次回展覧会「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」 2020/8/31 update

東京オペラシティ アートギャラリーでは、2020年10月10日より「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」を開催いたします。

11月4日[水]から、来館予約が不要となります。

・受付で入場券をご購入ください。
・混雑の際は、お待ちいただく場合があります。
・確実にご入館を希望される場合は、日時指定の来館予約をおすすめします。予約方法はこちら

ニュー・バウハウスに学んだ石元泰博に注目!

シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス)に学んだ写真家石元泰博(1921-2012)は、対象の構造的、空間的特性を鋭く捉えた作品によって、写真界はもとより、広く建築、デザイン、美術にわたる戦後日本の芸術界に大きなインパクトを与えました。


《シカゴ 雪と車》
1948-52


《シカゴ ハロウィン》
1948-52

様々なシリーズで写真の可能性を追及

バウハウスの流れを汲む近代的な視点から日本の伝統建築を撮影した桂離宮シリーズ、丹下健三、磯崎新、内藤廣ら同時代の建築家の作品を撮った作品、そしてライフワークとなったシカゴと東京の人と街を捉えた作品など、その成果は内外で高く評価されています。対象の本質と写真の可能性へのあくなき探究心、そして緻密な暗室作業による厳格なプリントの美学は、デジタルが一般化した今日において一層の輝きを放っています。


《桂離宮 中書院東の庭から中書院、楽器の間、新御殿を望む》
1953,54


《東京都新都庁舎計画(磯崎新)》
1991頃

過去最大規模で石元の仕事を振り返る展覧会

2021年は石元泰博の生誕100年にあたります。この記念すべき年に向け、石元の足跡を過去最大規模で回顧する展覧会シリーズを当館と東京都写真美術館、高知県立美術館との共同で実施いたします。東京オペラシティアートギャラリーでは「伝統と近代」を切り口として、作家活動の前半に軸足を置き、多様な被写体を貫く石元の眼差しに注目します。東京都写真美術館では、独自の都市観にフォーカスし、中盤から晩年に至る作品を選りすぐります。2つの展覧会を通して、より多角的な視点から石元の活動の全貌が明らかとなるでしょう。その後、高知県立美術館にて集大成となる展示を行います。

[共同開催展スケジュール]
東京都写真美術館 2020年9月29日[火]― 11月23日[月・祝]
高知県立美術館  2021年1月16日[土]― 3月14日[日]


《セルフ・ポートレート》
1975

画像全て 高知県立美術館蔵 ©高知県,石元泰博フォトセンター

インフォメーション

生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代
Ishimoto Yasuhiro Centennial: Tradition and Modernity


*当館の新型コロナウィルス感染症対策についてはこちらをご確認ください。
期間:2020年10月10日[土] ─ 12月20日[日]
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00 ─ 19:00 (入場は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)
中学生以下無料

  • 同時開催「project N 80 守山友一朗」の入場料を含みます。
  • ( )内は各種割引料金。
  • 障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。
  • Arts友の会会員は無料。(会員証をご提示ください)
  • 割引の併用および入場料の払い戻しはできません。

お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、読売新聞社、美術館連絡協議会
特別協賛:ジャパンリアルエステイト投資法人
協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン
協力:相互物産株式会社
共同企画:高知県立美術館、東京都写真美術館