2017年度主催公演

2017年度
東京オペラシティ文化財団 主催公演一覧

*今後、公演が追加・変更になる場合があります。
*日程・公演内容等は変更になる場合がございますのでご了承ください。

2017年4月19日[水]19:00 コンサートホール ナタリー・デセイ&フィリップ・カサール
デュオ・リサイタル
(1/20[金]一般発売)

    • ナタリー・デセイ(ソプラノ)
    • フィリップ・カサール(ピアノ)
  • "Portraits de femmes"
    シューベルト:ミニョンの歌 D877/糸を紡ぐグレートヒェン D118
    モーツァルト:歌劇『魔笛』より「愛の喜びは消え」
    ショーソン:終わりなき歌 op.37
    ドビュッシー:未練/死化粧
    グノー:歌劇『ファウスト』より「何と美しいこの姿」
公演詳細情報へ

©Marc Ribes licensed to Virgin Classics

まさに歌の女神。息をのむ繊細な歌声と圧倒的な表現力。

フランスのエレガントここに極まれり。コロラトゥーラ・ソプラノとして一世を風靡、ここ数年はフランス歌曲を中心としたリサイタルや、ミシェル・ルグランとの共演など、コンサートのステージでその歌を披露しています。デセイの繊細な歌声は、コンサートホールでさらに魅力的に響き、特に信頼するピアニスト、フィリップ・カサールとの共演で生み出される音楽は、ふんわりとしたクリームで包まれるかのような上品なしなやかさ、シルクの光沢のような美しさで、観客を陶然とさせてくれます。

2017年5月18日[木]19:00 コンサートホール エサ=ペッカ・サロネン指揮
フィルハーモニア管弦楽団
(12/23[金・祝]一般発売)

  • ストラヴィンスキー:葬送の歌 op.5[日本初演]
    マーラー:交響曲第6番 イ短調《悲劇的》
公演詳細情報へ 予定枚数終了

エサ=ペッカ・サロネン
©Katja Tähjä

 

フィルハーモニア管弦楽団
©Clive Barda

知と情が綾なすマーラーの宇宙。

4年ぶりの東京オペラシティ公演となるサロネンとフィルハーモニア管。前回は2013年2月に当財団主催公演に登場、明晰な解釈にライヴならでの感興も相まって会場は熱い盛り上がりをみせました。東京オペラシティ コンサートホール開館20周年となる今年、聴衆を陶酔させたコンビがまた帰ってきます。曲目はマーラーの交響曲第6番。サロネンはこの作曲家を得意としており、新時代のマーラーともいうべき、見通しの良いすっきりとした構成感を持ちながら、マーラーの交響曲の持つ幅広い感情とダイナミクスを、多彩な表現で私たちに届けてくれる、希代の芸術家による大曲《悲劇的》、注目の公演です。
演奏会冒頭には、ストラヴィンスキーが作曲の師リムスキー=コルサコフの死に際して作曲した《葬送の歌》を日本初演します。初演後行方不明になっていた楽譜が2015年に106年ぶりで発見されたばかり。2017年2月のイギリス初演を担うコンビが、ぜひ東京オペラシティでも!と日本ツアー中、本公演のみで演奏します。


		【東京オペラシティの同時代音楽企画 コンポージアム2017】ハインツ・ホリガーを迎えて 世界的オーボエ奏者、指揮者、作曲家。常に限界へと挑戦する、ハインツ・ホリガーを「武満徹作曲賞」審査員に迎え、あわせて彼の音楽世界を紹介します。

2017年5月25日[木]19:00 コンサートホール 〈コンポージアム2017〉
ハインツ・ホリガーの音楽
《スカルダネッリ・ツィクルス》
(2/24[金]一般発売)

    • ハインツ・ホリガー(指揮)
    • フェリックス・レングリ(フルート)
    • ラトヴィア放送合唱団(合唱指揮:カスパルス・プトニンシュ)
    • アンサンブル・ノマド
  • ホリガー:スカルダネッリ・ツィクルス(1975-91)[日本初演]
公演詳細情報へ インターネット予約

ハインツ・ホリガー
©D.Vass

ホリガーの音楽の集大成ともいえる演奏時間2時間半におよぶ大作、日本初演!

