アンダー・コンストラクション:アジア美術の新世代 関連企画 |
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「アジア美術新世紀─『アンダー・コンストラクション』解体新書」特別講義 アーティスト:蔡國強(Cai Guo-Qiang) 「典型的なアジア人アーティスト?」 アートシーンにおいて、私は、ときに典型的なアジア人アーティストといわれている。それは、中国で生まれ育ち、日本で作家活動の場を拡げた作家として、作品の素材や思想において東洋的なものが色濃く映るからだろう。しかし、世界的な舞台で仕事をし、特に典型的な西洋の美術館といわれるニューヨークのMOMA(ニューヨーク近代美術館)、ロンドンのテイトモダンなどでの一連の発表は、西洋が私のアーティストとしての仕事に対して、どのようなものに共鳴しているのだろか?この講座では私の作品スライドやビデオを使いながら近作を紹介し、参加者との対話を通じて、アジアの現代美術を考えていきたい。 日時:2003年2月6日(木) 19:00〜20:30 会場:国際交流基金国際会議場(港区赤坂1-12-32 アーク森ビル20階) 主催:国際交流基金アジアセンター 定員:100名 (要予約/聴講は無料ですが展覧会の入場券が必要です) 使用言語:日本語 ■蔡國強 略歴 1957年、中国福建省泉州市に生まれる。上海演劇大学美術学部に学び(1981〜85年)、1986年に来日。筑波大学総合造形研究生(1989〜91年)を経て、1995年9月より活動の拠点をニューヨークに移し、世界各地の主要な国際展に出品。主な展覧会として、第46回ヴェネツィア・ビエンナーレ「トランスカルチャー展」(1995年『ベネッセ賞』受賞)、第48回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1999年『国際金獅子賞』受賞)、個展ではリヨン現代美術館(2000年)、上海美術館(2002年)、花火のプロジェクトとしてニューヨーク近代美術館(2002年)、テイトモダン(2003年)などがある。ニューヨーク在住。 ■お問い合わせ・お申し込み 国際交流基金アジアセンター国内事業課(古市/帆足) 〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-22 赤坂ツインタワー1階 Tel.03-55662-3892 Fax.03-5562-3897 ■会場案内 国際交流基金国際会議場(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル20階) ○地下鉄銀座線「溜池山王」駅下車13番出口 ○南北線「六本木一丁目」駅下車3番出口 ○都営バス01系統(渋谷―新橋)「赤坂アークヒルズ前」バス停下車
定員:各回150名 (要予約→国際交流基金アジアセンター:Tel.03-5562-3892 Fax.03-5562-3897) ◎「アンダー・コンストラクション」オープニング記念シンポジウム 『アジアでキュレイションを考える』 多様なアジアの美術環境において、若いキュレイターたちは今どのような状況にあるのか、また今後どのようなことを求めかつ求められているかを、アジア域外からの視点も加えて、皆さんとご一緒に考えていきます。 日時:2002年12月7日(土)13:00-17:00 会場:国際交流基金国際会議場(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル20F) 主催:国際交流基金アジアセンター/財団法人東京オペラシティ文化財団 助成:財団法人ポーラ美術振興財団
●プログラム 「問題提起としてのアンダー・コンストラクション」 神谷幸江、山本淳夫 セッション I 「アジアのキュレイション・モデルとは?」 アジアには美術制度の比較的整っている国とそうでない国があり、それぞれの環境において改善しなくてはならない重要な課題を抱えています。このセッションでは、アジア各国における現代美術の現状報告から、それぞれの立場でどのように美術環境を前進させていこうとしているのかを議論していきたいと思います。 モデレーター:キム・ソンジョン ・発表1:「オルタナティヴ・スペースと組織力の問題」 アスモジョ・ジョノ・イリアント ・発表2:「大きな会場、それとも小さなユートピア?インドのキュレイションの未来」 ランジット・ホスコテ ・発表3:「キュレイターって誰?何者なの?」 クリッティヤー・カーウィーウォン ・発表4:「空箱行政時代のキュレイションと展覧会の希求度」 片岡真実 ・討論 セッション II 「インターナショナルとローカルの狭間で」 このセッションでは、変貌激しい中国の現代美術状況を例にあげ、国際的に活躍するキュレイターとローカルに基盤をおく若いキュレイターの対話を通じて、今日、アジア現代美術の展覧会をアジア域内外で組織することの意味やそれによって生じる社会的/政治的影響を考えてみたいと思います。 モデレーター:パトリック・D.・フローレス ・発表1:「オルタナティヴを探して」 ホウ・ハンルゥ ・発表2:「伝説のアトランティスを探して」 ピー・リー|皮力 ・コメント:デヴィット・エリオット ・討論 セッション III 全体討論 セッション I、セッション IIの発表と論議を踏まえて、今後ののアジア域内のキュレイターの役割とキュレイションのあり方を探っていきたいと思います。これはグローバル化の進む現在、アジアという地域に留まらない極めて世界共通の同時代的な問題であると言えましょう。 モデレーター:片岡真実 参加メンバー全員と会場の聴衆を入れての全体討論。 ◎国際交流基金設立30周年記念事業/アジア美術国際シンポジウム2002 『流動するアジア―表象とアイデンティティ』 「アジア」って一体何なんだろう?そんな疑問をもっていませんか。アジアを規定するのは、地域なのか、歴史・文化なのか、思想なのか---。現在最も先鋭な研究と活動を展開する美術関係者や研究者が一堂に集まり、アジアという概念を、ヴィジュアルアーツを中心に様々なフィールドから議論を深める国際シンポジウムです。 日時:2002年12月13日(金) 17:00-21:30 2002年12月14日(土) 10:30-20:00 会場:国際交流基金国際会議場(東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル20F) 主催:国際交流基金アジアセンター
◎2002.12.7[土]18:00─19:00 会場:国際交流基金フォーラム アーティスト:北尾博史/ホセ・レガスピ/バイジュ・パルタン/シャギニ・ラトナウラン/ヤン・ジェンジョン ◎2002.12.8[日]15:00─16:00/17:00─18:00 会場:東京オペラシティアートギャラリー
◎2002.12.15[日]15:00─16:00 会場:東京オペラシティアートギャラリー アーティスト:二名良日/野口里佳/サキサトム/篠田太郎
会場:国際交流基金フォーラム アーティスト:スボート・グプタ タイトル:《クリーン》 ◎2002.12.8[日]13:00─16:00 RESIDUAL NOISE / CAR 10 DEMONSTRATION 会場:東京オペラシティ地下3F駐車場 アーティスト:ログズ・ギャラリー
ログズ・ギャラリー ROGUES' GALLERY 1994年、浜地靖彦・中瀬由央により大阪で結成。ガソリンミュージック&クルージングを始める。2001年よりRESIDUAL NOISEのシリーズを展開する。 MOLLY(森 武彦) 1995年よりカーオーディオを始める。これまで十数台の車にオーディオをインストールする。自ら組み上げたシステムにより158.4dBをマーク、日本音圧協会のイベントにて、2001年・2002年と2年連続‘日本チャンピオン’に輝く。 |
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