チェチーリア・バルトリ&チョン・ミョンフン
デュオ・リサイタル

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日時:
2006年3月27日[月]19:00
会場:
コンサートホール     ホールへの行き方   座席図

実力、人気、美貌どれをとっても現代最高の歌姫バルトリ。遂に実現する世紀のリサイタル!

  • 【アンコール曲】 モーツァルト:恋とはどんなものかしら
    ~歌劇『フィガロの結婚』K.579より
    ロッシーニ:今の歌声は
    ~歌劇『セビリアの理髪師』より
    デ・クルティス:わすれな草
    ビゼー:タランテラ

[出演]

メゾソプラノ:チェチーリア・バルトリ
ピアノ:チョン・ミョンフン

[曲目]

  • スカルラッティ:ガンジス川に日は昇り
  • グルック:おお、わが愛しい人よ 
    ~歌劇『パリーデとエレーナ』より
  • パイジェッロ:ジプシー娘をお望みなのはどなた
  • モーツァルト:鳥よ、年ごとに K.307
  • モーツァルト:私の心は喜びに踊る 
    ~歌劇『フィガロの結婚』K.579より
  • モーツァルト:アリア「誰がわが恋人の苦しみを知ろう」K.582
  • ベートーヴェン:希望 op.82-1
  • シューベルト:羊飼いの娘 D.528
  • シューベルト:どれほど熱愛していることか…アリア「ああ、私を見捨てないで」D.510
  • ロッシーニ:「私は苦しみと涙のために生まれ…もう火のそばで」
    ~歌劇『チェネレントラ』より
  • ビゼー:てんとう虫
  • ビゼー:別れを告げるアラビア人の女主人
  • ビゼー:タランテラ
  • ベッリーニ:ゆかしい月よ 
    ~《3つの未刊のアリエッタ》より
  • ベッリーニ:マリンコニア、やさしいニンフ 
    ~《6つのアリエッタ・ダ・カメラ》より
  • ベッリーニ:喜ばせてあげてください 
    ~《6つのアリエッタ・ダ・カメラ》より
  • ロッシーニ:見上げた洒落女
  • ロッシーニ:チロルのみなしご
  • ロッシーニ:亡命者
  • ロッシーニ:踊り(ナポリのタランテラ)

  • チケット情報
  • 公演について
  • 出演者プロフィール
  • インタビュー

チケット情報

[料金](全席指定・税込)
S:¥35,000 A:¥31,000 B:¥25,000 C:¥19,000 D:¥14,000 E:¥9,000
[チケット発売日]
Arts友の会優先発売 :12月10日[土](特典:10%割引)
一般発売 :12月17日[土]
インターネット予約受付開始(予定) :12月20日[火]10:00~
[チケット取り扱い]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:216-502)
イープラス http://eplus.jp/
ローソンチケット 0570-000-407(Lコード:L34246)

公演について

現在、世界中の歌劇場が最も出演を待ち望む、実力、人気、美貌、どれをとっても現代最高の歌姫、チェチーリア・バルトリ。19歳のときにパリ・オペラ座で開催されたマリア・カラス記念コンサートに出演するなど、早くからその傑出した才能を認められ、世界各地の歌劇場や音楽祭で絶賛されています。日本でも、1992年に「モーストリー・モーツァルト」ジャパンツアーでの初来日以来、絶大な人気を誇っています。
そんな彼女の久々の来日、しかもこれまで何度も企画されながら叶わなかったリサイタルが、「ピアノはチョン・ミョンフン以外ありえない」という、彼女の熱望によって、ついに実現します。CD(フランス歌曲集「シャン・ダムール(Cahnt d'amour)」ユニバーサルクラシック)でしか聴けなかった最強のコンビネーションに触れられるまたのないチャンス。
間違いなく今シーズン最大の注目公演です。