ホリガーが1975年から91年にかけて作曲した、2時間半におよぶ大作《スカルダネッリ・ツィクルス》を演奏します。前衛的な手法を用いながらも、知的な鋭さと人間的な手触りを感じさせるこの作品、演奏には高い技巧が求められており、特に合唱は微分音による無伴奏の超絶的な技術が必要です。

2017年5月28日[日]15:00 コンサートホール 〈コンポージアム2017〉
2017年度武満徹作曲賞 本選演奏会
(2/24[金]一般発売)

    • 審査員:ハインツ・ホリガー
    • カチュン・ウォン(指揮)
    • 東京フィルハーモニー交響楽団
  • [ファイナリスト(演奏順)]
    ジフア・タン(マレーシア):at the still point
    アンナキアーラ・ゲッダ(イタリア):NOWHERE
    坂田直樹(日本):組み合わされた風景
    シュテファン・バイヤー(ドイツ):私はかつて人肉を口にしたことはない
公演詳細情報へ インターネット予約

カチュン・ウォン

たった一人の審査員によるオーケストラ曲の作曲コンクール。
審査員ホリガーがいかなる才能を発掘するか、注目!

「武満徹作曲賞」は、ただ一人の作曲家が審査員をつとめるというユニークさと、受賞者のその後の活躍などにより、今や世界的に知られている、若い世代のための作曲コンクールです。19回目となる2017年の審査員はハインツ・ホリガー。36カ国115曲の応募作品の中から、ホリガーによる譜面審査の結果選ばれた作品が演奏され、受賞作が決まります。

2017年7月26日[水]14:00 コンサートホール
2017年7月27日[木]14:00 コンサートホール
音楽の絵本 with パイプオルガン (5/20[土]一般発売)

    • ズーラシアンブラス(金管五重奏)
    • 弦(つる) うさぎ(弦楽四重奏)
    • オルガンオウル(パイプオルガン)
公演詳細情報へ

©大窪道治

 

夏休みの人気シリーズ。かわいらしい動物キャラクターによる楽しい音楽会。

動物たちによる楽しい演奏で、毎年子供たちを中心に大人気の演奏会。よこはま動物園ズーラシアのマスコットキャラクターとして誕生し、今では日本全国、さらにはアジアでも公演が行われる人気者になりました。
ユーモラスな仕草が人気の金管五重奏「ズーラシアンブラス」と、優雅な弦楽四重奏「弦うさぎ」、さらにはホールが誇るパイプオルガンを迫力のサウンドで鳴らす「オルガンオウル」の組み合わせでお贈りするこの公演は、音楽の楽しさでいっぱいです。演奏会への期待高まる開場時のファンファーレから、毎回趣向を凝らした楽しいプログラムはもちろん、終演後のお見送りまで、夢と感動に包まれた音楽会は、お子様たちの初めてのコンサート体験としても最適です。

2017年8月27日[日]15:00 コンサートホール 侍BRASS 2017 (5/20[土]一般発売)

    • 中川英二郎(トロンボーン/楽団長)
    • エリック・ミヤシロ/本間千也/澤田真人/
      オッタビアーノ・クリストーフォリ(トランペット)
    • 森 博文(ホルン)
    • 野々下 興一(バス・トロンボーン)
    • 齋藤 充(ユーフォニアム)
    • 次田心平(テューバ)
    • 岩瀬立飛(パーカッション)

撮影:藤本史昭

今年の夏もサムライ見参!
ジャンルを超えてトッププレイヤーたちが集結するスーパー・アンサンブル。

スタジオ、ジャズのトップ奏者とオーケストラのトッププレーヤーたちが結集した「侍BRASS」、2006年のデビューコンサート以来パワフルかつ洗練された演奏で聴衆を魅了しつづけ、2016年には結成10周年を満員の会場で祝いました。同時に昨年は新たなメンバーも加わりそのサウンドはさらに磨かれ、年々熟成していく大人のアンサンブルとして次の10年を見据え、動き始めました。
和のテイストにこだわったオリジナル曲に、センスの良い名曲の新アレンジを取り混ぜたプログラム、さらには楽譜出版やCDリリースも含めた多角的な展開で、楽器をたしなむ中高生から、音楽を愛する大人まで、常にファンの心をつかみ続けています。ブラスアンサンブルの新たな可能性を追求し続ける「侍BRASS」は、高度なテクニックで観客を唸らせ、楽しいトークで笑わせる、最高のエンターテインメントです。

2017年9月14日[木]19:00 コンサートホール スウェーデン放送合唱団 (4/21[金]一般発売)

    • ペーター・ダイクストラ(指揮)
  • ペルト:勝利の後
    スヴェン=ダヴィッド・サンドストレム:新しい天と新しい地
    ペンデレツキ:ベネディクトゥス/アニュス・デイ
    ヴィカンデル:すずらんの王様
    シュニトケ:合唱協奏曲
公演詳細情報へ インターネット予約

スウェーデン放送合唱団
photo:Kristian Pohl

 

