1970年コーンケーン(タイ)生まれ。バンコク在住。アート・インスティテュート・オブ・シカゴで映画制作の修士号取得。1996年以降、「バンコク国際アート映画祭:キック&マシーン」の共同企画に加え、最初の長編映画《真昼のミステリアス・オブジェクト》を制作。現在、新作《ブリスフリー・ユアーズ》を制作中。「東京フィルミックス」(2000)、ロンドン国際映画祭UK(2000)、ヴァンクーヴァー国際映画祭(2000)、「マルセイユ国際ドキュメンタリー映画際」(2000)、「ロッテルダム国際映画祭」(2000)などでの上映多数。
総合展で見せる《ダブル・ビル・スクリーン!》は、異なる二つの映像を、真っ白でうなぎの寝床のように細長い空間で見せる新作。片方の映像作品《金の船》は、タイにおけるメディア中毒のさまざまな有り様、もう一方の《熱帯病のためのスケッチ》は、虎に化けた恋人をジャングルで探す男の物語だ。
《ゴールデンシップ/熱帯病のための習作》
ミクスト・メディア
2002
photo: Keizo Kioku