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- 大町陽一郎(指揮とお話)
- 三舩優子(ピアノ)
- 東京フィルハーモニー交響楽団
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- ブラームス:大学祝典序曲op.80
- アディンセル:ワルソー・コンチェルト
- ブラームス:交響曲第1番 ハ短調op.68

4月23日[水] | ウィークデイ・ティータイム・コンサート 6 大町陽一郎 三舩優子 東京フィルハーモニー交響楽団 |
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5月21日[水] 5月22日[木] |
〈コンポージアム2008〉スティーヴ・ライヒの音楽 1 〈コンポージアム2008〉スティーヴ・ライヒの音楽 2 |
5月24日[土] | 〈コンポージアム2008〉スティーヴ・ライヒ トーク・セッション |
5月25日[日] | 〈コンポージアム2008〉2008年度武満徹作曲賞本選演奏会 |
7月18日[金] | 〈アーツシャワー 2008〉侍BRASS |
7月28日[月] 7月29日[火] |
〈アーツシャワー 2008〉ズーラシアンブラス&弦うさぎ「音楽の絵本」 |
9月25日[木] | ウィークデイ・ティータイム・コンサート 7 井上道義 ギドン・クレーメル クレメラータ・バルティカ オーケストラ・アンサンブル金沢 |
10月28日[火] | エルヴェ・ニケ指揮 ル・コンセール・スピリテュエル |
11月7日[金] 11月9日[日] |
チェチーリア・バルトリ リサイタル |
12月7日[日] | 東京オペラシティ+バッハ・コレギウム・ジャパン 2007→2009ヘンデル・プロジェクト II 《ユダス・マカベウス》 |
コンサートに行きたくても、高齢になると夜の外出は困難という声が増えています。また、主婦層をはじめ、休日や夜にコンサートに出かけるのは一苦労という方も少なくありません。そんな方たちのために、平日の昼間、気軽に、しかし本格的にオーケストラの演奏会を楽しんでいただこうという「ウィークデイ・ティータイム・コンサート」。毎回ほぼ満員のお客様がご来場くださり、新しいコンサートのスタイルとして話題となっています。昨年からほぼ半年に1回のペースでの実施となりました。6回目は、登場のたびに大好評を博す大町陽一郎指揮 東京フィルのコンビが、とっておきのプログラムを披露します。
現代作曲界のスーパースター、スティーヴ・ライヒを「武満徹作曲賞」の審査員に迎え、あわせて彼の音楽世界も紹介します。
久しぶりのライヒ来日となるこのプロジェクトのために、世界屈指の現代音楽アンサンブル「アンサンブル・モデルン」(ドイツ)、イギリスの声楽アンサンブル「シナジー・ヴォーカルズ」、そして数々のライヒ作品を指揮してきたブラッド・ラブマンという、ライヒの信頼も厚い強力なスペシャリストたちが集結します。
ライヒ、アンサンブル・モデルン、東京オペラシティの三者で練ったプログラムは、限られた編成を生かしたバラエティに富むものです。パキスタンで殺害されたユダヤ系アメリカ人ジャーナリスト、ダニエル・パールの遺した言葉と旧約聖書のダニエル書をテキストにした近作《ダニエル・ヴァリエーションズ》の日本初演、まるで中世の音楽のように響く声楽作品《プロヴァーブ》、ライヒ自身が演奏に参加する《ドラミング パート1》、そして圧倒的人気を誇る代表作《18人の音楽家のための音楽》と、聴きごたえ充分。ライヒ&ミュージシャンズの来日公演(1996年10月)から12年、そして『The Cave』上演(1997年9月)から11年。まさにファン待望の企画です。
© Wonge Bergmann / Dominik Buschardt /
Barbara Fahle / Jo Röttger -
for AVENTIS FOUNDATION / Michael Löwa
前半は、スティーヴ・ライヒが自身の音楽と近作《You Are (Variations)》について語り、同曲をCDで鑑賞。後半は、ミニインタビューと、会場との質疑応答という構成で、約2時間を予定しています。ライヒの生の声に触れるチャンスです。
© Jeff Herman
「武満徹作曲賞」は、ただ一人の作曲家が審査員をつとめるというユニークさと、受賞者のその後の活躍などにより、今や世界的に知られている作曲コンクールです。 10回目となる2008年度の審査員はスティーヴ・ライヒ。これまで作曲コンクールの審査依頼はすべて断ってきたというライヒが、本作曲賞の趣旨に賛同し、初めてコンクールの審査員を務めるというのも大きな話題です。今回に限り、ライヒ自身の強い希望により、オーケストラ作品ではなく、アンサンブルのための作品を対象としています。世界27カ国から集まった76作品の中から、ライヒがいかなる才能を発掘するか、注目です。
「アーツシャワー」は、夏休み期間中に子供から大人まで気軽に芸術文化を楽しんでいただくために、東京オペラシティ街区に関係するさまざまな施設・団体が協力して実施する催しです。
