東京オペラシティの同時代音楽フェスティバル


2004.5.26[水]─ 5.30[日]

5.26[水] フィルム&トーク 『Magnus Lindberg: Music Matters』
5.27[木] カルットゥネン&リンドベルイ デュオリサイタル[Dos Coyotes]
5.28[金] リンドベルイ オーケストラ作品展[三つの協奏曲]  new
5.29[土] チェロ&クラリネット 公開マスタークラス new
5.30[日] 2004年度武満徹作曲賞本選演奏会 new

 5/31 Update

コンポジション+シンポジウム(シンポージアム)=コンポージアムは、現代音楽の楽しさを優れた演奏で体験できる、東京オペラシティの同時代音楽フェスティバルです。
コンポージアム2004では、現代フィンランドを代表する作曲家、
マグヌス・リンドベルイを「武満徹作曲賞」の審査員に迎え、あわせて彼のブリリアントな最近作を日本初演。フィンランドの名手たちも登場する豪華版です。高品質でお手頃低料金を実現。特に、サラステ指揮/N響が三千円(!)で聴けるオーケストラ作品展は見逃せません。ぜひご来場ください。



マグヌス・リンドベルイ[作曲家・2004年度武満徹作曲賞審査員]


photo (c) Masayuki Nakajima

友人、仲間、そして美しい彼の音楽を愛する人たちに惜しまれながら、作曲家・武満徹はいまだになお私たちの間に存在しています。彼の音楽、心暖まる想い出の数々、幸いにして私自身の心のなかにもたくさん残っているその想い出をとおしてだけでなく、若く才能ある作曲家たちを支援するという観点からなおさらそうなのです。寛大と先見、この二つは、この偉大にして謙虚な音楽家を言い表すとき、つねに欠かせないものではないでしょうか。
武満徹作曲賞の優れた伝統を担う役割を実際に果たせることは、私にとって大きな名誉であり、喜びであります。

マグヌス・リンドベルイ


マグヌス・リンドベルイは、まばゆいばかりの音響の光彩と、その知的構成力の魔術的均衡が、私たちに、信じられないほどの音楽的感動をもたらす。リンドベルイの生み出す響きは、官能性に溢れ、ひとを、かつてないような、陶酔の迷路へと誘うのだが、しかし、聴後の印象はつねに明晰で、私たちは、そこに、新しい自己を見出すに違いない。
武満 徹
サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo.18「マグヌス・リンドベルイ」(1994)パンフレットより(抄)




Information

主催:東京オペラシシティ文化財団
協賛:日本生命、NTT都市開発、小田急電鉄
後援:文化庁、フィンランド・センター
企画協力:白石美雪、沼野雄司

お問い合わせ:東京オペラシティ文化財団 Tel.03-5353-0770