感じる服 考える服:東京ファッションの現在形[プロフィールと展示プラン]

アンリアレイジ/ANREALAGE
(森永邦彦)

real、unreal、ageをミックスし、リアルでありながら、リアルでない時代というねじれを内包したネーミングで2003年から活動を開始。古着のリメークに始まり、「神は細部に宿る」を信念にマニアックなクラフトワークを探求。2009年春夏「〇△□」(まるさんかくしかく)というテーマのもと、球体、三角錐、立方体に合わせて形づくったシャツ、トレンチコート、カットソーなどを制作。独自のコンセプチュアルな方向を見つけ、飛躍的な進化を見せる。その延長上に、「凹凸」「シルエット」「wideshortslimlong」「「 」(空気の形)」「LOW」などのテーマが続き、現在に至る。2011年毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。

http://www.anrealage.com/

展示プラン

2010-11A/Wの「wideshortslimlong」に基づいた「基準の問い直し」がテーマ。身長や袖丈における長さや短さ。バストやウエストにおける太さや細さ。これら人の身体を基準として定められた、長さ、短さ、太さ、細さ、は絶対的だろうか。
身体という洋服における定規を問い直すこと。定規を変えない限り新しい洋服は生まれない。

・展示協力:MUD SNAIL

photo: Ishigaki Seiji(BLOCKBUSTER)