[ギャラリー2]

ここでは、絵画、版画、立体などさまざまな表現をご紹介します。大地を介して循環する、多様な生命のすがたをご覧下さい。
平面では、自然との密接な関係を思わせる韓国出身の画家(尹亨根、崔恩景、李禹煥)の作品や、野又穫の「土地が放つ気配」からインスピレーションを受けて生まれたキャンバスの上の建築、コーヒー豆や胡桃の枝などを用いて制作する、大場緑の作品などを紹介します。また、当コレクションの核となる画家、難波田龍起の作品と向き合っていただくスペースを設けました。「生の記録」などの一連の心象風景には、大地の存在を強く意識させる要素が感じられます。
また、伊藤慶二の連作《沈黙》から、90-91年に制作された4点をご覧ください。

李禹煥《With Winds:風と共に》 1989年 photo: Arata Saito 伊藤慶二《沈黙》 1990年
photo: Arata Saito