次回展覧会「谷川俊太郎展」 2017/11/14 update

東京オペラシティ アートギャラリーでは2018年1月13日[土]より3月25日[日]まで、「谷川俊太郎展」を開催いたします。

子どもからお年寄りまで、多くの人々を魅了し続ける谷川俊太郎の詩

谷川俊太郎は1952年に詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たしました。感傷や情念とは距離をおく軽やかな作風は、戦後の詩壇に新風をもたらします。
「鉄腕アトム」の主題歌、『マザーグースのうた』や、『ピーナッツ』の翻訳、市川崑監督による映画「東京オリンピック」の脚本、武満徹ら日本を代表する音楽家との協働などでも知られるように、幅広い仕事によって詩と言葉の可能性を拡げてきました。85歳の現在も、わかりやすく、読み手一人一人の心に届くみずみずしい言葉によって、子どもからお年寄りまで、多くの人々を魅了し続けています。

谷川俊太郎
photo: 深堀瑞穂

誰もが知っている谷川俊太郎像を見つめ直す展覧会

一方仕事の幅広さ・膨大さゆえに、この国民的詩人の「人」と「作品」の全体像をとらえるのは容易ではありません。谷川俊太郎のエッセンスを探るべく、本展では仕事の全体を振り返るかわりに詩人の現在に焦点をあてることにしました。実生活の喜びやいたみから詩を紡ぎ出し、社会とつながろうとしてきた谷川。その暮らしの周辺をさまざまに紹介します。影響を受けた「もの」や音楽、家族写真、大切な人たちとの書簡、コレクション、自らの撮影による暮らしの映像や、知られざる仕事を織り交ぜ、谷川俊太郎の詩が生まれる瞬間にふれる試みです。本展のために書き下ろされる詩や、音楽家・小山田圭吾(コーネリアス)とインターフェイスデザイナー中村勇吾(tha ltd.)とのコラボレーションも発表します。

photo: 深堀瑞穂

[谷川俊太郎 略歴]

1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、2005年『シャガールと木の葉』『谷川俊太郎詩選集1〜3』で第47回毎日芸術賞、2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。

公式ウェブサイト http://www.tanikawashuntaro.com/

関連企画:開催記念対談

① 2018年1月27日[土] 都築響一(編集者) × 谷川俊太郎
② 2月10日[土] 小山田圭吾(コーネリアス)(音楽家) × 谷川俊太郎

時間:各回14:00 ─ (13:45開場)
会場:東京オペラシティビル7F会議室
定員:各回160名(全席自由)
参加費:無料(展覧会の入場は別料金)要整理券

  • 開催当日11:00よりアートギャラリー入口にて整理券を配布します。整理券はおひとり1枚のみ。
  • 13:40までに、会場(東京オペラシティビル7F会議室)前に整理番号順にお並びください。(13:45開場予定)

関連企画:スペシャルライブ 谷川俊太郎&DiVa「よしなしうた」

2018年3月10日[土]14:00開演(13:30開場)
会場:東京オペラシティ リサイタルホール

インフォメーション

谷川俊太郎展
TANIKAWA Shuntaro


期間:2018年1月13日[土]─ 3月25日[日]
会場:東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2]
開館時間:11:00 ─ 19:00 (金・土は11:00 ─ 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(2月12日[月]は開館/2月13日[火]は振替休館)、2月11日[日](全館休館日)

入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)
中学生以下無料

  • 同時開催「収蔵品展061 なつかしき」、「project N 70 宮本穂曇」の入場料を含みます。
  • 収蔵品展入場券200円(割引は無し)もあり。
  • ( )内は15名以上の団体料金
  • 障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。
  • Arts友の会会員は無料。(会員証をご呈示ください)
  • 割引の併用および払い戻しはできません。

お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、朝日新聞社
協賛:日本生命保険相互会社
協力:パナソニック株式会社、株式会社ヤマハミュージックジャパン、株式会社渋谷文泉閣、株式会社山田写真製版所
企画協力:ナナロク社
音楽:小山田圭吾(コーネリアス)
映像:中村勇吾(tha ltd.)
会場グラフィック:大島依提亜
会場構成:五十嵐瑠衣