チェチーリア・バルトリ来日記者会見
今シーズン最大の注目公演ともいえる「チェチーリア・バルトリ&チョン・ミョンフン デュオ・リサイタル」。
いよいよ公演がせまってきたなか、2006年3月15日、都内にてバルトリの記者懇親会が開催されました。13年ぶりとなった今回の来日、演奏予定プログラム、共演者チョン・ミョンフンのことなど、さまざまな質問に笑顔で気さくに答えてくださいました。

3月15日:記者懇親会の様子


13年ぶりの来日になったことについて・・・

「これまでヨーロッパやアメリカでの活動で忙しく、なかなか日本まで足を伸ばすことができなかったこと、また私は長時間のフライトが苦手なため、なるべく短い旅ばかりしていましたことで(笑)、結果的に13年ぶりの来日となってしまいましたが、今回日本に来ることができ、嬉しく思っています。振り返ると13年というのは確かに長かったですね(笑)。

今回のプログラムについて・・・

「今回はプログラムはロマン派の音楽が中心です。ドイツのロマン派、イタリアのロマン派という二つの側面から検証する形になります。ただ、そのドイツのロマン派の曲とイタリアのロマン派の曲の間にサンドイッチのようにフランスの歌曲が加わっていますが、これは以前、マエストロとフランス歌曲のプログラムを演奏したので、今回も加えようという話になりました。またモーツァルトについては、ロマン派ではありませんが、今年はモーツァルトの記念イヤーということもあり、プログラムに加えました。」


共演するチョン・ミョンフンについて・・・

「マエストロとはだいぶ以前からたくさんのプロジェクトで仕事をしていますが、彼の伴奏によるリサイタルの時はフランスの歌曲を中心としたリサイタルで興味深い企画でしたし、ロッシーニやモーツァルトも歌いました。彼は優れた指揮者、優れたピアニストであることはもちろんですが、伴奏者としても右に出るものはありません。お互いウマが合うような感じで、息もぴったりなのです。音楽家として芸術家として尊敬しています。」


13年前の来日時は、歌うのが楽しくてしょうがないという感じでしたが、今もそのモチベーションは同じですか・・・

「今は自分という楽器をより知ることができ、より深い認識で歌えるようになったことで13年前と比べるとさらに楽しくなりました。」



バロック時代の装飾技法などはどうやって身につけたのか・・・

「言うまでもなく勉強。秩序よく勉強することです。そして声というのは一種ダイヤのようなもの。ダイヤ自体は素晴らしくてもうまくカットしないと光り方が不十分だったりします。声も同じで素質的には良くても、訓練が必要であり、またきちんとした呼吸法、体の訓練と全体的な訓練が必要なのです。そして、この訓練をもとに音楽で対話できるようにならなければいけません。そのためには自分の声に柔軟性を持ち、楽器にあわせて、楽器と対話ができるように歌わないといけないのです。」


3月15日:記者懇親会の様子



次回の来日予定は?との問いには、「今はまだ未定です。次回の来日は13年後・・・などということにはしたくありませんが(笑)」と答えながら記者懇親会を終えたバルトリ。今回の公演はまさしく貴重なリサイタルとなることでしょう。ぜひお聴きのがしなく!

出演者プロフィール

チェチーリア・バルトリ(メゾソプラノ)

