スウェーデン放送合唱団

スウェーデン放送合唱団チラシ

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日時:
2010年6月18日[金]19:00
会場:
コンサートホール     ホールへの行き方   座席図

人間の声とは、かくも美しい。無伴奏合唱の極致。

  • 【アンコール曲】 ヒューゴ・アルヴェーン:「そして乙女は輪になって踊る」
    ヴィルヘルム・ステンハンマル:「後宮の庭園にて」(『3つの無伴奏合唱曲』より)
    ヒューゴ・アルヴェーン:「私たちの牧場で」

[出演]

指揮:ペーター・ダイクストラ
スウェーデン放送合唱団

[曲目]

  • バーバー:アニュス・デイ(神の小羊)[原曲:弦楽のためのアダージョ]
  • マルタン:二重合唱のためのミサ曲(全曲)
  • スヴェン=ダビッド・サンドストレム:主を讃えよ
  • プーランク:カンタータ《人間の顔》(全曲)

  • チケット情報
  • 公演について
  • 出演者プロフィール
  • インタビュー

チケット情報

[料金](全席指定・税込)
S:¥5,000 A:¥4,000 B:¥3,000 C:¥2,000
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :2月19日[金](特典:10%割引)
一般発売 :2月26日[金]
インターネット予約受付開始(予定) :3月2日[火]10:00~
[チケット取り扱い]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:346-730)
イープラス http://eplus.jp/
ローソンチケット 0570-000-407(Lコード:33982)
CNプレイガイド 0570-08-9990
JTB各支店、JTBトラベランド各店舗 http://www.jtb.co.jp/ticket/

公演について

人間の声とは、かくも美しい。無伴奏合唱の極致。


スウェーデン放送合唱団は、数々のコンサートや録音、オーケストラとの共演などを通じ、名実ともに世界最高のコーラスの一つとして知られています。メンバーは32名。エリック・エリクソンやトヌ・カリユステといった優れた指揮者のもと、長年にわたり完璧ともいえるハーモニーと美しい音色で世界中の合唱ファン、クラシック音楽ファンを魅了し続けています。
今回は、2007年に首席指揮者に就任した俊英ペーター・ダイクストラの指揮により、今彼らが最も披露したい無伴奏のレパートリーを携えての来日です。有名な原曲の美しい旋律が胸を打つバーバー作品、お国もののサンドストレム作品はもちろんですが、前半のマルタン《ミサ曲》と後半のプーランク《人間の顔》という二重合唱のための傑作2曲(いずれも全曲)が一度の演奏会で聴けるのは、まさに彼らならではといえ、その迫力は聴衆を圧倒することでしょう。

私自身、「ザ・ジェンツ」のツアーなどで何度も日本を訪れていますが、今回は、2年前から私が首席指揮者をつとめるスウェーデン放送合唱団との来日であり、いつにも増してわくわくしています。この合唱団の美点は、歌手ひとりひとりの声の質の高さと、それらの声がひじょうにうまくとけあう組み合わせにあると思います。彼らはすぐれた声楽の訓練を受け、自然な歌唱法を身につけています。スウェーデンの人々は子供の頃から歌うことに親しみ、合唱で歌うことを重要だと考えており、それはまさに文化の一部なのです。
そんな彼らの歌を今回は無伴奏でお届けします。マルタンの《ミサ曲》は、高い技巧を要しつつ、敬虔な思いと深い宗教心に満ちたすばらしいレパートリーです。プーランクの《人間の顔》も同じく二重合唱のために書かれていますが、各合唱は6声に分かれているので、12声のための作品です。かなりの難曲ですが、表現に富み、しかも第二次世界大戦中に作曲されたということで心動かされます。サンドストレムの《主を讃えよ》は、バッハの同名モテットの歌詞を取り、2003年に二重合唱のために書かれた輝かしくダイナミックな曲です。そしてバーバーの《アニュス・デイ》は、もちろんたいへん歌いがいのある作品です。
日本の聴衆は質の高い音楽に対するすぐれた耳をお持ちですので、この合唱団の響きと興味深いプログラムは高く評価していただけることと信じています。私たちのコンサートでみなさまとお会いできることを本当に楽しみにしています。(談)

ペーター・ダイクストラ

出演者プロフィール

ペーター・ダイクストラ(指揮)

Peter Dijkstra, conductor
©BR/Frank Bauer
1978年オランダ生まれ。合唱指揮・オーケストラ指揮および声楽を、ハーグ王立音楽院、ケルン音楽アカデミー、ストックホルム音楽大学に学び、最優秀の成績で卒業。さらに、著名な合唱指揮者であるトヌ・カリユステ、エリック・エリクソン等のマスタークラスで研鑽を積む。2003年ストックホルムで開催されたエリック・エリクソン・コンクールに優勝し、国際的に注目される。2005年9月、バイエルン放送合唱団の音楽監督に任命され、ヤンソンス、アーノンクール、ムーティ、アバドなどの著名な指揮者と共同作業を重ねる。オランダ室内合唱団の首席客演指揮者を経て、2007年9月よりスウェーデン放送合唱団の首席指揮者に就任。また、混声声楽アンサンブルMUSAの芸術監督を務めるほか、BBCシンガーズ、ヘント声楽コレギウム、ベルリンRIAS室内合唱団、オランダ放送合唱団、声楽アンサンブル「ザ・ジェンツ」の客演指揮を務め、さらにオーケストラ指揮者としても活躍し、バイエルン放響、アーネム・フィル、ベルリン・ドイツ響、日本フィルなど、著名なオーケストラに客演している。