ペーター・ダイクストラ
©Astrid Ackermann

ホールに降り注ぐ神秘の歌声。合唱芸術の最高峰。

スウェーデンのみならず、世界中でその美しい歌声を披露する、現在最高峰の実力と人気を誇る合唱団。
特に故クラウディオ・アバドからは多くの演奏会で起用され、1996年ベルリン・フィルとの日本公演で演奏した「第九」と「復活」や、2012年ルツェルンでのモーツァルトの《レクイエム》など、多くの名演が残されています。
東京オペラシティ コンサートホールの豊潤な音空間は、透明でありながらリッチなこの団体の響きにぴったり。特に今回のプログラムのような、宗教的な内容を持つ神秘的な作品は、高い天井から音が降り注いでくるような、このホールの特徴と最も相性の良い音楽といえます。シュニトケの代表作のひとつである40分に及ぶ無伴奏合唱曲をメインプログラムに、合唱芸術の最高峰を、透明さ際立つア・カペラで。神が与えた最高の楽器、″声″による美しいハーモニーをお楽しみいただきます。

2017年9月24日[日]15:00 コンサートホール バッハ・コレギウム・ジャパン
モンテヴェルディ
《聖母マリアの夕べの祈り》
(4/21[金]一般発売)

    • 鈴木雅明(指揮)
    • ソフィ・ユンカー/松井亜希(ソプラノ)
    • 青木洋也(アルト)
    • 櫻田 亮/谷口洋介/中嶋克彦(テノール)
    • シュテファン・フォック/加耒 徹(バス)
    • コンチェルト・パラティーノ(コルネット&トロンボーン)
    • バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱と管弦楽)
  • モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
公演詳細情報へ インターネット予約

鈴木雅明
©Marco Borggreve

 

バッハ・コレギウム・ジャパン
©Kenta Hoshino

モンテヴェルディ生誕450年。鈴木雅明とBCJ、最良のコンビによる18年ぶりの再演。

2017年は、イタリアの偉大な作曲家、クラウディオ・モンテヴェルディの生誕450年となります。ルネサンスからバロックへの移行期に重要な位置を占めたモンテヴェルディの作品の中でも、もっとも有名な宗教作品となる《聖母マリアの夕べの祈り》をバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏でお届けします。このコンビによる同曲の演奏は1999年にも当財団主催公演として行われ、実に18年ぶりの再演となります。前回、時を同じくして行われた録音は永くこの作品の最良の演奏の一つに数えられています。歴史上最初期のオペラ『オルフェオ』を書いたモンテヴェルディがそのすぐ後に完成させたこの作品は、ヨーロッパ音楽を語る上でも記念碑的で、壮大さ、神聖さ、優美さ、快活さ、そのすべてにおいて聴衆を魅了する、名曲中の名曲です。

2017年11月28日[火]19:00 コンサートホール エマニュエル・パユ SOLO (6/24[土]一般発売)

    • エマニュエル・パユ(フルート)
  • 武満 徹:声(ヴォイス)/エア
    フェルー:3つの小品
    ヴィトマン:小組曲
    C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132

©Fabien Monthubert

フルート界のスーパースター、注目のオール無伴奏。

管楽器奏者として今まさに脂の乗り切った状態にあるパユ。このフルート界のスーパースターが、東京オペラシティ コンサートホールのステージで、最初から最後までたったひとり、まさに真剣勝負のオール無伴奏リサイタルを行います。
ベルリン・フィルの首席奏者として、ソリスト級のつわもの達がひしめくこのオーケストラにあってさえ、ステージ中央に陣取るパユから放たれる存在感は本当に特別なものです。またもちろんソリストとして、加えてレ・ヴァン・フランセに代表されるアンサンブル奏者として、現在パユほどに人気と実力を兼ね備えたフルーティストは存在しないでしょう。
パユが今回の無伴奏プログラムに選んだ作品は、このホールに因んだ武満2作品を最初と最後に据えて、バロックと古典からの2曲で近現代の曲をサンドする、シンメトリーな構造になっています。
また、パユ自身も師事したフルート界の偉大な先達、オーレル・ニコレへのオマージュも見え隠れします。武満の2曲はともにニコレのために書かれており、《エア》は武満の遺作でニコレ70歳の記念に書かれ、ヴィトマンの小組曲は、2016年1月に亡くなったこの偉大なフルーティストの思い出に書かれました。ニコレがそうであったように、バロックから現代まで、幅広いレパートリーを誇るパユ。この挑戦的ともいえるプログラムを引っ提げて、休憩なし70分一本勝負に挑みます。

2017年12月6日[水]19:00 コンサートホール ピエール=ロラン・エマール
ピアノリサイタル
(6/24[土]一般発売)

    • ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
  • メシアン:幼子イエスにそそぐ20のまなざし(全曲)

