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伊東の最新概念「エマージング・グリッド[生成するグリッド]」とは?

情報化が進んだ現代、人間や都市の活動は以前と比較にならないほどの速度と多様性を持つようになりました。均質なグリッド[格子]の美学を追究し、合理性と抽象性のもとに多様性をそぎ落としてきたモダニズム建築を、伊東はより複雑で豊かな秩序を内包する「エマージング・グリッド[生成するグリッド]」という概念をもって超えようとしています。規則的で無機質な空間から複雑で有機的な空間へ、この21世紀のグリッドは建築を自然のシステムに近づけ、建築と人間との関係に無限の可能性を与えようとするものです。
展覧会は「エマージング・グリッド」にもとづく最新プロジェクト、《台中メトロポリタン・オペラハウス》によって幕を開けます。床とも壁ともつかない三次元曲面の連なりによって生まれる洞窟のような空間は、生々しいほどの生命力にあふれ、人々の複雑で豊かな活動を受容するおおらかさを持つものです。会場では約4mの大型模型、CG映像などによって、この新しい空間の原理が示されます。

台中メトロポリタン・オペラハウス・プロジェクト 2005 -
photo:大橋富夫

台中メトロポリタン・オペラハウス・ プロジェクト 2005 -
photo:大橋富夫

台中メトロポリタン・オペラハウス・プロジェクト イメージCG 2005 -
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