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その音、衝撃波!
現代音楽のスペシャリストが描く、豊饒かつ過激な西村朗の弦楽四重奏曲の世界。新作世界初演も。
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| 西村朗とアルディッティ弦楽四重奏団メンバー |
1988年の《ヘテロフォニー》の最終稿初演以来、西村と絶大な信頼関係で結ばれてきたアーヴィン・アルディッティ率いる弦楽四重奏団が、彼らにとっても初の試みとなる「西村朗全曲演奏会」を行います。
彼らのために書かれ、高速度のパルスがバリ島のケチャを思わせるリズムで飛び交う第2番、鳥たちの叫びにも似たハーモニクス・グリッサンドの呼び交わしで始まる第3番に加え、10年ぶりの新作であり、「ヒンドゥー教の神ヴィシュヌを題材とした物語性のある内容」(西村)という第4番の世界初演で締めくくられる豪華版。
かつてアーヴィンは西村に「演奏の難しい曲を書いてほしい」とリクエストしたといいます。作曲家と演奏家が互いの技術を極限まで追求して生まれるスリリングな“共同作業”の瞬間に、ぜひお立会いください。
弦楽四重奏は、室内楽の分野では、私なりに大事に書き綴ってきたものです。新作は、第3番から10年経っていることもあり、これまでの作品とは趣を変え、ナラティヴ(物語的)なものにするつもりです。具体的には、ヒンドゥー教のヴィシュヌの変容の一つである、頭がライオンで体が人間という“ヌルシンハ”がテーマです。この話をアーヴィンにしたら、「俺のことか」と(笑)。なお、“ヌルシンハ”については、私はすでに《ヴィシュヌの化身》というピアノ曲の中で扱っています。
西村 朗(2006年11月29日記者発表での談話より)
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