◎収蔵品展013
寺田コレクションの女性作家たちを中心に

2002.12.7[土]― 2003.3.2[日]




日本的抽象の画家、難波田龍起の作品を多く集めることで知られる寺田コレクションは、「東洋的抽象」や「ブラック&ホワイト」などのテーマで近・現代の日本を代表する作家たちの作品を個人コレクターの視点から数多く集める非常にユニークな存在です。今回の収蔵品展は、これまでとちょっと趣向を変えて、収集テーマとは別に、「女性作家」という切り口で見えてくる「女性的なるもの」を探ろうとするものです。
押江千衣子
《オアシス》
油彩、オイルパステル、キャンバス
227.3 x 324.2 cm
2001
Photo courtesy: 西村画廊
女性・男性という性別は、いわば私たちそれぞれが必然的に背負う人生のテーマのようなもの。しかし、男性が抱く女性観や女性が感じる男性のイメージといったきわめて日常的な視点は、実はお互いが決して知りうることのない永遠の謎であると言えるでしょう。美術作品とは、その中に作家の「男性」性なり「女性」性のような性別による違いがより鮮明に刻み込まれるものとして、女性と男性の間に横たわるその永遠なる謎を理解する上での1つの鍵となるのかも知れません。
白石由子
《Ripple》
油彩、キャンバス
213.5 x 198.5 cm
1988
本展では、奥山民枝、落田洋子、堂本右美、草間弥生、雀恩景、松本祐子、内田あぐり、小川待子、荒木高子など、寺田コレクションに収められた女性作家たちによる油彩、日本画、立体、版画などの作品を通し、それらの作品が伝える「フェミニン」な様相に迫ります。
奥山民枝
《天海》
油彩、キャンバス
110.0 x 162.0 cm
1996
また展覧会の最後の部分では、コレクションの中心的作家である難波田龍起と難波田史男の作品の中から、線やドローングによるユーモアやリラックスした雰囲気が伝わる60年代70年代の作品も合わせて展示します。
吉澤美香
《り-46》
工業用プリンティングインク、アクリル板
138.5 x 110.5 cm
1995


出品作家
青木野枝、荒木高子、有元容子、崔恩景、堂本右美、猪飼節子、川村悦子、コイズミアヤ、草間彌生、松本祐子、難波田史男、難波田龍起、新見恵里子、落田洋子、小川待子、岡田伊登子、奥山民枝、押江千衣子、重岡良子、嶋田しづ、白石由子、末冨綾子、杉山晶子、辰野登恵子、内田あぐり、山本麻友香、山本容子、吉澤美香(ABC順)



インフォメーション
場所:ギャラリー3&4(東京オペラシティ アートギャラリー 4F)
期間:2002.12.7[土]─ 2003.3.2[日]
開館時間:12:00 ─ 20:00(金・土は21:00まで、最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始(12.24[火]─1.6[月])、全館休館日(2003.2.9[日])

入場料:一般\300(\200)、大学・高校生 \200(\150)、中学・小学生 \100(\50)
※ ( )内は15名以上の団体料金、その他割引制度あり
※企画展「アンダー・コンストラクション:アジア美術の新世代」展のチケットでもご覧いただけます。

主催:(財)東京オペラシティ文化財団
協賛:日本生命/ NTT都市開発/小田急電鉄

お問い合わせ:東京オペラシティアートギャラリー Tel. 03-5353-0756