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渡辺睦樹(エレクトーン)

2000年6月13日 出演

023_渡辺睦樹(エレクトーン)

20周年おめでとうございます。B→Cをはじめ、常に新しい音楽の場を奏者にも聴衆にも提供してくださる貴ホールの、益々のご発展をお祈りしています。
当時、クラシック界にまだまだ馴染みの薄かった電子オルガンという楽器をどう聴いて頂こうか、まずはその気負いが大きかったことを憶えています。僕自身がこの楽器について改めて思索を巡らせる良いきっかけとなりましたし、また、そのときに抱いたある指針のようなものは、17年を経た今でも僕の重要なスタンスとして持ち続けるものになりました。奏者にとっても楽器にとっても貴重な機会を与えて頂けたことを、心より感謝しています。

[近況](2017年3月現在)
「電子オルガンというフィルターを通すことで、より一層、その作品の魅力に光を当てたい」という思いは変わらず活動を続けています。また近年は、中規模ホールでのオペラ・アリアや協奏曲の公演において、「小さな躯体から広がる立体的なサウンド」としての電子オルガンの個性に焦点を当てた共演にも取り組んでいます。

(「ヤマハ音楽振興会」サイト内)渡辺睦樹ページ
http://www.yamaha-mf.or.jp/el-player/watanabe/profile_biography.html