感じる服 考える服:東京ファッションの現在形[プロフィールと展示プラン]

リトゥンアフターワーズ/writtenafterwards
(山縣良和)

ファッションを様々な媒体で表現するクリエーター・山縣良和。「ファッションとは何か?」「現代において、どのようなファッション・クリエーションが可能か?」を考えている。セントラル・セント・マーティンズ美術大学在学中に、アン=ソフィー・バックでインターンを経験。さらにパリで、ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務め、アントニオ・マラスによるケンゾーのためのクリスマスツリーを制作し、ポンピドゥ・センターで展示した。2005年セント・マーティンズを首席で卒業後帰国し、2007年writtenafterwardsを設立。2009S/Sでは、紙屑でできたドレスを発表し、賛否両論を巻き起こした。

http://www.writtenafterwards.com/

展示プラン

アダムが覗く小屋の中では、動物たちが秘密裏に新しい紙幣、0円紙幣(0 リトゥン)を織っている。荒唐無稽ともいえる発想は、ファッションが資本主義の象徴として位置づけられるイメージを打破し、3万年後のファッションを見すえて、新しい秩序、新しい紙幣、新しい価値観の創造を目指すもの。

・協力:アトリエ杉本(剥製)/武藤株式会社/山梨県富士工業技術センター(以上、織機)
・Special Thanks:Chim↑Pom

Photo: KIOKU Keizo