東京オペラシティ文化財団

コンサートホール
コンサートホールトップ
コンサートカレンダー
主催公演
チケットの購入方法
施設のご紹介/貸ホールについて
座席表
過去のコンサートカレンダー
武満徹作曲賞


レストラン&ショップ
関連リンク
前のページに戻ります

2008年2月29日[金]19:00 コンサートホール

アストル・ピアソラ没後15年(2007年)記念

幻のオラトリオ《若き民衆》 日本初演



公演について


タンゴの革命児アストル・ピアソラが、オラシオ・フェレールとともに手がけた幻のオラトリオ《若き民衆》、日本初演!
映画「12モンキーズ」のテーマ曲として知られる《プンタ・デル・エステ組曲》と、本公演のキーパーソン 小松亮太への委嘱新作にも注目。


アストル・ピアソラ没後15周年にあたる2007年にちなみ、正式な演奏記録がほとんど残っていないピアソラの幻のオラトリオ《若き民衆 El Pueblo Joven(エル・プエブロ・ホーベン)》を本邦初演します。
バンドネオン・ソロ、女性歌手、ナレーター、バレエ(今回の上演ではバレエ無し)、コーラス、ドラム、ギター、ピアノ、打楽器、弦楽オーケストラのための《若き民衆》は、1971年にドイツのTV局のために書かれ、ピアソラ自身のバンドネオン、女性歌手アメリータ・バルタールらによって初演、放送されたもの。脚本/詞はタンゴ詩人オラシオ・フェレール。1971年12月にザールブリュッケンの第2テレビで放送された記録があります。情熱的なタンゴのリズム、ロマンチックな節回しなど随所にピアソラらしさが光る約50分の大作。本場アルゼンチンから歌手とナレーターを招き、ピアソラ解釈者でもある小松亮太が特別編成するオーケストラとともにおおくりします。
オラトリオに先立ち、ブルース・ウィリス、ブラッド・ピットらが出演した映画『12モンキーズ』のテーマ曲として有名ながらも、実際に演奏される機会がほとんどない《プンタ・デル・エステ組曲》、そして本公演のキーパーソン、小松亮太の新作の世界初演もぜひお聴き逃しなく。


メッセージ

小松亮太
© 西田航
このオラトリオが後世に残るグレイトな作品なのか、それともリベルタンゴで有名な南米の作曲家が、半分楽しみ、半分実験のつもりで書いた「彼個人の意欲作」なのか、正直言ってまだ全然わからない。
図々しい話だ。お客様をお呼びしておいて、しかしわけもわからずやってみるのだ。なんてことだ!

1970年代にヨーロッパで初演されていながら様々な「大人の事情」によってほとんど再演されなかったこの因縁深い作品の真意を理解するには絶対に時間がかかる。「とにかくやる、やってみる」という状態に追い込まれながら、立ち向かっていくしかない。
いま言えるのはそれだけだ。とにかくピアソラがせっかく書いた大作だ。一生懸命この初演をやる。来ていただくお客様には、そこのところに賭けていただきたい!

小松亮太



あのピアソラにまだ「幻の作品」があった!

アルゼンチン・タンゴの枠に留まらず、20世紀の音楽の重要な作曲家として認められた鬼才ピアソラ。92年に彼が亡くなった後のブームには功罪あったと思うが、その中でピアソラの全貌はほぼ明らかになったと思い込んでいた。
しかし、いまだに「幻」として、その全体像が見えない作品もあったのだ。それが今回演奏される《若き民衆》だ。詩人オラシオ・フェレールと歌手アメリータ・バルタール、そしてピアソラによるコラボレーション作品である。多くの演奏家が取り上げた《ブエノスアイレスのマリア》をさらに発展させた作品という印象が強い。フェレール台本による朗読の部分もたっぷりあるし、そこにピアソラがつけた音楽も弦楽オーケストラやコーラスを使った充実したもの。もちろん女性歌手の存在感も重要な要素だ。
随所に、ピアソラならではの冴えたリズムと、クールな叙情を感じさせるメロディが溢れている《若き民衆》。小松亮太という最高のピアソラ理解者によって、いま、その幻の世界が開かれようとしている。

片桐卓也(音楽ジャーナリスト)



[作曲・作詞家について]

アストル・ピアソラ
Astor Piazzolla(1921〜1992)

アストル・ピアソラ

アルゼンチンの作曲家/バンドネオン奏者。ジャズやロック、そしてクラシックの語法や様式を取り入れたまったく新しいタンゴ音楽を作りだした革命的音楽家。20世紀音楽史の中で独特の地位を占め、その作品は、現在も世界中で非常に高い人気を誇っている。


 

オラシオ・フェレール
Horacio Ferrer(1933〜 )

オラシオ・フェレール
ウルグアイ生まれの、現代タンゴ最高の詩人。ピアソラとは黄金コンビとして有名で、《ロコへのバラード》《若き民衆》など、数々の傑作を生み出した。多作な作詞家だった他、タンゴ雑誌の編集や本の執筆を経て、タンゴ史学者としての地位も確立。


公演トップ
公演について
出演者プロフィール
ページトップへ
プライバシーポリシー サイトポリシー