公演中止
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- クリスチャン・シュミット(オルガン)
- 指揮者未定
- 東京フィルハーモニー交響楽団
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- J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
- リスト:《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ
- サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 op.78《オルガン付き》
5月1日[土] | 華麗なるパイプオルガン |
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5月26日[水] | 〈コンポージアム2021〉 パスカル・デュサパン トークセッション |
5月27日[木] | 〈コンポージアム2021〉 パスカル・デュサパンの音楽 |
5月30日[日] | 〈コンポージアム2021〉 2021年度武満徹作曲賞本選演奏会 |
7月13日[火] | 池辺晋一郎プロデュース 日本の現代音楽、創作の軌跡 第3回「1931年生まれの作曲家たち」 |
7月21日[水] 7月22日[木] |
音楽の絵本 with パイプオルガン |
8月29日[日] | 侍BRASS 2021 |
11月17日[水] 11月18日[木] |
イザベル・ファウスト J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ 全曲演奏会 |
12月16日[木] | 鈴木雅明 バッハ・コレギウム・ジャパン 《第九》 |
3月2日[水] | 武満 徹 弧(アーク) |
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*日程・公演内容等は変更になる場合がございますのでご了承ください。
公演中止
©Uwe Arens
現在のフランスを代表する作曲家のひとり パスカル・デュサパンを「武満徹作曲賞」審査員に迎え、あわせて彼の音楽世界を紹介します。
©Philippe Gontier
©Philippe_Gontier
《アウトスケイプ》はデュサパン2作目のチェロ協奏曲で、「チェロがオーケストラになることと、オーケストラがチェロになることの間を絶え間なく行ったり来たりする」と作曲家自身は述べています。
後背地を意味する《ヒンターランド》は、オーケストラを伴う弦楽四重奏曲というめずらしい作品。Hapax(ただ一度だけ)という副題のとおり自身にとっても二度とない編成のこの作品はアルディッティ弦楽四重奏団を想定して書かれました。
オーケストラを一つの楽器と捉え、その独奏曲を作曲するというコンセプトの「オーケストラのためのソロ」全7作シリーズはデュサパンの代表作として知られます。その第2作《エクステンソ》は「拡張する」という意味のラテン語で、フランス国立リヨン管弦楽団の委嘱により作曲、エマニュエル・クリヴィヌ指揮の同楽団で初演された作品です。
フランス現代音楽界の系譜とは一線を画し、独自の世界を描き続けているデュサパンの音楽をお楽しみいただきます。
世界中の若い世代の作曲家たちを対象としたオーケストラ曲の作曲コンクールが「武満徹作曲賞」です。毎回たった一人の作曲家が審査にあたることや、受賞者たちのその後の活躍により世界的に知られています。23回目となる2021年の審査員はパスカル・デュサパン。32カ国(出身国・地域)から集まった91曲の応募作品の中から、デュサパン自身による譜面審査によって選ばれた作品が演奏され、受賞作品が決定します。
撮影:武藤章
当財団のミュージック・ディレクター池辺晋一郎プロデュースによるシリーズ第三弾。
第一弾の1929年生まれの作曲家というテーマを引き継いで、昨年は1930年、そして今年も生誕90年となる1931年(昭和6年)生まれの作曲家を特集します。昭和18年生まれの池辺にとって一世代上となる先達の作品を、今一度まとめて振り返り、その挑戦的な精神を次代に伝えていきたい、という思いが当シリーズには詰まっています。この昭和一桁生まれ世代は、自我が形成される10代に戦争があり、終戦とともに自らを見つめ、これからどうやって生きていくかを問い、作曲という行為にその人生を注ぎ込んでいったのでしょう。多くのすぐれた作曲家がこの世代から生まれています。
動物たちによる楽しい演奏で、毎年子供たちを中心に大人気の演奏会。よこはま動物園ズーラシアのマスコットキャラクターとして誕生し、今では日本全国、さらにはアジアでも公演が行われる人気者になりました。
ユーモラスな仕草が人気の金管五重奏「ズーラシアンブラス」と、優雅な弦楽四重奏「弦うさぎ」、さらにはホールが誇るパイプオルガンを迫力のサウンドで鳴らす「オルガンオウル」の組み合わせでお贈りするこの公演は、音楽の楽しさでいっぱいです。演奏会の最初から最後まで、毎回趣向を凝らした楽しいプログラムで夢と感動に包まれた音楽会は、お子様たちの初めてのコンサート体験としても最適です。
撮影:藤本史昭
スタジオ、ジャズのトップ奏者とオーケストラのトッププレイヤーたちが結集した「侍BRASS」、2006年のデビューコンサート以来パワフルかつ洗練された演奏で聴衆を魅了し続けています。回を重ねるごとにそのサウンドはさらに磨かれ、年々熟成していく大人のアンサンブルとしてますます魅力を増してきています。
和のテイストにこだわったオリジナル曲に、センスの良い名曲の新アレンジを取り混ぜたプログラム、さらには楽譜出版やCDリリースも含めた多角的な展開で、楽器をたしなむ中高生から、音楽を愛する大人まで、常にファンの心をつかみ続けています。ブラスアンサンブルの新たな可能性を追求し続ける「侍BRASS」は、高度なテクニックで観客を唸らせ、楽しいトークで笑わせる、最高のエンターテインメントです。
© Felix Broede
現代最高のバッハ演奏家のひとりイザベル・ファウストによる、J.S.バッハ「無伴奏」全6曲を二夜に渡ってお届けします。様々なテクニックが要求される難曲でありながら、その技巧の先に深淵な哲理を感じさせるこの名曲。ファウストの演奏は、考え抜かれた知的な解釈と、それにもかかわらず失われない自由さで多くの人を惹きつけています。 意外にもファウストが東京オペラシティ コンサートホールの舞台に立つのは今回が初めて。当ホールでどのような演奏を響かせてくれるか、期待が高まります。
© K. Miura
「抱き合え、何百万もの人々よ!」と人類愛を歌いあげる熱いメッセージが、200年後の私たちの心をも惹きつける名曲《第九》。 日本の年末を彩る風物詩《第九》を、世界的演奏家集団バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の演奏でお届けします。 オーケストラが演奏するのは古楽器と呼ばれるベートーヴェンが作曲した当時の楽器やそのコピーで、聴きなれた名曲も新鮮な輝きを放ちます。また少数精鋭の合唱団は、長年バッハ作品を歌うことで極めてきたドイツ語の発音によって、歌詞に込められた想いを聴き手に届けます。鈴木雅明の指揮のもと、管弦楽と合唱が一体となった美しいハーモニーで、一年を締めくくるにふさわしい名曲の名演奏が期待されます。
©Schott Music Co. Ltd., Tokyo
©Angie Kremer
20世紀を代表する作曲家、武満徹(1930〜1996)は、東京オペラシティ文化財団の芸術監督をホールの準備段階からつとめたゆかりの深い存在で、当ホールでは1997年9月の開館以降、これまでもたびたびその創作の世界を紹介してきました。今回はオーケストラ配置の特殊さゆえ実演機会も稀な《弧(アーク)》全曲演奏を核にして、武満の名を世に知らしめた《弦楽のためのレクイエム》など、1950〜60年代の作品を中心に紹介します。武満とその音楽を熟知したレジェンドをピアニストに迎え、次代を担う指揮者が果敢に若き武満の作品に挑む、新しい時代へ受け継がれる武満の姿を聴かせてくれることでしょう。