[展覧会] これからの展覧会

2018.01.13[土]- 2018.03.25[日]

谷川俊太郎展 ギャラリー 1&2

谷川俊太郎は1952年に詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たしました。感傷や絶望感とは距離をおく明るく軽やかな作風は、戦後の日本で新たな生き方を模索する人々の心を捉えました。『鉄腕アトム』の主題歌、絵本『マザーグースのうた』や、スヌーピーで知られるコミック『ピーナツ・ブックス』の翻訳、映画『東京オリンピック』の脚本、武満徹をはじめとする音楽家との協働などでも知られる谷川ですが、一人の生活者として日常から紡ぎ出されるみずみずしい言葉は、85歳を迎えた現在も私たちの感性と共鳴し続けています。
本展では谷川の幅広い創作活動のほか、少年時代にまつわる資料や交友関係、親しんできた音楽、コレクション等を紹介することで詩人の原点を探ります。また本展のために書き下ろされる新作の詩や、音楽家小山田圭吾(Cornelius)とインターフェイスデザイナー中村勇吾とのコラボレーションを通じて、現在進行形の谷川の活動をご覧いただきます。本展は、詩人谷川俊太郎の言葉によって私たち一人ひとりが自身と出会う、またとない機会となるでしょう。

photo: 深堀瑞穂

photo: 深堀瑞穂

収蔵品展061
なつかしき ギャラリー 3&4

project N 70
宮本穂曇 4Fコリドール

2018.04.14[土]- 2018.06.24[日]

五木田智央 PEEKABOO ギャラリー 1&2

近年目覚ましい制作活動で注目を集める五木田智央(1969- )。イラストレーションから出発した五木田は、60〜70年代のアメリカやアンダーグラウンドのサブカルチャーに影響を受け、雑誌や写真にインスピレーションを得た作品を発表してきました。絵画をコラージュ的に構築する発想や方法は、五木田の絵画制作全般において特筆すべき創作の原点となっています。また黒と白のモノクロームを基調とした作品には、計算されたグラデーションや陰影が生み出すエレガントでファッショナブルな魅力、シンプルな描線とデフォルメされた歪な造形のコントラストが醸し出すユーモアやノスタルジー、具象と抽象の間を自由に行き来するイメージの両義性など、多彩な表現の可能性を発散しています。ときに神秘的なイメージや状況設定は、こうした視覚言語の豊饒な可能性を見事に引き出し、鑑賞者の想像力に強く訴えかけて、独自の絵画世界に誘います。本展は新作の絵画、ドローイングを中心にして2000年以降の作品約50点で、五木田智央の魅力を探ります。

《Old Portrait》2016アクリルグワッシュ、キャンバス
個人蔵
Courtesy of Taka Ishii GalleryPhoto: Kenji Takahashi

《Old Portrait》
2016
アクリルグワッシュ、キャンバス
個人蔵
Courtesy of Taka Ishii Gallery
Photo: Kenji Takahashi

収蔵品展062
相笠昌義のまなざし 日常生活(仮題) ギャラリー 3&4

project N 71
平子雄一 4Fコリドール

2018.07.14[土]- 2018.09.24[月]

イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ギャラリー 1&2

イサム・ノグチ(1904-88)は、幅広い活動をした20世紀を代表する芸術家です。ノグチが目指した異文化の融合や生活や環境との一体化は、芸術と社会とのつながりを求める21世紀の先駆ともいえるでしょう。その活動は、今日に至るまで多くのアーティスト、建築家、デザイナーたちに大きな影響を与えています。本展では、ノグチが抽象彫刻の分野にあっても常に「身体」を意識し続けたことや、その意識が子供の遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、ノグチ自身のいう「空間の彫刻」=庭園への情熱へと拡大していったことに着目します。若きノグチが北京で描いた毛筆による身体ドローイングをはじめ、モダンダンスの開拓者マーサ・グラハムとのコラボレーションによる舞台関連作品、日本で制作した陶作品や光の彫刻「あかり」、ニューヨークの《チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園》などの庭園やランドスケープに関わる模型・資料、そして晩年の峻厳な石彫作品まで、ノグチ芸術の全体像を精選した約80点で紹介します。

©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR.Photo by Jack Mitchell.

©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR.
Photo by Jack Mitchell.

収蔵品展063
寺田コレクションにみる抽象(仮題) ギャラリー 3&4

project N 72
木村彩子 4Fコリドール

2018.10.19[金]- 2018.12.24[月]

田根 剛 Archaeology of the Future ギャラリー 1&2

フランスを拠点に活動する気鋭の建築家・田根剛(1979- )の初個展。20代の若さでDorell.Ghotmeh.Tane/Architectsとしてエストニア国立博物館の国際コンペに勝利し、約10年を経て2016年に竣工を迎えたばかりと、世界的に注目が高まっています。また、田根は新国立競技場のデザイン・コンクール(ザハ案選出時)に参加し、「古墳スタジアム」で11人のファイナリストのひとりに選ばれました。著名なプロジェクトがありながら詳しい情報を知る機会が限られてきたため、本展では田根の密度の高い設計活動の全貌を紹介します。建築展開催を継続してきた当館の方針として、「模型や写真だけに頼らず、本人の思考の過程がわかる体感型の展示」を目指し、空間演出にも優れた田根の一面を紹介するため、当館の大空間を活かしたインスタレーションを展開する予定です。本展と同時期に建築専門のギャラリー TOTOギャラリー・間においても田根剛展が開催されます。両展はゆるやかにつながりを持ちながら、注目の若手建築家の活動を全方位から紹介します。

Photo: Yoshiaki Tsutsui

Photo: Yoshiaki Tsutsui

収蔵品展064
水と大気の日本画(仮題) ギャラリー 3&4

project N 73
中村太一 4Fコリドール

2019.01.12[土]- 2019.03.24[日]

石川直樹 この星の光の地図を写す ギャラリー 1&2

世界をフィールドに活躍する写真家・石川直樹(1977- )は22歳で北極点から南極点まで踏破し、23歳で7大陸最高峰の登頂に成功しました。その後も国内・世界各地を旅し、人類学や民俗学の観点から、独自の写真を撮り続けています。本展では北極、南極、ヒマラヤ8000m峰といった極限の地を撮影した各シリーズ、世界各地の洞窟壁画を訪ねた『NEW DIMENSION』、そして日本列島の南北に点在する島々を探索する『ARCHIPELAGO』など、石川の初期から現在に至るまでの活動を、未発表作品を織りまぜて紹介します。石川が関心を向けてきたのは地球上のあらゆる場所に古くから伝わる、生きるための技術(=叡智)であり、国境を越え、複雑に絡み合うネットワークのありようです。石川の身体を通した探究、それは語源に「技術」という意味を持つ「アート」を追い求める旅ともいえます。本展は、私たちが慣れ親しんだ世界地図とは異なるもうひとつの視点から、この地球という星を見つめる機会となるでしょう。

《MAREBITO》(シリーズ作品)2009

《MAREBITO》(シリーズ作品)
2009

収蔵品展065
木版画の魅力(仮題) ギャラリー 3&4

project N 74
大和美緒 4Fコリドール

TODAY'S ART GALLERY

  • 2017年12月19日[火]
    本日の開館時間 11:00 - 19:00
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