一昨年のデビューコンサートに続いて昨年も大盛況。パワフルかつ洗練された演奏で聴衆を魅了するスーパーアンサンブルです。オリジナル作品、名曲、新編曲を取り混ぜ、楽譜出版やCDリリースも含めた多角的な展開で、アマチュアのブラス奏者たちの大きな関心を呼んでいます。ジャズのトップ奏者とオーケストラのトッププレーヤーたちが結集した「侍BRASS」は、ブラスアンサンブルの新たな可能性を追求し続けます。その巧さと楽しさは、ブラスファンのみならず、誰もが楽しめること間違いなし。
2008年夏、東京オペラシティでの彼らの新たな挑戦にご期待ください。
撮影:池上直哉
アーツシャワーの中でも、毎年爆発的な人気のズーラシアンブラスと弦うさぎが今年もやって来ます。よこはま動物園ズーラシアのマスコットキャラクターとして誕生し、「子どもたちの音楽への興味を沸き起こし、これから花開く可能性を持った素晴らしい感性の導火線に火をつけること」を目的として活動するズーラシアンブラスとその仲間のうさぎたち。見た目はユーモラスですが、実力は折り紙つき。それもそのはず、マスクをかぶっているのはいずれもプロオーケストラ等で活躍する演奏家たちなのです。家族で楽しめるコンサートとして今回も人気を集めることでしょう。
© Benjamin Lee
恒例となった「平日昼間」のオーケストラコンサート。 7回目は、第5回(2007年9月)でも人気を博した井上道義音楽監督率いるオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)と、世界的ヴァイオリニスト、ギドン・クレーメル率いるクレメラータ・バルティカの共演で、北欧の大作曲家グリーグとシベリウスの特集をお贈りします。ハイライトは、クレーメルがソロをつとめるシベリウスの協奏曲。本格的な平日のマチネを謳うこの企画にふさわしい、クラシック・ファン垂涎の顔ぶれと曲目です。
チェンバロ、オルガンの名手にして優れた指揮者でもあるフランス・バロック界の鬼才エルヴェ・ニケ率いる古楽器オーケストラ。今回の演奏会は、構想に5年を費やし、当時の奏法を厳格に守ってヘンデル作品を「再現」したプロジェクトの日本初公演。単に古い楽器を使っているというだけでなく、現存しない楽器はすべて作ってしまう徹底ぶり。バロックオーボエ、リコーダー、バロックバスーン、ナチュラルトランペット、ナチュラルホルン、打楽器、そして弦楽器など、総勢約80名という巨大な編成で鳴り響く自然倍音列による衝撃的な演奏は、まさに聴いてびっくり、見ためも迫力満点です。この演奏によるCD(MGCD-921606 輸入版 東京エムプラス)は、すでに世界各国でベストセラーとなっており、日本でも大ヒット。バロック・ファン待望の来日であり、芸術性の高さとエンタテインメント性が融合した、華やかな公演です。
東京オペラシティ文化財団は、開館以来、世界的評価を獲得しているバロック・アンサンブル、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)によるバッハやモンテヴェルディの大作、モーツァルト《レクイエム》などいくつもの公演を主催し、また、BCJも当ホールを定期演奏会の会場とするなど、密接な協力関係を築いてきました。そして開館10周年となった2007年から、2009年のヘンデル没後250年に向けて、毎年末ヘンデル作品を取り上げる全3回の演奏会シリーズを開始、第1回《エジプトのイスラエル人》は大きな話題を提供しました。バッハと同年生まれで国際的に活躍したヘンデルには、旧約聖書をもとにした雄大で劇的なオラトリオや、さまざまな様式に挑戦したオペラなど多数の作品がありますが、日本では《メサイア》と一部の器楽曲以外あまり知られていないのが現状です。そのような知られざるヘンデル作品の魅力を再発見すべく、音楽監督・鈴木雅明が、合唱作品を得意とするBCJの力を最大限に発揮する選曲を行います。
第2回は《ユダス・マカベウス》。シリア王からエルサレムを奪回する英雄譚で、第3部の合唱「見よ、勇者は帰る」が表彰式の音楽の原曲として知られる親しみやすいオラトリオです。
© K.Miura
毎年斬新な企画で大きな話題を呼んできた、山下洋輔の東京オペラシティ・ニューイヤー・コンサート。2009年からは山下はプロデューサーとして、魅力ある音楽家たちの新たな姿をご紹介していきます。
2009年は、NHK交響楽団の首席オーボエ奏者としてのみならず、「のだめコンサート」をはじめとする解説付きコンサートの企画・指揮、執筆などマルチ・フィールドで活躍中の茂木大輔が、「山下洋輔の世界」を指揮・演奏するスペシャル・コンサートです。
山下が筒井康隆の新作小説『ダンシング・ヴァニティ』に想を得て、挾間美帆と共作し、自らも演奏に参加する「交響詩」の初演や、山下の影響で作曲された茂木大輔自身の作品など盛りだくさんのプログラム。
自ら「筒井康隆・山下洋輔文化圏出身である」と広言して憚らない茂木大輔だからこそ可能な、フリー・ジャズとクラシックのコラボレーションによる、エネルギッシュな音楽世界にご期待ください。
© 満田聡
© Masashige Ogata
2007年3月に登場し、情熱的な演奏とサービス精神にあふれたトークで大好評を博した小林研一郎率いるオランダ・アーネム・フィルが再来日します。今回は、日本を代表するピアニストの一人、中村紘子を独奏に迎える豪華版です。お茶の間にも知名度の高い二人の巨匠のそろい踏みは、このコンサートのファンの間でも話題を呼ぶに違いありません。ウィークデイの午後がますます充実です。