スウェーデン放送合唱団

The Swedish Radio Choir
1925年に創設され、52年、合唱の神様と称されるエリック・エリクソンが首席指揮者に就任し、現在の形態となった。以来飛躍的上昇を遂げ、スウェーデンの音楽界はもとより欧米各地へのツアーや録音を通して、世界のトップ・アンサンブルとしての地位を確立。その後、アンデシ・オルウェル、グスタフ・ショークヴィスト、トヌ・カリユステという巨匠たちに引き継がれ、07年よりペーター・ダイクストラが首席指揮者に就任。兄弟関係にあるスウェーデン放送響をはじめ、ベルリン・フィル、フィルハーモニア管、スカラ・フィル等のオーケストラと共演。なかでもアバド/ベルリン・フィルとは厚い信頼で結ばれており、96年来日公演での「第九」「復活」では、「宝石をちりばめたような声の饗宴」「精緻なこと言語に絶する」等々、空前の大絶賛を博した。日本へは、98、99、01、06年と相次いで来日し、待望のア・カペラ公演およびN響定期への出演が実現。2年連続でN響ベスト・ソリスト賞を受賞した。

インタビュー

世界最高のコーラスの一つとして知られるスウェーデン放送合唱団が来日、アカペラのプログラムを聴かせます。
2007年9月から首席指揮者を務めるペーター・ダイクストラに、合唱団の特徴、日本公演プログラムの聴きどころについてうかがいました。

2009年10月30日 電話インタビュー 
ききて:国塩哲紀(東京オペラシティ文化財団)
取材協力:パシフィック・コンサート・マネジメント


ダイクストラさんとスウェーデン放送合唱団との最初の出会いはいつでしたか。
ダイクストラ 私が最初にスウェーデン放送合唱団を指揮したのは、2003年に合唱指揮のコンクール「エリック・エリクソン賞」に優勝した時です。その本選で初めてスウェーデン放送合唱団を指揮するというすばらしい機会をいただいたのです。そして最初の一音から、私と合唱団とのあいだにひじょうに密接なつながりを感じ、お互いを高く評価していることが明らかでした。その後、何度か客演指揮者として招かれ、2005年には首席客演指揮者に任命されました。その結果、私と合唱団との関係は単なるひとめぼれではなかったことがわかり、ひじょうに良好な関係を築きあげることができたので、皆からぜひ首席指揮者になってほしいと言われ、2007年より就任しました。


スウェーデン放送合唱団の特色はどんなところにあるとお考えですか。
ダイクストラ 合唱団の歌手ひとりひとりの声の質の高さと、それらの声がひじょうにうまくとけあうことの組み合わせにあると思います。すなわち、個々の声としてもすぐれているけれど、一緒になってもすぐれているということです。歌手たちはお互いの声とうまくとけあうすべを心得ており、実のところそれこそ合唱の基本であるわけですが。スウェーデンの合唱の水準が高いのはまさにそこにあるといえます。歌手たちはすぐれた声楽の訓練を受け、自然な歌唱法を身につけており、しかもスウェーデンでは子供の頃から歌うことに親しんでいます。人々は合唱で歌うことを重要だと考えており、彼らの文化の一部なのです。だから合唱団の水準も高いのです。


今回の日本公演のプログラムについてご紹介いただけますか。プーランクおよびマルタンの二重合唱のための大作を1つのコンサートで聴く機会はめったにないので、楽しみにしています。
ダイクストラ おっしゃるとおり、これらの2つの作品は20世紀の最高傑作だと思います。マルタンの《二重合唱のためのミサ曲》はひじょうに敬虔な思いがこめられた魅力的な作品だと思います。マルタンはこの曲を1922年に作曲しましたが、実際に初演されたのは40年後のことでした。彼はこの曲は神と自分との間の曲だと考え、合唱団に演奏してもらうことを怖れ、しかも彼にとっては演奏は重要ではなかったのです。彼はこの作品を作曲し、引き出しにしまい、40年後にようやくドイツで初演されたのです。深い宗教心に満ちた曲で、高い技巧を要し、スウェーデン放送合唱団にとってすばらしいレパートリーです。

プーランクの《人間の顔》も同じく二重合唱のために書かれていますが、各合唱は6声に分かれているので、12声のための作品です。かなりの難曲ですが、表現に富んでおり、しかも第二次世界大戦中に作曲されたということで心動かされるものがあります。プーランクはこの曲を1943年に作曲しましたが、当時フランスはまだナチスの占領下にあり、楽譜はだれかの手によってロンドンにしのび込まれ、戦時中の1944年に初演されました。

サンドストレムの《主を讃えよ》は比較的最近の作品で、2003年に作曲されました。私たちは11月に録音する予定です。サンドストレムはバッハのモテット《主を讃えよ》の歌詞を取り、二重合唱のために新しい《主を讃えよ》を作曲したのです。輝かしく表情豊かな曲で、速いペースで進みます。サンドストレムの他の作品と同じく、合唱はかなり高い技巧を要求されます。またダイナミックなステレオ効果が特色で、1つの合唱がもう1つの合唱に応答し、またその逆も行われます。現代の作品ですが、魅力にあふれており、初めて聴く人もきっと最初から気に入ると思います。

バーバーの《アニュス・デイ》は、彼の《弦楽のためのアダージョ》と同じ音楽です。バーバーはこの曲は弦楽合奏のみならず、合唱に編曲しても効果的だと考え、ミサ典礼文の「アニュス・デイ」の言葉を《アダージョ》の音楽にあてはめたのです。もちろん私たちにとってたいへん歌いがいのある作品です。

東京オペラシティArts友の会会報
「tree」Vol.79 より

*曲目、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。


主催:東京オペラシティ文化財団
協賛:小田急電鉄株式会社

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