[178]
佐藤卓史(ピアノ)

2016年1月12日 出演

178_佐藤卓史(ピアノ)

©Takaaki Hirata

開館20周年、おめでとうございます。B→Cシリーズには、ソロ出演の前に共演者として2回出演したことがあり(2004/10/12[65]佐藤俊介(ヴァイオリン)、2013/2/19[149]米元響子(ヴァイオリン))、その経験を踏まえての出演ということで、かなり気合いの入ったリサイタルとなりました。プログラムの前半ではフローベルガーの《パルティータ》や韓国の新鋭チョン・ミンジェの新作など、このシリーズでなければなかなか取り上げられない作品に挑戦しました。後半では私の好きなウィーンの音楽を並べたこともあって、ハウスピアノのベーゼンドルファー・インペリアルを使用させていただき、その素晴らしい響きを楽しみながら演奏したことが印象に残っています。シューベルトのピアノ関連器楽曲全曲を演奏するプロジェクト「佐藤卓史シューベルトツィクルス」は現在も進行中で、2017年6月には第7回公演が予定されています。先日、今後の演奏曲をざっとリストアップしてみましたが、予定通り全30回ぐらいで終わりそうで、長い道のりではありますが先が見えてちょっとほっとしています。