Cecilia Bartoli, mezzo-soprano
チェチーリア・バルトリはローマで生まれ、プロの歌手であった両親からトレーニングを受けるのと同時に、サンタチェチーリア音楽院で声楽を学んだ。
バルトリはキャリアの初期のころにカラヤン、バレンボイム、アーノンクールと共演している。以来、アバド、ブーレーズ、シャイー、チョン・ミョンフン、デュトワ、クリスティ、ホグウッド、レヴァイン、メータ、ムーティ、ラトルら、世界一流の指揮者たちと共演。
またそのキャリアのはじめから、チェチーリア・バルトリはコンサートにおいて大変な成功をおさめてきた。リサイタルでは、バレンボイム、チョン・ミョンフン、レヴァイン、シフ、ティボーデといった一流のピアニストと共演しており、そのレパートリーはモーツァルト、ロッシーニ、プッチーニのコンサート・アリアのほか、ドイツ歌曲、ビゼーやラヴェルの歌曲やアリアにも及ぶ。また、世界一流の歌劇場に数多く出演し、オペラにおいても高い評価を受けている。
これまでにモーツァルトからロッシーニ、ヘンデルそしてハイドンのオペラ全曲版を10枚、ソロCDも数多くリリース。1999年秋に発売され賞を受賞した「ヴィヴァルディ・アルバム」では、一般に殆ど知られていないヴィヴァルディのオペラを知らしめた。
また2000年にリリースされた「グルック・アルバム」は、グラミー賞ベスト・クラシック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞。国際的な批評家たちに評価されたこのCDはその年の多くのベスト・オブ・ザ・イヤーに推薦された。2003年、アダム・フィッシャー指揮、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団との共演でリリースした「サリエリ・アルバム」は、すぐにベストセラーとなった。

チョン・ミョンフン(ピアノ)

Myung-Whun Chung, piano
photo by Riccardo Musacchio
1953年ソウル生まれ。74年チャイコフスキー国際コンクール「ピアノ部門」で2位入賞後、ジュリアード音楽院で指揮を学ぶ。1989~94年パリ・バスティーユの新オペラ座音楽監督に就任し、オペラ座の演奏水準を向上させ、「パリにチョン氏あり」の名声を世界に轟かせた。97年~2005年6月までローマ・サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団の首席指 揮者を務め、2000年からはフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に 就任した。2001年には東京フィルのスペシャル・アーティスティック・アドヴァイ ザーに就任。ゲルギエフ、ラトル等とともに現在、最も人気のある世界的指揮者として多くのファンを獲得するほか、ピアニストとしても自らがプロデュースする「セブンスターズ・ガラコンサート」を主宰するほか、ミッシャ・マイスキーとのデュオ、姉のミョンファ、キョンファとの「チョン・トリオ」などを通じて見事な腕前を披露している。

インタビュー

チョン・ミョンフン、チェチーリア・バルトリを語る

ききて:東京オペラシティ文化財団
2005年12月28日
取材協力:IMXクラシックス&アーツ


●この度は、3月に東京オペラシティに、チョン・ミョンフンさんとチェチーリア・バルトリさんのお二方をお迎えすることとなり、大変光栄に思っています。聞くところによりますと、先日ヨーロッパでリハーサルをされたとか・・・。

チョン・ミョンフン(M-W):ええ、そうです。


●いかがでしたか?

M-Wそもそも私たちは20年来の知り合いなのですよ。ですから、また彼女と仕事ができて大変嬉しいです。現代における最高の歌手のひとりですからね。人間的にもとても素晴らしい方です。


●その辺りをもう少し詳しく伺いたいのですが、バルトリさんの歌手としての魅力、そして人としての魅力についてお話いただけますか?

M-W歌手としては、あらゆる面において非常に素晴らしい資質の持ち主であることです。
声の美しさはさることながら、技術面においても、私が聴いてきた中でももっとも完璧な域に達していると思いますよ。性格も、活気に満ちていて、熱心でいて・・・。
彼女が歌うと、どんな歌でも生き生きとしてくるのです。まさに、“生きた音楽”ですね。非常にオープンですし、前向きですし、本当に“グッド・ガール”ですよ。


●20年来の知り合いとの事ですが、以前からよく共演されていたのですか?

M-Wそうですね・・・しかし(自分が)ピアニストとして共演するのは今回が2度目となります。12、13年前に一度共演しまして、ヨーロッパ・ツアーを行い、録音もしましたね。指揮者としては、何度かローマで共演しました。サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団と共に何度か共演しています。


●オペラの共演は?

