感じる服 考える服:東京ファッションの現在形[プロフィールと展示プラン]

ケイスケカンダ/keisuke kanda
(神田恵介)

2005年秋、有限会社Candyrockを設立し「keisuke kanda」として本格的な活動を開始する。全国ツアーと称した顧客向け受注会を全国各地で開催するなど、独特な運営を展開、「僕の服づくりにおいて、コンセプトやテーマは重要ではありません。女の子が、僕の服を着て笑ってくれれば、それでいいのです」と断言する。顧客との直接的なコミュニケーション、それによって生み出される口コミという前時代的な戦略には、既成のファッションのシステムを無効化するパワーが感じられる。

http://keisukekanda.com/

展示プラン

四畳半の「和室」で「洋服」を描くというプレゼンテーション。実は、畳も障子もあんどんも湯のみもすべて。ニットやレースやキルティングをなどを型取りした樹脂によって制作されている。また、スタイリスト・大森伃佑子氏や写真家・浅田政志氏との共同プロジェクトの紹介、音楽家・やくしまるえつこ氏の等身大パネルなどが展示されている。

・制作:MUD SNAIL
・展示協力:浅田政志/大森伃佑子/オオヤギショウヘイ/きむらももこ/sina/高山エリ/西宮光/榎本亜沙美/針谷將史/半沢健/magma/みらいレコ—ズ/やくしまるえつこ(五十音順)

Photo: KIOKU Keizo