ダニエル・ハーディング指揮
マーラー・チェンバー・オーケストラ
鉄壁のアンサンブルと、
会話のようにニュアンスに富んだ、
21世紀のモーツァルト演奏。
2019/1/10 update
[出演]
ダニエル・ハーディング(指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
[曲目]
モーツァルト:
- 交響曲第39番 変ホ長調 K543
- 交響曲第40番 ト短調 K550
- 交響曲第41番 ハ長調 K551《ジュピター》
チケット情報
- [料金](全席指定・税込)
- S:¥15,000 A:¥12,000 B:¥9,000 C:¥7,000 D:¥5,000
- [チケット発売日]
- Arts友の会優先発売 :8月25日[土](特典:10%割引)
「インターネット予約」会員優先発売:8月30日[木]
一般発売 :9月1日[土] - [チケット取り扱い]
- 東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
- チケットぴあ 0570-02-9999 http://t.pia.jp(Pコード:123-803)
→チケットぴあ:公演詳細ページ - ローソンチケット 0570-000-407 http://l-tike.com/(Lコード:34390)
→ローソンチケット:公演詳細ページ - イープラス http://eplus.jp/
公演について
出演者プロフィール
ダニエル・ハーディング(指揮)
Daniel Harding, conductor

1975年、イギリス生まれ。94年にバーミンガム市響を指揮してプロ・デビュー。さらに96年にはベルリン・フィルとのデビューを飾り、ロンドンのBBCプロムスに史上最年少指揮者として登場。トロントハイム響とノールショピング響の首席指揮者、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、新日本フィルハーモニー交響楽団 Music Partner of NJPを歴任。現在は、パリ管弦楽団音楽監督、スウェーデン放送交響楽団音楽監督、ロンドン交響楽団首席客演指揮者を務めている。またマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)では1998年から2011年6月まで首席指揮者や音楽監督を歴任した(現在は終身桂冠指揮者)。ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ミラノ・スカラ座、ニューヨーク・フィルなどに毎年定期的に出演しており、ツアーや録音も行っている。来日も数多く、99年のエクサン・プロヴァンス音楽祭の引っ越し公演でデビューを飾って以来、2001年ドイツ・カンマーフィル、03年、06年、11年、13年にMCO、07年にロンドン響、10年スウェーデン放送響、13年ミラノ・スカラ座、16年パリ管と共に来日公演を実現しているほか、新日本フィル、東京フィルとの共演、サイトウ・キネン・フェスティバル松本への参加など数々のステージに迎えられており、デビューから現在に至る成長を見守るファンも多く、深い絆で結ばれている。2002年、フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエ授与、2012年スウェーデン王立音楽アカデミーのメンバーに選出されている。
マーラー・チェンバー・オーケストラ
Mahler Chamber Orchestra

1997年創設。世界20カ国から集まった第一級の音楽家45名の中心メンバーが、ヨーロッパを始めとした世界各地で演奏会を行っており、そのレパートリーはウィーン古典派、初期ロマン派から現代音楽や世界初演作品まで及ぶ。また演奏会以外での音楽啓蒙活動・プロジェクトにも積極的に取り組んでいる。創設者であるクラウディオ・アバドと、終身桂冠指揮者のダニエル・ハーディングに芸術的薫陶を受けている他、アーティスティック・パートナーとして、ピアニストの内田光子、ヴァイオリニストのイザベル・ファウスト、指揮者のテオドール・クルレンツィスと、長年にわたって深い音楽関係を築いている。2016年にダニエレ・ガッティがアーティスティック・アドヴァイザーに任命されている。
2017年、マーラー・チェンバー・オーケストラはそのブランドとしての独自性が認められ、ドイツ・デザイン賞特別賞を受賞している。
2017年、マーラー・チェンバー・オーケストラはそのブランドとしての独自性が認められ、ドイツ・デザイン賞特別賞を受賞している。
オフィシャルサイト(英語) https://www.mahlerchamber.com
*曲目、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:ジャパンリアルエステイト投資法人
協力:相互物産株式会社
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:ジャパンリアルエステイト投資法人
協力:相互物産株式会社
ジャストフィットの楽団と、生まれ変わった指揮者と
© Peter Fischli - Lucerne Festival
一つには、いずれも中規模編成の楽団であるということがあろう。彼らはまた、ヴィブラートを抑制的に用いるなど、いわゆるピリオド奏法をなんらかの形で実践している。しかしなんといっても決定的なのは、
自分の指揮姿を録画し、それを何ヵ月にもわたって ── ウィーンのマーク・ストリンガー教授とともに ── 分析し、指揮法を改良した。公私ともにつらい時期にあったがためというが、事情がどうあれ、楽員に鞭を揮うようにも見えたかつてのタクトは影をひそめ、腕が、全身が、オーケストラと共に呼吸するようになった。筆者の場合、この変化を初めて思い知らされたのが、ほかでもないマーラー・チェンバーとの演奏であった。シューマンの交響曲の、なんと美しかったことだろう。
時はそれからまた5年ほど経ち、こんどはモーツァルトの後期3大交響曲を聴かせてくれるという。真価がよりシビアに試される演目であり、関係をさらに深めた自発的集団と、彼らの東京ホームとも言うべきオペラシティでどんな演奏を聴かせてくれるか。今から楽しみでならない。
舩木篤也(音楽評論)