M-Wオペラは一度も共演したことはありませんね。なぜなら、彼女のレパートリーとあまり合わないといいますか・・・、私自身はあまりロッシーニとかやらないので、オペラで共演したことはありませんでした。


●今回の日本公演のプログラムについて、お話し合いなどされましたか?

M-Wはい、今回は魅力溢れる作品をミックスしたプログラム内容にしましたね。スカルラッティにはじまり、もちろんモーツァルトもありますし、シューベルトもベートーヴェンも入っています。フランス人作曲家のビゼーや、もちろんイタリアのレパートリーも入っており、彼女以外の誰にも真似することができない演奏内容になっていますね。ロッシーニについても、彼女のように歌える人は他にはいません。また、ベルリーニもやる予定です。


●ピアニストとして共演する際に、他の歌手との違いはありますか?

M-Wそうですね・・・非常にまれですが、特別な歌手というのは存在するものです。私のパリのバスティーユ・オペラ時代でのことですが、ドミンゴと《オテロ》をやったことがあり、音楽上で非常にハイレベルなコミュニケーションを経験することが出来ました。つまり、多くを語る必要がなかったのです。彼女とも同じような感覚がありますね。ですから、彼女とはあまり話さなくても分かりあえますし、感じあえます。さらに彼女のフィーリングは、とても良い状態の場合が多いので、自然な感じですし、合わせていくのがとても楽なのです。


●確かに、彼女は現代最高の歌手の一人だと誰もが認識していると思います。

M-Wそういえば、ドイツでのリサイタルツアーでは、私自身今までに見たこともないような観客の反応がありました。たとえばミュンヘンでのことだったのですが、なんと観客が舞台に上がってきてしまったのです。


●本当ですか? 彼女に触れたかったのでしょうかね。

M-Wなんだったのでしょうね(笑)。ヨーロッパ人は、普段はそのような行動はとらないものなのですが。


●それは演奏後ですか?

M-Wアンコールの前だったり、最中でしたね。とにかく人々が舞台上に上がってきてしまって・・・なんとも驚いたというか、困ったものでした。


●きっと素晴らしすぎておかしくなってしまったのでしょうね(笑)。
では最後に、東京オペラシティでの公演への抱負をお聞かせください。

M-W今回は彼女にとっての本当に久しぶりの来日です。彼女は、ヨーロッパからアメリカへは船を使うし、ヨーロッパ内も電車か車でしか移動しないほど飛行機が苦手で、長距離の旅が難しいのです。でも、今回は日本でのリサイタルをとても楽しみにしていて、そのために飛行機嫌いを克服するつもりでいます。とにかく彼女が来日するということだけでも幸運であり、また素晴らしい音楽に(生で)触れることができるということは、日本のみなさんにとって本当に特別な体験となることでしょう。
今回聴きに来てくださる方々は、彼女が兼ね備えている資質の幅の広さに驚かれると思います。素晴らしく美しい声を持った歌手もいれば、高い技術を持った歌手もいるでしょう。また非常に素晴らしい人間性を持った歌手もいるはずです。しかしながら、彼女のように、これら全てを兼ね備えた歌手はほとんどいないに等しいのです。

彼女は、ヴェルディは歌わないにせよ、ロッシーニやモーツァルトを得意とし、それらに向いた声を持っています。しかし彼女のレパートリーは・・・とにかく他の歌手には見られないようなレパートリーの持ち主なのですよ。ロッシーニの《セヴィリアの理髪師》で歌う彼女の声を聴くと・・・、信じがたいほど素晴らしいですよね。どのようにして、あのように声を操ることが出来るのだろうってね。


●お二方の公演が素晴らしいものになりますよう、心より期待し、また楽しみにしています。

M-Wそうですね、きっと素晴らしい内容になると思いますよ。どうか期待してください。

おわり

主催:東京オペラシティ文化財団
協賛:日本生命保険相互会社/NTT都市開発株式会社
招聘・制作協力:IMXクラシックス&アーツ/CMIジャパン

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東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール


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