©Marco Borggreve+DG

メシアンが遺したピアノ音楽のひとつの頂点。エマール、ついに日本初披露。

エマールのピアノは、古典から現代まで、どの時代のどの作曲家でも、その作品が内包している核のようなものを、掬い取って私たちに伝えてくれます。隅々まで血の通ったクリアで見通しの良い演奏は、もちろん極限までコントロールされた技術があって初めて実現するもので、エマールの知的な解釈に裏打ちされ、作品はその真の姿を観客の前に現すのです。
今回、エマールが取り上げるのは、メシアンの傑作《幼子イエスの20のまなざし》全曲。
エマールは、12歳からメシアン夫人のイヴォンヌ・ロリオに師事、メシアン本人からも多くのことを学び、1973年にはメシアン国際コンクールで優勝し鮮烈なデビューを飾った、現代最高のメシアン演奏家といってよいでしょう。
メシアンの代表作の一つで、20世紀のピアノ音楽のなかでも記念すべき大作を、最高の解釈者エマールがついに日本で初披露します。

2018年2月15日[木]19:00 コンサートホール 山下洋輔《RETROSPECTIVE》 (10/21[土]一般発売)

    • 山下洋輔(ピアノ)
    • 佐渡 裕(指揮)
    • 東京フィルハーモニー交響楽団
  • 挾間美帆:新作オーケストラ曲
    (東京オペラシティ コンサートホール開館20周年記念委嘱)
    山下洋輔:ピアノ協奏曲第1番《Encounter》
    山下洋輔:ピアノ協奏曲第3番《Explorer》

佐渡 裕
©Takashi Iijima

山下洋輔
©Jimmy & Dena Katz

東京オペラシティの名物企画から生まれた、ジャズピアノとオーケストラとのコラボレーションを回顧する。

ニューイヤーの恒例企画として、東京オペラシティで2000年以来ほぼ毎年、計14回にわたり刺激的なプロジェクトを繰り広げてきたジャズピアノの巨人、山下洋輔。筒井康隆とのコラボレーションによるジャズオペレッタ《フリン伝習録》、組曲《ジャズマン忠臣蔵》や、N響オーボエ奏者茂木大輔らによる木管五重奏や新日本フィルコンサートマスター松原勝也率いる弦楽四重奏との共演、セシル・テイラー、ブーニン、林英哲、アン・アキコ・マイヤースといった各界のスターとのセッション等々、はたして次はどのようなアイデアが飛び出してくるかと毎年我々をわくわくさせてくれました。そのような中でも新たな一ジャンルを開拓したといえるのは、山下の作曲した3曲のピアノ協奏曲です。この企画の初回である2000年に、今回演奏するピアノ協奏曲第1番《Encounter》に私たちは「出会い」、ホール開館10周年を記念して2007年に作曲されたのが第3番《Explorer》であったのです。初演後も山下と佐渡とは海外公演も含めたびたび同曲を再演、十分に熟した二人のコンビで再びお送りする今回の演奏会、第3番のオーケストレーションを担った若き天才挾間美帆による開館20周年記念の委嘱となる新作ともども、注目の一夜です。

2018年2月27日[火]19:00 コンサートホール マルク・ミンコフスキ指揮
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
(9/1[金]一般発売)

  • メンデルスゾーン:
    序曲《フィンガルの洞窟》
    交響曲第3番 イ短調 op.56《スコットランド》
    交響曲第4番 イ長調 op.90《イタリア》

マルク・ミンコフスキ
©Marco Borggreve

 

レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
©Anthony Cottarel

洒脱の極み。メンデルスゾーンの「憂い」と「きらめき」をオリジナル楽器で。

東京オペラシティ文化財団主催公演3度目の登場。初来日公演となった2009年の公演は、ミンコフスキ自身がラモーのさまざまなオペラから選んだ管弦楽曲「もうひとつのサンフォニー・イマジネール」とモーツァルトの《ポストホルン》による一夜と、没後200年を記念したハイドンの交響曲による2公演を行い、その年の『音楽の友』誌の年間ベストコンサートに選ばれるなど高い評価を受けました。その後2013年の再来日では、シューベルトの《未完成》と、小編成のヴォーカル・アンサンブルを帯同しモーツァルトの《ハ短調ミサ》ほかを演奏しました。いずれの演奏でも、このコンビによる音楽は躍動感に満ち、音楽を演奏する-音楽を聴く-喜びに溢れています。この沸き立つような情感は、やはりミンコフスキの放射する陽のエネルギーによるところが大きいでしょう。その「陽」の雰囲気はメンデルスゾーンの音楽にまさにぴったりです。ときにはメランコリックで、ときにはからっと乾いた、そう、イタリアの青空のように。メンデルスゾーンの代表的な名曲3曲、極め付けです。


ページトップ

東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール


閉じる