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アートの主題
ミニマル/コンセプチュアル
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作品の主題は、一目見てそれとわかる具体的なものばかりとは限りません。
グループ・ゼロと並行して、60年代のアメリカではミニマル・アートが誕生、その動向はヨーロッパにもひろがりました。「芸術とは他のなにかを表現する手段ではなく、現実そのものだ」との考えにもとづき、主観やイリュージョンを一切排除した作品が特徴的です。匿名性を高めるため、素材は工業材料など無機質なものが多く、物質と空間の関係を重視している点が特筆されます。
ミニマル・アートを「純粋化された物体として存在するアート」とすると、60年代後半に広まったコンセプチュアル・アートは文字通り「概念[コンセプト)を重視したアート」です。作品制作にあたっての考えそのものを芸術と考えるこの運動は、具体的な素材を使うことを極力排して、文字や記号といった非物質系な要素で作品を制作しました。
一見難解そうに見えるこれらの作品ですが、物体と空間の関係、概念と物体の関係を比べながら作品を見てみると、それぞれの主題が浮かび上がってきます。
アーティスト:
ダニエル・ビュレン、アンドレ・カデール、ジョセフ・コスース、シャルロッテ・ポゼネンスケ、ロバート・ライマン ほか
photo
シャルロッテ・ポゼネンスケ《8つのレリーフ、シリーズ Cより》1967
素材・技法・展示方法 アートと社会
photos: DaimlerChrysler Art Collection
ARTGALLERY DAIMLERCHRYSLER