にはスタンフォード大学でも教えた。1967年オーストリアの市民権を獲得。

2006年、ウィーンにて死去。

[メッセージ]

来る1998年5月に、東京で、何曲か私の作品が演奏されるのは、たいへん幸せなことであり、また、名誉なことです。演奏会を制作される東京オペラシティ文化財団に感謝します。私は、悲しみとともに、この一連の催しのイニシアチブをとり、そして、今は我々のもとを去ってしまったわが友、武満徹のことを想います。5月の演奏会の場に居合わせることができないのが残念です。なぜなら、2年前の2回にわたる日本訪問の思い出からも、また、私は日本の文化全般に、特にその建築と音楽に深い愛情を感じており、日本滞在の折々が豊かな喜びとなっただろうからです。演奏家の皆さんをはじめ、今回の演奏会実施に関係されるすべての方々に謝意を表します。

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